あらすじ
透明であたたかなクリスマスブック。
クリスマスをモチーフにした本は数多くありますが、本書は写真と小説で構成したクリスマスブックです。 写真は、谷川俊太郎の詩とコラボレートした写真集「朝」「夕」で爆発的ヒットを記録した吉村和敏氏が18年間に渡って撮影し続けたカナダのクリスマスの光景。 その写真に触発されて、若い世代に絶大な人気を誇る石田衣良氏が3編のクリスマス物語を書き下ろしました。 写真の合間に入る石田氏の小説が、幻想的な写真に現代性とリアリティを加え、叙情的な写真が小説のイメージをさらに膨らませるというコラボレーションになっています。何度でも読みたくなり、友人に贈りたくなるクリスマスブックです。
【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
※この作品はカラー版です。
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Posted by ブクログ
もうすぐクリスマス~ってことで、吉村和敏さんのクリスマス写真集「SILENT NIGHT」です。カナダのクリスマスが楽しめます。そして、石井衣良さんの3つの短編、すごーく短いものだけれど、クリスマスにまつわるストーリーも読めます♪
写真の方は、吉村和敏さんが18年間カナダのクリスマスを撮りためたもの…カナダではクリスマスは家族と過ごすのが定番なんですって…。日本のように恋人や友達と過ごすものではなく、クリスマスに外を歩いていると、なぜ家族と過ごさないんだ??と言われ、家の中に招き入れてくれることもあるらしいです…。あ、これ最後のお二人の対談からです。異国とはいえ、ちょっとだけあたたかさを感じますよね。写真はクリスマスならではの、ツリーやイルミネーション、雪景色等とっても素敵です。表紙は真っ赤、じゃなくて、実は真っ白!赤はカバーなんだけれど、中身はとってもキレイですよ。
そして石井衣良さんの短編は「CANADIAN STAR」と「30回目のクリスマス」「東京で会いましょう」の3作品…。「CANADIAN STAR」は前述の対談の内容を想起させるもの、「30回目のクリスマス」は、道ならぬ恋に終わりを告げるもの、「東京で会いましょう」はカナダに一人旅していた女性と写真家の出会いを描いたものです。一番好きなのは「CANADIAN STAR」かな…でも短い、ホント超短いです。
発売されたのが、2005年とだいぶ前なんだけれど、古さは全く感じない…あ、唯一対談のお二人が若いことはあるかな…でも、内容は古さを感じさせないものです。きっと来年のクリスマス前にはまたこの作品開いてみるんだろうなぁ…と思える、大好きな作品です(*^^*)
Posted by ブクログ
いつかのクリスマスに親からプレゼントされた写真集、小説です。
カナダのクリスマスのが心が澄んでいきそうなくらい綺麗で、実際に見たいと思い、大学生の時に冬のカナダに旅行しました。
Posted by ブクログ
この時期が近づくと、本棚の奥から引っ張り出して来ます。
ページを開くと、
一人静かにイルミネーション輝く街を歩いている様な、
でも、どうしてかな?不思議に寂しくない。
冷たく降りしきる冷たい雪の中にただ佇んでいても、
何かが満ちてきて、全然寂しくない。
この満ちてくるものが何かはわからないけど、
きゅっと抱きしめていたくなる、
大好きな大好きなクリスマスの写真集♥
Posted by ブクログ
帯の「透明な、透明なクリスマス。」という言葉が気に入って読みました。クリスマスの贈り物にオススメの1冊です。
カナダのクリスマスの写真と石田衣良さんのショートストーリーがぴったりあっています。
Posted by ブクログ
カバーが赤い透明なハード。
とりだすと本自体は真白に銀の雪の結晶。
ページをめくる。
そこにはカナダのクリスマスがぎっしり、宝物見たいにきらきら光ってる。
イルミネーションも、雪のふる町も、すべてがピタッと止まってる。
贅沢な視界。
読み進める。
短編集がいくつか。
クリスマスにはそこらじゅうにドラマがあふれている。
大好きな人にあげたい、自分でも持っていたい、
大切に本棚においておきたい一冊。
Posted by ブクログ
写真家の吉村和敏と作家の石田衣良さんによるコラボレート作品です。 カナダのクリスマスの光と雪のあたたかな写真の数々にじんわり浸りたくなる一冊だと思います。
石田さんの作品は3作収められており、どれも短編です。その中の一つ、“CANADIAN CHRISTMAS”がおすすめです。
最後にはお二人の対談も載っています。