石田衣良のレビュー一覧

  • 明日のマーチ

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    山形の工場で派遣切りされた若者4人が歩いて東京を目指すうちにどんどん有名になっていくロードムービーのお話し

    最初はそれぞれのキャラの見分けがつきにくいけど、慣れてくるとかなり性格と特徴が異なった4人
    それぞれがありのままでチームに必要な要素を持っているあたり、フィクションながらうまく出来てるよな~と思ってしまう

    派遣切りについての社会的問題についてはどうなんだろね?
    小泉さんの政策のせいなんだろうけど、日本全体の景気で言ったらあの時は多少は上向きだったわけで、完全に否定はできない
    ただ、その企業の儲けのしわ寄せが派遣でしか働けなくなった世代というわけで
    ただ、派遣社員とはいっても能力のある

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    2014年10月22日
  • 愛がいない部屋

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    ネタバレ

    神楽坂にある高層マンションを舞台に繰り広げられる人間模様。恋を中心に、そこに住む人のいろいろな顔や感情を見ることができる。決して他人ごとではなく。

    近くにあるのに、遠い相手の感情。
    悩むは尽きることはないね。

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    2014年10月14日
  • 傷つきやすい私たちが幸せになる方法 石田衣良の恋愛総研(ラブラボ)

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    石田衣良の恋愛観とても自分の恋愛感が似ている。幸せとは何なのか?結婚すれば幸せになれると思ってはいないだろうか?幸せとは個人差が有り様々なものだ。恋愛の仕方や方法や手段、考えることは山ほどあるのに、なんとなく出会いが無いと思う人が多い。恋愛はロールプレイングゲームのようなものだと自分は思う。

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    2014年10月12日
  • スイングアウト・ブラザース

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    同時期に彼女に振られた大学時代の同級生3人が男を磨くお話。

    作者の石田さん、鋭いな。
    メインの3人がポップな感じで、卑屈になりすぎてなくて手軽に読める。参考にもなります。

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    2014年10月12日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    だいぶこの面白さに慣れてきた第四弾
    マンネリではなく、ただ面白さに慣れてきただけです
    東口ラーメンライン、ワルツ・フォー・ベイビー、黒いフードの夜、電子の星
    黒いフードの夜と電子の星は残酷で目を背けたくなるような描写もあったけど、いつの時代でも、場所でも暗い部分はたくさんある
    でもそういうのに傾きたくない。汗かいてごはんもりもり食べて健康的に生きたい。
    あと千住さんの解説が素晴らしかった。池袋ウエストゲートパークを語る上では音楽、クラシック外せないもの。今まででてきた曲を列挙して、マコトの言葉の引用、これぞ解説ですよ
    池袋3のクドカンの解説と比べてみると、本当に素晴らしさがわかります。クドカン

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    2014年10月09日
  • 5年3組リョウタ組

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    一番好きなエピソードは、同僚教師が「不登校」になってしまった話です。
    会社でいうところの「出社拒否」。
    若い世代だけでなく、ベテラン世代でも、メンタルの調子が悪くなって休職する教員が多くなっていると聞きます。
    そこには、学級のトラブルだけでなく、保護者対応もあるでしょう。
    味方であるはずの学校や同僚教師からのパワハラが原因だったら…。

    子どものことを思えば、乗り越えることができるのが、教師。
    自分もそうありたいと思うし、
    子どもだけでなく、同僚のメンタルケアもできるような人間になりたいな、と
    改めて心が洗われるようなエピソードでした。

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    2014年09月26日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    シリーズ7作目

    「バーン・ダウン・ザ・ハウス」
    が大のお気に入りo(^o^)o

    もちろん、「Gボーイズ冬戦争」もイイけど、やっぱり「バーン~」かな?

    今のところ、シリーズすべての作品の中でも上位だと思う(^_^)

    そのくらい、いいお話(^_^)v

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    2014年09月18日
  • 愛がいない部屋

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    神楽坂の高層マンションを舞台にした短編集。

    婚約破棄をされ、ルームシェアを決めた女性、夫婦間にもやもやを抱えた専業主婦、DVに悩む主婦…etcと皆、大証の問題を抱え悩んでいる。

    ―どうして愛はいつも、悲しみに変わるんだろう。
    帯のキャッチコピーにあるとおり、どの話も愛についての話でありながら悲しい。
    愛が深ければ深いほど、そのバランスが崩れた時の悲しさは深いのだということを一つ一つの作品から感じます。

    愛ってなんだろう、と苦い気持ちの残るお話でした。

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    2014年09月14日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    IWGPシリーズ第1期完結10巻目。つぎのステージで、また会おう。と言うからには第2期があるらしい。実は次の巻が既に出ているのだが、設定がどう変わっているのか心配だ。今回、氷の王様と言われてきたあの安藤崇が4話中2度も恋愛絡み!マコトにも本気で付き合う相手が出来たようだし先が楽しみだ。年収二百万円でも幸せだと思わせてくれるお伽話のような一人語り、次回もまたいい夢を見せて欲しい。

    p30
    おれが四畳半のCDライブラリーから選んだのは、レオス・ヤナーチェクの「ないしょの手紙」だ。なんだか大ベストセラーの冒頭に「シンフォニエッタ」のファンファーレが鳴ったらしく、いきなり有名になってしまったが、ヤナ

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    2014年09月12日
  • スイングアウト・ブラザース

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    私は石田さんの作品らしくて楽しんで読めました!!
    本を読んでる男性(ビジネス書以外)が私の周りには少ないので、是非とも3人の様な考えを持った人と話してみたいです。

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    2014年09月08日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    ネタバレ

    IWGPというだけで、懐かしくなってしまうのだが、今回は青春編でマコトとタカシの高校時代、しかも「キング誕生」ときた。これにはもう、書店で手に取ったときからどきどき…。好きな人の過去を、そっと覗き見るかのようなときめきを覚えた。

    相変わらずのマコトの独特な語り口調、何が起こるのか最初に知らされてしまい、それはやめてよと思いつつ引き込まれていく。
    氷のキングになる前のタカシには、確かに都立高校に通ういち男子生徒という、笑顔と泣き顔の時代があったのだ。ほとんどもう、子どもを見守る親の気持ちで読んでしまった。

    余談になるが、作者はコピーライターをしていただけあって、タイトルや登場人物のたて方が上

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    2017年08月23日
  • スイングアウト・ブラザース

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    まるで魔法の様に鮮やかな変身!ではないけれど、
    ちょっぴり前向きにチョッピリ素敵になりましたよ☆御三方☆

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    2014年09月06日
  • 赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    池袋ウエストゲートパークの外伝。いつものメンバーではサルがメイン。タカシハは少し、マコトは名前だけ。カジノにハマった男が何人かと強盗をやったが、まんまとヤクザに横取りされる。最後はカジノでその金を取り戻すことに成功する。

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    2014年08月29日
  • 親指の恋人

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    重いのに澄んでて、遠いのに近いような感じ。

    このイラストでなかったら、また違った印象を持ったかもしれない。

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    2014年08月26日
  • カンタ

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    発達障害には昔から関心があって手に取った一冊。

    後半のストーリーのテンポが速くて、読みやすいようなちょっと荒っぽいような。

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    2014年08月23日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    2009年12月1日に単行本で読んでいたが、文庫版も結局最後まで読んでしまった。単行本は2009年8月に発行されている。「キャッチャー・オン・ザ・目白通り」でタカシが抜いた携帯がプラダの高級品。そういえばPRADA phoneなんてあったっけ。
    さて今回は、前巻の非正規労働者の更に下の集団、外国人労働者について。時給270円で3K仕事を1日12時間は流石に想像出来ない。相変わらずマコトのお母さんが太っ腹だったけど、ちょっと神格化されすぎな気がしてきた。

    p16
    タカシはジャケットのうちポケットから携帯電話を抜いた。プラダの高級品。

    p39
    王はいつもアルカイックな様子で冗談をいう。

    p4

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    2014年08月22日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    このシリーズも久しぶり。脱法ドラッグを扱ったタイムリーな最新作を読みたかったが、やはりマコトの過去をきちんと知らなければ理解出来ない部分もあるかと思い、順番に読むことにした。この巻は単行本の発行が2008年7月、マコトはガラケーを使い、写メという単語が頻出。懐かしい。第1話ではマコトが赤ん坊の頃に施設に預けられた事実が明かされる。表題の派遣業者の話は、今なお続く社会問題だ。4話とも嘘のようにすんなり解決するが、マコトのカッコつけた一人語りがお伽話を信じさせてくれる。キングも健在。いつにも増して知っている地名が沢山出てきて嬉しかった。

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    2014年08月21日
  • カンタ

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    同じ団地出身の幼馴染コンビの成長物語。
    物語のテンポの良さもありスピード感を失わずに一読できた。
    友情ものかなと思って読んでいくと一変
    経営者へと成長し会社経営、株取引などにもふれている。

    また時代描写がまさにドンピシャで被っていたので感情移入できた。

    読んでいて堀江貴文著の拝金と近いものを感じていたら、最後の解説のところで本人もコメントしていた。

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    2014年07月17日
  • カンタ

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    在原耀司と土井汗多は、4歳のときに団地で知り合う。優等生の耀司、発達障害で算数と理科以外には興味を示さない汗多。汗多の母親の死により、いったんは千葉の親戚に引き取られ別れ別れになる二人であったが、耀司の母親の計らいで二人は一緒に暮らすことになる。
    二人は成長し、アルバイトで稼いだ金を原資に、携帯電話でのゲームソフトの会社を作り、大金持ちになるが・・・命がけで耀司を守ることが、おまえの一生の仕事という母親の遺言を忠実に守ろうとする汗多。
    人にとっていちばん大切なものはなにかを考えさせてくれるいい作品だと思う。

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    2014年07月13日
  • LAST

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    色々な人のラスト。堕ちてて行ってしまった人が、最後に生きる事に覚醒して行く。
    生きるというテーマがそれ程重たく無く、久し振りの石田さんの作品ですが、恋愛がテーマの作品が多い中、違った一面がありました。

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    2014年07月08日