石田衣良のレビュー一覧

  • 40 翼ふたたび

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    積読しているのを思い出し、急に読みたくなって読んだ。
    この著者と相性がイイのか、いつものように一気読み。
    かなり読みやすいです。
    自分も40歳に近い年齢になってきたが、最後まで読んで歳を重ねるのも悪くないと感じた。
    読後感も良いです。
    40歳になった時、壁にぶち当たった時にまた読んでみようと思う。

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    2016年04月24日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    ネタバレ

    社会の弱者の話で、今から約十年ほど前に書かれた話なのに、当時より今の方が切迫した状況にあるのかもしれないと思いました。

     『千川フォールアウト・マザー』はシングルで子どもを育てている若い母親がコンサートに行っている間に、運悪く、一人で留守番していた3歳の子供が3階のバルコニーから転落してしまう話。
    一人で仕事と子育てを頑張ってきた若い母親ユイが、友達から大好きなアーティストのコンサートに誘われ、行きたいと言う。その間、3歳の子どものことをマコトに見てもらいたいと頼みに来たのだが、マコトもその日は取材があって駄目だった。
    どうしても行きたかったユイは子どもの食事を用意し、お昼寝をしている間に出かけてしまったのだが…。

     そのことが新聞にのり、ユイは世間から非難されてしまいます。二年間休まず仕事と子育てを頑張ってきたのに、たった一日の息抜きさえ贅沢と言われる、胸が痛みます。
     弱った彼女の心につけこむ悪い男。それを撃退したのがマコトの母親です。ユイが身も心も崖っぷちなのをみて、「だったら子どもを捨てな」と言う。捨てると言っても一時期涙を呑んで子どもを施設に預け、生活を立て直してから引き取りなさい、ということらしい。
     マコトの母親も一時期そうしたことがあったようです。それでも、ちゃんと人の役に立つ男に育っているマコトを頼もしく思い、自分の子育てに安堵していることでしょう。なんだかんだと言いたいことを言い合える親子っていいですよね。
     ユイが一日も早く子どもを引き取り、幸せに暮らせるようになってくれればよいなぁと思います。

     表題作『非正規レジスタンス』も弱者、派遣労働者の話でした。
    足を伸ばして寝ることが出来ず、大切な持ち物はコインロッカーに預けて、日々の派遣労働で何とか生活している、地方から出てきた若者。保険証がないので病気になっても病院に行けない。職場で怪我をしても派遣先が労災を使ってくれない。
     そんな労働条件を何とか改善しようというフリーターズユニオンがあるのだが、それに加入している者が次々と襲われてしまう。マコトが知り合ったサトシも襲われて怪我をしてしまった。
     サトシのためにも大手派遣会社と闘う決意をしたマコト…。

     地方から出てきた者が安定した生活をするためには、やはり安定した収入(職)がないと厳しいと思います。
    ですが、なかなか正社員での採用が難しい今の状況では、普通の生活すらも夢なのかもしれません。

    なんだか切なくなる話でした。

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    2016年04月17日
  • 愛がいない部屋

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    サラッと読める短編集、共感できるところの沢山ある作品でした。
    [落ち葉焚き]は63才、夫を亡くした女性の恋愛は切なくて、[指の楽園]は15才も年下の男性への淡い恋、10話入っていますが、どれも良かった!

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    2016年04月07日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    そうか。
    巻を追うごとにキングが人間らしくなってきていることが気になっていたけど、確信犯だったんだな。
    キングではなく、安藤崇という一人の若者の顔が少しずつのぞいている。
    マコトもトラブルシューターのマコトではなく、真島誠として歩きはじめる。

    日本社会の変動はここ数年で加速がついたように大きく変わり、多分キングもマコトもそのままの姿で社会とかかわっていくのが難しくなってきているのだろう。
    少し間をおいて書かれた11巻がどのようなものになっているのかが楽しみだ。

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    2016年03月30日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    もう安定の、世相を切り取った風俗(フーゾクではない)小説と言っていいでしょう。
    キャッチセールス、ホームレス、出会い系、そして研修制度を悪用した外国人の違法就労問題。

    サルやキングも健在で、久しぶりにラジオも活躍。
    盗撮及びデジタル加工者として。
    しかし、タカシが炎天下ビラまきなどしてはダメだよ。
    キングなのだから、そういうことは手下にやらせないと。
    最近のタカシは妙に腰が軽くていかん。

    今回の白眉は表題作。
    途中までは「これは池袋だけではいかんともしがたいよなー」なんて、ちょっと冷めた目で読んでいたけど、マコトの母さんの肝っ玉の太さに脱帽。

    それで世の中を変えることは出来ないよ。
    でも、そんなことできる人なんて、そうそういない。
    必要と思えば、やれることをする。
    シンプルで強い人だ。

    “生きていることは、人間の抱えるすべての問題に関係を持つことなのかもしれない。”

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    2016年03月15日
  • 夜の桃

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    ネタバレ

    いわゆる不倫?小説?性愛小説?
    ……ていうのはどうして最後にきれいに崩壊して、終わり、なんだろう。。。
    と最後半、鬱々としながら読んでいたけれど、うちひしがれた最後にまた、更に危ない橋を渡っていく雅人にしょうがないなぁーという気持ちが(笑)

    どんなにぴったりで、満たされて、終わることなどないと思った相手でも、その時、が来てしまえば女にはもう完全に過去の人。
    その潔いまでの残酷さにビビった私は、一応女、です。

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    2016年03月15日
  • 水を抱く

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    【水を抱いたことがない人には必要がない物語】

    この話を薄っぺらいと言うのは、きっとこれがフィクションだと言える幸せな人なんだろうと思う。私はちょっと前まで水を抱きしめようと四苦八苦していた。彼は水を抱くことを諦めていないようだけど、私は草臥れて手を伸ばすのをやめてしまった。

    この作品の官能的なシーンになんの魅力があるだろうか。それこそ私にはわからなかった。ただ、やはりわかりやすくセックスは心の近くにある。確かに様々なデリケートな話題を作中では荒っぽく扱っている。けれどそれこそ作者の強い意思を感じた。あくまでも主観ではあるが、震災に対して、セックスに対してもう少し違ったアプローチをしてもいいのではないだろうか。そう問われている気がした。彼と別れて私は1度も異性と二人きりの食事をしていない。異性に見せるための洋服を買っていない。異性を笑わせるためのプレゼントを買っていない。だからなに?と別にそれの何が悪いと思う自分もいる。だけど、虚しいさみしい辛いと泣いてる自分もいる。

    弱い人だとありきたりな人だと笑われるかもしれない。読み終わってそんな自分が変わるわけでもない。だけど、不毛だとわかりきった悩める夜を明かした人だけが(明かさない方が断然幸せだと思うけど)、得られる何かがこの本には詰まってると思う。

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    2016年03月10日
  • 6TEEN

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    14歳から16歳に少し成長した4人。悩みも大人になったようだ。本の中の話であるにも関わらず、いつまでもこの友情を大事にして欲しいと願ってしまう。4人の友情の爽やかさも羨ましく思う。

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    2017年09月26日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    ネタバレ

    今回は同じくらいの長さの短編が4作。
    シングルマザーが置かれている過酷な状況「千川フォールアウト・マザー」
    集まってボランティアで街のゴミ拾いをする若者たち「池袋クリンナップス」
    別れた彼から、恥ずかしい写真をネタに脅迫される「定年ブルドック」
    そして表題作「非正規レジスタンス」

    最初と最後の作品が、奇しくも社会の底辺から這い上がれない若者たちの姿を描く。

    シングルで子どもを育てるのに必要な保育園が足りない。
    だから夜子どもがが寝ている間に必死で働き、昼間は家事と育児で毎日が過ぎていく。
    身も心も疲れ切ったなかで、ちょっとだけ息抜きをしたその時子どもがけがをしてしまう。
    「鬼母」「親の資格なし」と、世間から責められる毎日。

    困った時にちょっと手を貸してくれる人、話を聞いてくれる人がいたなら、耐えられたかもしれない。
    一人で全てを抱えるには、母親だって余りにも若すぎる。

    今回はマコトの母親が活躍した。
    「そんなに大変なら子どもをを捨てろ」
    一度施設に預かってもらって、生活を立て直してから迎えに来ればいいと、ケースワーカーを紹介する。
    この解決が必ずしも正しいのかはわからないけれど、ひとりで悩んでいても解決できないのなら、誰かを頼っていいと私も思う。
    手助けもしないで「かくあるべし」と糾弾する権利は、誰にもないと思うし。

    そして「非正規レジスタンス」
    フリー他なんてやっているのは、怠け者だからだ。というのはもう、正しくはない。
    一生懸命勉強していい大学に入ったって、就職できない人が大勢いるのが現状なのだ。
    そして就職したはいいけれど、サービス残業、長時間労働で疲れ切り、大人としての判断力さえ奪われている人たち。
    気が付いたら底辺に押しやられ、這い上がることはほぼできない。

    “職業を斡旋する際には、厚生労働省令で手数料の上限が決められているんだ。上限でも10.5パーセントなんだ。それも月給の半年分のね。でも、日雇い派遣にはマージンの上限がまだ決められていない。”(作品中、サトシは4割のマージンを取られている)

    “明日が今日よりも貧しくなる。子どもが親よりも乏しい選択しか与えられない。サトシのようにまじめに働く若いやつが、じりじりと格差のどん底に滑り落ちていく。それはこの六十年間で、俺たちに初めて起きている事態だった。”

    “おれは日雇い派遣の裏側にある真実が、ようやくわかってきた。ここには誰ひとり責任を取る人間がいないのだ。すべての責任は使い捨てにされるフリーターにある。無限の自己責任。”

    最初から就職できず、または体を壊して会社を辞めて、またはリストラされて、一度はみだしてしまえば二度と戻ることは出来ない一般社会という囲い。
    崖っぷちを歩いている人は、いつ何時何があって崖から転落するかわからない。
    そしてその可能性は、誰にでもある。

    そんなリアルな世の中の仕組みを、改めて突き付けられた。

    ところで、マコトがボランティアで街のゴミ拾いをするとしても、タカシは絶対にやらないと思う。
    タカシはやらない。
    ただ、空き缶やたばこの吸い殻をポイ捨てするやつを見つけたら、フルボッコだ。
    池袋のキングだからね。

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    2016年02月28日
  • マタニティ・グレイ

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    ちょうど今妊娠5ヶ月。年齢や、働いていることなど、色々共通点が多く感情移入しやすかった。ありそうでないマタニティ小説。男性でここまで描けるのはすごい。
    妊娠から出産までを追うので、産休制度の拡充とか、わりとあっさりではあったけれど、さくさくテンポよく読めるので楽しめた。

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    2016年02月22日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    ネタバレ

    シリーズ初期のころに比べたら、残酷な、またはグロテスクな事件はなくなり、日本社会の縮図のような事件がメインとなっている。

    今回は振り込め詐欺、キャッチセールス、放火。
    社会の閉塞感、学校での疎外感、家庭での圧迫感。
    少年たちを取り巻く環境は過酷であっても、どの少年たちも、自分の足で歩きだそうとするところで終わるのがいい。

    そして最後の中篇。
    表題作は、Gボーイズの内紛がメインなので、割と暴力シーンも多かったけれど、読後感はとてもいい。
    それは殺伐とした世界に身を置きながらも、変わることのないマコトとタカシの友情が前面に描かれていたから。

    本当に危険なことにはマコトを巻きこみたくないと思うタカシと、安全な時だけ一緒につるんで危険な時は知らん顔なんて友だちじゃないだろうと言うマコト。
    熱い男マコトとクールなタカシの友情が、実にいいんだよね。

    「骨音」で挫折しなくてよかった。

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    2016年02月15日
  • ブルータワー

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    現代から精神だけ200年後に飛ばされた、平凡な中年男がウイルスで死に行く世界を救おうと必死になる話。
    ところどころ心温まるやり取りとか、泣けるところとかあって面白かった。
    最後は爽やかに終わった。

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    2016年02月13日
  • 40 翼ふたたび

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    40になって、大手広告代理店をやめたおじさんが、現実に絶望し、くさくさしながらも仕事をしていっているうちに、いろんな人と出会い、成長し、誰かを助け、40歳だけど人生終わったわけではなく、これから第二章が始まるんだ!
    と思えるようになるまでの短編連作。
    40代のオタクフリーターや、没落IT元社長、がん患者などが出てきて、色々てんこ盛り。
    実際はこんなにうまくはいかないだろうけど、でも、こうなったらいいね。という終わり方をしていた。

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    2016年02月13日
  • 明日のマーチ

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    ネタバレ

    よくある話だけど、大変良く物語られている。特に前半はなんとなくギクシャクしていた4人がだんだん強いきずなで結ばれ、周りの人も巻き込んで大きなムーブメントになっていく盛り上げ方はさすが。ラストは感動的。

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    2016年02月04日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    ネタバレ

    この巻は、話の内容も構成もよかった。

    女子高生のスカートの中を盗撮しては、画像を売りさばく小学生。
    それを知った高校生が、俺たちも仲間に入れろと言いだし、さらには常識も何も通じないクレイジーな男までが介入してきて…。「灰色のピーターパン」

    通り魔に襲われ、一生治らない傷を負わされ夢をあきらめざるを得ない兄。
    その仇を取ってくれ。同じ傷を負わせてやってくれとまことに頼む妹。「野獣とリユニオン」

    頻発する幼児いたずら事件。
    駅前無認可保育園で働くテツオはただ子どもたちをかわいがっているだけなのに、いたずら事件の犯人だと疑われて…。「駅前無認可ガーデン」

    3作は、誰の身近にも起こりうる事件。
    マコトの考える解決というのは、法的にどうこうではなく、彼らの心が穏やかでいられるようにすること。

    例えば「野獣とリユニオン」
    「やられたやりかえす!」「倍返しだ!」
    不幸の連鎖は終わらない。
    だけど。
    決して簡単なことではないけれど、断ち切らなければならない。
    「相手を人間じゃないものにして、怖れたり憎んだりし続けるのは、きっと自分の心のためによくないと思う。(中略)憎しみの場所にいつまでも立っていたくない。まだあいつが憎いけど、それを越えていきたい」

    加害者もまた弱きもので被害者であったと知った時の兄ツカサ。
    「きみの罪は消えることはないだろう。でも、ぼくはきみという人間を許すことにする。(中略)いつまでも、きみを憎んでいたら、ぼくの明日が始まらない。握手だ」
    いや、言えませんよ、こんな聖人みたいなこと。
    でも、言える人間でありたいと思うじゃないですか。

    そして最後の「池袋フェニックス計画」
    ほかの3作よりやや長めのこの作品は、東京都と警視庁を相手にマコトが戦うんですね。
    正論だけど正解じゃないこと。
    街の治安をよくするという名目で、地元の人たちの生活すら圧迫していく『池袋フェニックス計画』
    正論だけじゃ人は生きていけない。
    強者の理論に押しつぶされそうな人たちを、マコトはどう救い出すのか。

    一冊の中に1編、こういう骨太の話が入っていると、読後の満足度がぐっと上がる。

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    2016年02月01日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    ネタバレ

    シリーズものの良さは、作品にすんなりと入っていけること、登場人物に親しみが持てること。そして読んでいる側も慣れてくること。
     最初は随分と遠い世界だなぁと思っていたGボーイズや池袋裏世界のことも、マコトのおかげで慣れてきました。
     今回は特に痛々しいシーンも少なく、読みやすい巻でした。表題の『Gボーイズ冬戦争』では改めてマコトとタカシの友情も見せてもらったし、面白かったです。

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    2016年01月24日
  • カンタ

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    ストーリーはわかりやすいが、「小説」って感じ。でも、読んでてワクワクするのが石田衣良さんの作品。続編とかもしあればぜひ読みたい。解説が堀江さんっていうのも納得。

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    2016年01月20日
  • 40 翼ふたたび

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    ネタバレ

    最高にご都合主義。最後なんてご都合主義の極み。世界は絶対にこんなに幸せじゃない。同じような立場にいる人だったら悲しくなっちゃうかも。自分の境遇に。例えば、自分を不幸だと思ってる独身ガン患者でもこれを読んで幸せな気分になれるのかしら??


    でも、何も関係ない人にとっては、それが希望に満ち溢れる未来を想起させてくれそうで良いね。頑張れば、何歳からでも始められるのだ。みんな幸せ。小説の終わった段階ではね。あ、伴さんはあんまし幸せじゃないかも。

    こういう身近なテーマだと石田さんは悪くないと思えましたよ。東京dollより良い。





    ただ「他人によって、それを欲しいものだと錯覚させられて、自分が本当に欲しいものを勘違いしている」という言葉は就活期の僕としては複雑。そんなことは分かっていても、どうしようもないの。

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    2016年01月18日
  • REVERSE リバース

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    先が読めるけど、そこに行き着くまでの細かい設定や会話が面白い。
    現代の男女はこんな感じの子が多い気がして、うんうん、と頷きながら読みました。
    バリバリ働く女子も多いし、ぬるっとした男子も多いよねー。
    ラストスパートの疾走感が上手くいきすぎてて、あらあら〜とおもっちゃったけど、なんか好きな作品でした。
    おもしろうございました☻

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    2016年01月14日
  • ブルータワー

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    2016年。2/30冊目。
    悪性の脳腫瘍を患った瀬野周司が、脳腫瘍の痛みをきっかけに精神だけ200年後の荒廃した世界(日本)を行き来できるようになる。脳腫瘍によって死を待つだけの周司が200年後を救うために様々な壁に立ち向かい、悩みながら乗り越え、成長していく姿が胸を打つ。
    以下、好きな言葉。

    「仕事にいつか必ずぶつかる壁がある。さいしょは手も足も出なくて苦しいが挑み続けることで必ず越えられるし、越えるとプロと一生続ける自信ができる」

    「人間はたくさんのおろかな事をしでかすが、それでも誰もが必死に生きようとしているのは間違いない」

    「人間の価値を決めるのは全てを奪われ裸にされたときに自分から進んで何をするか」

    「人間は矛盾に満ちた存在。憎しみながら愛し、壊しながら創る。最低と思われていた者が次の瞬間には別人に変身し、頂点に立つ。崇高さと愚かさ、醜い欲望と透明な憧れに引き裂かれ、日々を生きている」

    「人は環境によって作られるが、与えられた環境を乗り越えるのも人の力」

    「誰かのために働くことが実は自分自身を救うこと」

    また、1人で悶々と色々考えることが増えそうです笑。

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    2016年01月10日