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命が尽きるまでに、世界に何が残せるだろう 芸能界に颯爽とデビューし、種馬(スタリオン)王子の異名をもつ小早川当馬。公私ともに絶好調の中がん宣告を受けるのだが……。
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Posted by ブクログ
映画の制作に入ることができた。 付き合っていた彼女たちとは違う女性の抱える問題があったりトラブルが起こるが、映画は完成した。 当馬が生きて残したかった作品ができた。 映画制作の途中、当馬の母が希望を語る。これがすごいスピードで叶っていく。生と死、ベテランとルーキー、熟女と若い娘、対比が何度もでてき...続きを読むます。 わかり易く読みやすい良いお話でした。
上巻に比べて、病魔に蝕まれていく主人公の姿が痛々しく描写されていく。そんな中でも女性陣は力強い。それが辛いはずの闘病の様子を暗くならないようになっている。 ラストは思っていたよりあっさりしたものだったが、当馬亡き後の、あかね達、親子の様子があって欲しかったと思うのは私だけだろうか。
こんなに素敵な話だとは思っていなかった。あっという間の上下巻だった。ラストもここまでで良かったなと感じた。その先は読み終えた今は知りたくない。 あかねちゃんが素敵すぎ。あかねちゃん目線でも読んでみたいな、生い立ちからこの先まで。 とにかくとても良い読後感だ。
上下巻で結構長かったけど、1冊1晩で読んでしまった。 ぐいぐい引き込まれて、やっぱり石田衣良の小説は好きだなぁと思った。 芸能人で彼女が3人いて遊んでる男が、がんになって余命1年と言われ、その1年で遺作?の映画に打ち込み、チャラチャラした女たちとも別れ、自分の遺伝子を持つ子供が生まれるのを心待ちにす...続きを読むる話。 とりあえずはハッピーエンドで良かった。その先も知りたいけど、きっと知らない方がいいんだろうな…。 文句なしの★5つでした。
俳優の当馬は最後の一年を映画作成に懸ける。 出口がうすぼんやりと見えてきた年齢の私には形に残せる何かは見当たらないけれど、今出来ることの中で気持ちが向くものには手を付けて行こうと思う。後悔はしたくないから。
当馬は、最後の一年を映画に懸けた。 監督の溝畑英治、先輩女優の都留寿美子らを巻き込みつつ、病身を押して撮影に打ち込む。 そして、思いもかけず生まれた、新しい愛。 「わたしは、当馬さんの赤ちゃん、産んでもいいですよ」。 その真っ直ぐな視線に、すでに人生の終わりを見定めた当馬はどう答えるのか―。
癌で1年後の生存率50%を宣言された俳優のお話し 石田衣良はフェアはエンターテイナーなので、上巻を読み終わった時点で誰とどうなるかといった最終形がある程度予想できた タイトルがタイトルだし、周りの女性で適任者は限定されるし、後半で新しいキャラが出てくる事も想定しなくていいだろうし さらに、まったく...続きを読むのバッドエンドにはしないし、終わり方もクライマックスを描き切ってすぱっと終わるのが一番多いパターン なので、安心して読めた 「40」でも主人公ではないけど癌の話があったり、「マタニティ・グレイ」ではモロに妊娠出産の話だったし、石田衣良にとって全くの新しいテーマというものではない それでも自分が癌に、または他の病気でも余命がある程度わかった場合を想定するに十分な心づもりができた 僕の場合はどうだろうね? 1年後の生存率が50%かぁ とりあえず仕事はやめるかな そんで、やりたい事だけやって過ごす でも、本当に死ぬまでにやりたい事ってそんなにないかも 本を読むとか、マンガを読むとか(完結してない作品が多いのが気がかり)、映画を見るとか、ゲームをするとか、どうしても余命の中で時間を削ってもしたいことかと聞かれると考えてしまう となると、何かを残す方にいくかな 日記を書くとか、なにがしかの文章を残そうとするかもね まぁ、こればっかりはなってみないとわからないからねぇ ってか、装丁のこの女は誰のイメージよ? 合致する人いなくない?
ガン宣告を受けた俳優の最初で最後の主演映画、恋と望み、ガンの治療と進行。上下巻だけど、引き込まれるように読んで泣いた(T^T) 映像が似合うと思う、ドラマ化すればいいのに!!
あらすじ(背表紙より) 当馬は、最後の一年を映画に懸けた。監督の溝畑英治、先輩女優の都留寿美子らを巻き込みつつ、病身を押して撮影に打ち込む。そして、思いもかけず生まれた、新しい愛。「わたしは、当馬さんの赤ちゃん、産んでもいいですよ」。その真っ直ぐな視線に、すでに人生の終わりを見定めた当馬はどう答える...続きを読むのか―。
当馬が持つ2つの夢は波乱がありながらも叶うんだろうなと思いつつ、そこへ至るまでの心理や行動の変化、周囲の人たちの同情し過ぎない気遣いの描写などは流石でした。 読みながら自分の人生についていろいろ考えてしまったな。 最後をあの状態で締めたのも良かったと思います。
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