石田衣良のレビュー一覧
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“現代の社会は、性的に解放されているのかもしれない。誰もがセックスはお手軽で、ほんものの恋愛の方が困難だと思っている。だが、心などより、もっと微妙なのは身体のほうではないだろうか。心など見えないもので、いくらでもごまかしがきく。けれど、身体は別である。ふれた瞬間に誰でもわかるのだ。この肌が違う、この指が違う、この汗のにおいも、性器のにおいも違う。富や知識や教養は抜け落ちて、ただ裸の身体にもどる時間。文化やテクノロジーにがんじがらめにされた人間が、最後の野性にもどるのが性の局面ではないだようか。“
“男という野蛮な生きものが天上の国に至るには、女性の手を借りるしかないのかもしれない。いくら仕事 -
Posted by ブクログ
ボーイズクラブで娼夫として働くことになった大学生が出会う、常識を超えた欲望を抱えた人々と恋愛を描いた作品です。
主人公はバーテンダーのアルバイトをしている、ごく普通の大学生。変わった嗜好を持っているわけではなかった彼だが、ある時客としてやってきたボーイズクラブのオーナーに、それと知らずテストを受けたことから、そのクラブで仕事をするようになる。時にはお茶を飲むだけだったり、買い物に付き合うだけだったりもしたが、性的嗜好や欲望の形は人それぞれ。様々な人の欲に触れ、味わううちに、彼自身も自分の欲望について考えるようになっていく。
今回、この作品はオーディブルで視聴しました。率直に、失敗したと -
Posted by ブクログ
ペットショップ無惨
このタイトル
知りたくない事が書かれてる
でも知りたい
ペットと共に生きる私は知っておかなくてはならない事。
想像してたけど、
それを超える無惨。
小説だから事実でないかも知れないけど
現実もほぼ同じだろうと…。
私にできる事はなんだろう…。
動物に携わる人々は、
本当に動物が好きな人、
動物の立場になって行動できる人、
であってほしい。
池袋ウエストゲートパークのシリーズ初めて読みました。
池袋に住んでいるので知ってる地名が出てくるし場所もわかる。
身近な事件、本当にありそうな事件ばかりで、軽く楽しめました。
favorite sentence
・光源氏の昔から -
Posted by ブクログ
投資家の純一は何者かによってころされ幽霊として目が覚める。幽体として生活していくうちに真実を知りたくなり調べていくうちに不可解なお金の流れに辿り着く。
自分がころされて幽体となった後幽体生活を楽しみながら自分の事件の真相を知りたくなって動き出すSF &ミステリー小説で暗い話しなのかと思ったが、それだけじゃなくて後半に連れて小説の世界観に引き込まれていった。
何より主人公がいい、生まれながらの障害に親に捨てられて人間不信な純一、不器用で臆病だから信じた人に対してどうやっても悪になれないお人好しだけどその人間らしさがとても好感がもてました。
小説を通して純一の生涯を見てきたからかラ