石田衣良のレビュー一覧

  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    R25に掲載されていたコラムだそうです。
    電車の待ち時間に購入して
    読み始めました。

    石田衣良さんの
    文章や言葉はすごく優しい。

    時に怒り、悲しみ、同調し、
    それでも自分らしさをと
    石田さんだけの言葉で伝えてくれます。

    あたらしい言葉や流行が次々と生まれ、
    人間の粗を探して攻撃して、
    息詰まったり
    不安を抱える人がどんどん増えてきて
    私ももれなく
    不安や不満にばかり
    心をとらわれがちになってしまっていたけど。

    「どれほど気のきいた残酷な言葉でも、
     あなたという人間全体をあらわすことなどできないのだ。」

    危うく私も、
    なんやかんやのカテゴリーに自分

    0
    2012年08月16日
  • 夜の桃

    Posted by ブクログ

    よくもまぁ、
    あんなに多種多様なsexが描けるなと。

    表現がキレイだからあまり気にならなかったけれど、これは相当エロい!!


    恋愛の素晴らしさ、自己陶酔、男のエゴ、そして破滅。

    恋愛は恐ろしい。
    けれど美しい。


    終始飽きずに読めたし、ラストではそれまで感じてたモヤモヤ感も回収してくれて、読みやすい、読みごたえのある、気持ちのいい作品だった。

    0
    2012年08月10日
  • 親指の恋人

    Posted by ブクログ

    終始切ない。格差社会の狭間で苦しむ二人の恋人の行く末は……。
    現代版ロミオとジュリエット、本当だと思います。

    0
    2012年08月07日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

    Posted by ブクログ

    このシリーズは7作目となり、登場人物も7つ歳を重ねた。
    マコトとサルは今のところ将来の道筋が見えているけれど、タカシの未来は不安定。いつまでも池袋のキングでいられるのか? タカシ自身はどう考えているのか?

    今回はタカシの将来へ向け、変化の助走のようにも感じられた。
    少年の頃には口にしなかったような言葉をつぶやいたり。

    登場人物が歳を重ねていくのは楽しみでもあり、なんとなく寂しくもあり。時に苦しくもある・・・って、このシリーズにそんなに思い入れしてる自分にビックリ。

    0
    2013年03月21日
  • アキハバラ@DEEP

    Posted by ブクログ

    ひとりひとりでは出来ないことも、仲間と一緒なら足りないものを補い合うことで達成出来る。それを感じる作品だと思います。

    0
    2012年08月06日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

    Posted by ブクログ

    13歳の少年が自宅に放火。
    最近のニュースじゃあり得る設定やけど、周りの人々があったかくて良かった。

    毎度、キングはかっこ良すぎる。

    0
    2012年06月25日
  • ブルータワー

    Posted by ブクログ

    人から勧められました。
    『SF?…あんまり興味ないなぁ』と読み始めたのですが気がついたらラストまで一気に読み進めました!おもしろかった!!

    0
    2012年06月07日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    短編集なんですが、タイトル作の約束、ちょっとうつくしい子どもを思い出しました。子どもの心の意外な脆さ、自傷する小学生なんて本当はいてはいけないのに、様々な理由で実在するんだよなあと現代を憂いた。
    全体的に好感がもてるけど、ひとり桜だけあんまりしっくりこなかったです。
    一番好きなのは 夕日へ続く道 かなー。
    現代っ子のサバサバした、物事分かり切ったようなとこがうまく描かれてて、あながちそれが間違いじゃない、とか。
    でも、その時間違ってる、違和感があると感じても、みんなと同じなのが滑稽でも、屁理屈こねず学校はいっとけっていうシンプルな話なんだけど、石田さんの描く子どもって現代の子どもサンプルAみた

    0
    2018年03月10日
  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    石田衣良氏の作品は「ウェストゲートパーク」シリーズを何冊か読んだことがある。しかしこの作品はエッセイである。小説の作風とは違いとてもフラットな人間的な感覚にあふれた暖かい考え方をつたえてくれる。すこし迷ったとき、自分を見失いそうになったとき、この本を読むと、きっと自分に優しくなれると思う。
    せわしなく移り変わる世の中で様々な価値観、分類がなされる今、そんなに簡単に分けられないよ、と教えてくれる。自分らしさを取り戻し、自分らしく生きていくことに自信を持とうよ、と応援してくれる。すべての人へ語りかけてくれる。
    タイトルにもなった「傷つきやすくなった世界で」というエッセイで、こう言っている「今求めら

    0
    2012年05月10日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

    Posted by ブクログ

    生活の仕方・考え方/子育て/生活する場所など、日常のことや暮らしのヒントをそれとなく与えてくれる本です。何より、石田衣良さんの教養/関心の幅広さが面白かったりする。その語り口もすごくいい。

    0
    2012年05月05日
  • 空は、今日も、青いか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    示唆に富む内容で、かつ楽しい内容であった。
    気持ちが強くなった気がする。

    覚えていたい表現がいくつもあったので、また読み返してみたい。

    0
    2012年05月10日
  • てのひらの迷路

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ショートショート結構好きかも知れない
    その話のテーマや背景が先に書かれていてなんだか石田衣良の本質を少しだけ知れた気がする


    例え10ページにも満たない文章でもこうも人の心を惹きつけられるんだなって
    確かに誰もが胸の中にしまっている文章は
    例えば友達からの手紙だったり
    例えば恋人からのささいな言葉だったり
    そんな長いものは多くないはずだ


    日本語って綺麗だなって再認した

    0
    2012年03月24日
  • 空は、今日も、青いか?

    Posted by ブクログ

    2003~2006年にR25、日経夕刊へ掲載されたエッセイをまとめた1冊。

    時代を切り取るものから、若者(と一概に言われる)世代に対して激励の言葉をかけているもの、女性の恋愛について、本当に幅広い。

    ただ、柔らかな言葉で紡がれているために心にすっと沁みてくれる。
    石田衣良さんのエッセイは、自分を肯定してあげたいときに読みたい作品だなー。
    元気出た。

    0
    2012年03月19日
  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    悩んでいるときに本に答えを求めようと書店に行って、ふと積まれていたこの本を手にとってぱらっと読んだら、石田衣良さんからの若者へのメッセージに思わず泣いてしまいそうになりました。そして即買いです。
    全部読み終わってみると、本当に温かい目線で若者を激励してくださっている素晴らしいエッセイでした。

    若いというだけで可能性はたくさんあるし、悩む権利も時間もある。
    そのことに感謝しながら、若いこの時間を無駄にしないようじっくり考え楽しみ生きていかなければならないと、奮い立たされました。
    と同時に、この年齢にもなって、自分の知識のなさ、世の中に対していかにアンテナを張らずに生きているかということを恥ずか

    0
    2012年03月09日
  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    『R25』 連載エッセイ 「空は、今日も、青いか?」に、2006/01~2008/02の間に掲載された作品をまとめた1冊。

    完全に同世代ビジネスマン向けに書かれた作品であるからか、とても読みやすかった。
    また、50歳を過ぎている(執筆当時は40代後半。)とは思えない語り口調で全く押しつけがましくない。
    疲れたな、息苦しいな、と思った時、手に取るのにピッタリの作品。

    0
    2012年03月08日
  • てのひらの迷路

    Posted by ブクログ

    この中の片脚って話が好き。
    斬新。
    他の話はあんまり覚えていないけど、この話が好きだから☆4つ。

    0
    2012年03月01日
  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    生き難い現代の若者を、無理なく優しく元気づけてくれる。
    R25で実際に読めたらもっといいんだけどな~。私が住んでるトコではGetできんし・・
    「残業禁止にして、夜ちゃんと遊べるようになったら恋愛も結婚も活性化するだろうに」ってニュアンスな話が何回もあって印象的。

    0
    2012年02月16日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

    Posted by ブクログ

    前から好きだったんですが・・・この本を読んでもっと好きなりました。

    石田さんのことがよくわかる1冊です。

    飾らない部分、飾ってる部分、両方楽しめるのは
    このエッセイならではなのかなって思いました。

    手放したくない本の1つです。

    0
    2012年02月05日
  • 東京DOLL

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不思議な魅力を持った女性には、
    やはり魅力を持った人が引きつけられるのかな。

    テンポよくお話も進んでいくので、
    読みやすかったです。

    この作者さんのお話は、服の書き方がとても魅力的で、
    好きです。
    ほしくなりますー

    0
    2012年01月17日
  • 東京DOLL

    Posted by ブクログ

    ゲームソフトの制作もけっこう大変なんだ~、と思った。

    孤高の天才も大変なんだな、と思った。

    性描写がいやらしくなく、キレイで、やましい心をもった自分ゴメン、と思った。

    年が近い裕香がかわいそうでいたたまれない。

    最近になって気づいたことを20ちょいのヨリが知っているとすれば尊敬する。ま、これは小説だ。

    グイグイ読んだ、おもしろかった!

    0
    2012年01月07日