石田衣良のレビュー一覧
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ネタバレどれも流行りの内容をネタにはしているが、残念ながら深みのない内容だった。その分読み易いけどね
バッテリーブギは電動自転車からバッテリー盗難をする高校生を止める話。マコトの高校時代の恩師が登場するところがIWGPの新たな一場面を見せるものの、高校生がなぜ簡単に犯罪に手を染めるのかが浅い気がした。母親のため、友達のためだということは分かるが、それで簡単に犯罪をしてします背景が大事なのではないだろうか。
そこには倫理観の欠如、教育現場の希薄さなど多数の問題が含まれていると思うのだが、きっと短編で書くにはそこまで掘り下げられないということなんだろうけど
フェイクニュース・ライターや文豪倶楽部も一緒、 -
Posted by ブクログ
神戸市連続児童殺人事件(酒鬼薔薇事件)の2年後に刊行された本作は、あの事件を別の角度から見ることはできないだろうか?という思いで書き上げられたそうで、主人公の少年は9歳の女の子を殺した少年の兄に当たる。
モデルとなった事件こそ、日本の少年法が厳罰化の一途を辿るようになるきっかけとなった事件なのだから、事件当時からしばらくの衝撃は計り知れなかっただろうし、そのような中で、加害者家族の立場から事件を描き、警鐘を鳴らすというのは想像する以上に勇気のいることだったと思われた。
それを押し付けがましくもなく、また涙を誘うのでもなくある種淡々と描く本作は考えさせられるものが多かった。Netflixでア -
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Posted by ブクログ
最初の『北口オーバードーズ』に、なんだか昔のIWGPっぽさを感じました。風俗嬢が立ちんぼになっているところに時代の流れを感じますが、元々はこういう、(マコトにとって)身近なところのトラブルシューティングから始まったんだよなぁ、と。
それにしても、今回はタカシの「王としての苦悩」が印象深かったです。弱音を吐ける相手として、親友として、マコトがいてくれて本当に良かった・・・。もちろん、マコトにもタカシがいてくれて良かった。
世界がすごいスピードで見知らぬものに変わっていく中で、変わらないもの。信念や確かな絆。そういうものが、自分を繋ぎ止めてくれる楔になるんでしょうね。 -
Posted by ブクログ
安心・安定のIWGP。
この頃イケブクロにあまり行ってないけど、少し前に随分変わったなぁとしみじみ思いました。このシリーズを読むとコロナ前の雑然としたイケブクロを感じられて懐かしくなります。
大塚ウヰスキーバブル
そういえばヤマザキとか竹鶴とか一時期えらいお高いお値段付いた事あったなぁなんて思い出しました。何にせよ、投資目的でアホみたいな値段が付くと色々と悪いヤツが湧いてくるというのは土地やものに限らない話なのかもしれないけど。
〈私生〉サセン 流出
推し活とか今でこそ行き過ぎ、みたいに言われている気がするけど、昔のそれこそビートルズとか有名アーティスト来日なんて時は空港にファンの女の子は