石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【2026年104冊目】
バーテンダーと高騰するウイスキー、行き過ぎた推し活、強盗とヴィンテージショップ、新興宗教と二世の闇、トラブルシューターとキングが池袋を駆け抜ける――IWGP第19弾。
新刊出たことに気づいてなくて、慌てて購入して読みました!久々のIWGP、相変わらず起承転結のテンポが良くて、するする読めますね。今回はキングがフル出演、結構珍しいんじゃないですかね。そろそろ年齢とか、Gボーイズの資金源どうなってるんだっけ、みたいなところが気になってしまったりしますが、それは触るべき話題ではないのでしょう(資金源に関しては過去作に言及があったかも…?)
やはり表題作が一番話として残りました。子どもは親の道具ではないけれど、親権が一番強いし、子どもは親の愛情を得ようしますからね。とはいえ、親に売られようとしたという事実が心に見えない傷をつけたんじゃないかなぁ、ルカには強く行きていって欲しい。
世情と上手く結びつけて展開される本シリーズ、次作も既にGET済なので続けて読みたいと思います。 -
Posted by ブクログ
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直木賞受賞作
14歳の一瞬に、いつでも戻れる一冊
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石田衣良さんの本はずっと読んでみたいなと思いつつ、シリーズものは単独の関係上無理だなと思っていたら。
いつも立ち寄る本屋さんでこちらを見つけました。
初めての石田衣良さんなら直木賞受賞作はぴったりなのではと。
主人公は中学2年の男子4人。
短編集です。
日常の出来事というか時間というか。
主要な4人は変わらないし、
もちろん学校も変わらないけど、
物語のキーになる人物がそれぞれの話に登場して。
暴力、不倫、恋愛、性自認、病気、死…
と書き出すと重たそうなテーマで
中学生にはハードかと思いきや、
茶目っ気あり、ときには勇敢に立ち向かい、
引き際も見極められる4人が頼もしいことこの上なしです!
読後も良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学生の男が大人の女性に買われて、デートしたり体を売ったりする
いままで読んできた本のなかで1番官能的だったけど、題材が題材だからそりゃそうだよねん
気持ち悪い系(褒めてる)の小説だと、唾の表現とか、汗とか匂いの表現がめっちゃ気持ち悪いけど、中高年の女性の表現が爽やかで、だけど美しく作りすぎない感じがリアルだった
体を売るとかは、わたしは今までもこれからも関わらないことだからよくわかんない世界ではあって、現実世界の感じとはだいぶ違うのかな?
キャバとか風俗とかやっている人は、お金が欲しいって理由のひとが大半だろうけど、どこかでこの主人公みたいに、やりがいとかホスピタリティ的な所で続けてる人もいるのかなー? -
Posted by ブクログ
本作を読んで、映画『ゴースト/ニューヨークの幻』を連想しない人はいないのではないか――そう思わされるほど、両者の骨格は酷似しています。
不慮の死を遂げ、幽霊となり、限られた能力のなかで愛する人を守りながら自らの死の真相を追う……大まかなプロットを抽出してしまえば、本質的には同じ物語だと言わざるを得ません。
確かに、石田衣良ならではの洗練された筆致や、緻密に練り上げられたストーリー展開には確かな読み応えがありました。
それでも、最後まで既視感というノイズを拭いきれないまま読み終えることとなったのは、少し残念でもあります。
あまりの類似ぶりに、これは意図的なオマージュなのだろうか?と勘繰ってしまったのも事実です。
とは言いつつも、それでもなお物語に引き込まれてしまう魅力はありました。
特にプロローグから前半の「フラッシュバック」の章は、『ゴースト』のような(言葉を選ばなければ)通俗的なエンタメ感とは明らかに一線を画しています。
むしろ高貴で格調高い文体による圧倒的な美しさを放っており、文学作品ならではの醍醐味を感じました。 -
Posted by ブクログ
【2026年60冊目】
異性同士のルームシェア、壁紙から始まり終わる寝室、マンションを買おうとする女、引きこもりの息子と向き合う父親、熟年カップルの恋、本を朗読する愛人、浮気を繰り返し理想を追う人妻、子どもにより世界が変わった妻、マッサージと色恋の天秤、DVに悩む妻――自由の名を冠したタワーマンションに住む不自由な人達の物語。
石田衣良さんの書く短編集は結構好きで、時々手に取ります。これまで読んだ短編集は結構甘めでしたが、今作は御本人もおっしゃっていた通り、ビターめな話が集まってました。一作目の終わり方を見た時が一番びっくりしたかも。これまでの感じでいったら、絶対…ねえ!って笑 良い意味で期待を裏切られた感じでした。
今作の中には恋愛だけではない家族の在り方や生き方に触れる話なんかもあって、ちょっと考えたりしながら読んでいました。ただ、結婚に希望を抱いてる人や、これから結婚しようとしてる人は読まない方がいいかもしれません。未来の展望が暗くなる苦笑
あくまでフィクション。でもどこかでありそうなリアルなお話。ビターを求めているけど、そこまでハードなのはちょっと…という方におすすめです。