石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
石田衣良の手のひらの迷路を読みました。掌編とそれに対する解説という形のエッセイ集でした。掌編だけで読むと普通のショートショートなのですが、解説があるので、それが書かれたときの状況やその物語にこめられた意味などが想像できて面白く読めました。物語の中では、会社を辞めたときの開放感を描いた掌編が気に入りました。私は辞表をたたきつけて会社を辞めるということは今までもなかったし、たぶん今後もないと思うので、そういう開放感にあこがれてしまいます。とは言え、石田衣良のように才能のある人でなければ、すぐに路頭に迷ってしまうんだろうなあ、と思いました。小説を書くのが楽しくてしょうがない、ということがわかる掌編も