【感想・ネタバレ】心心 東京の星、上海の月のレビュー

あらすじ

渋谷にある専門学校の声優科に入学した石森陽児は、上海からやってきたアニメ好き少女・陽心心と出会う。異国の地でひたむきに夢を追う彼女に惹かれながら、幼なじみの浩平、元高校球児の健太郎、子役あがりの遥、元キオスク女子の真琴といった年齢も出自も違う仲間たちとともに特訓の日々を送る。ある日の夜、浩平に誘われ帰宅する心心のあとを興味本位でつけたところ、彼女を見張る不審なクルマに気づく。心心が抱える秘密とは? そして彼女は何者なのか――?

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Posted by ブクログ

専門学校に通い始めた陽児と浩平
クラスで同じ班になったのは
入学式で出会った1人の少女(心心)と遥と真琴、そして健太郎の6人
東京では学生生活が中心
上海では………
テンポが良くて楽しい学校生活にちょっと怪しい気配
心心のちょっと不思議なところが気に掛かる

一番??と思ったのはクラスが28人で四班なのに7人ずつでないところ
いえ 別に同じ人数じゃなくて良いんですけど、なんでかなぁと気になって・・・

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

久しぶりの石田衣良さん。
ウェストゲートパークよろしく、主人公は頭が良くて情にあつい声優志望の若者。(石田衣良さん作品はこの手の主人公が多い。作者さんの性格がこんな感じなのだろう)

高校を卒業し、声優学校に入学した主人公。そこで中国からきた留学生「心心」と出会う。そんな心心は中国有数のIT企業の社長令嬢で、主人公たちはそのゴタゴタにまきこまれる、というお話。

第一章が声優めざすぞパートで、第二章は中国・上海で心心のために尽力するぞパート。
声優パートがメインのいわゆるお仕事系の小説かなと思っていたら、実は二章の上海パートの方に重きが置かれており、全体としてみればエンタメ色の強い作品だった。

また、本作はただ面白いだけではなく、「幸せとはなにか?」だったり、お隣の中国に関することだったり、昨今の声優業界事情についてだったりと、さまざまなことを小説を通じて学ぶことができる。

本作を読んで中国に対してのイメージがすこし変わった。
自分は中国に行ったことがないので、なんとなくテレビ経由の偏見、例えば「爆買い中国人」、「迷惑ユーチューバー」みたいな悪いイメージがあったけれど、それはあくまでも中国の一側面であって、エネルギッシュで挑戦的な、いきいきとした中国人を小説のなかでみることができた。

とても面白かったです。
というわけで⭐︎5つ。

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2025年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

声優志望の登場人物たちの物語。
石森陽児は中国の大手スマホメーカーの心心と日本の声優学校で出会う。彼女の声は特別だった。
陽児の才能もまた特別だった。声優としてではない。
日本編では彼らが自身たちの将来に向け努力していくが横槍が入る。 そして上海編。 中国での物語は陽児がカッコいい。 心心のナイトとして行動し続ける。
心心はずっと魅力的な女性だ。 陽児とうまく行くかは分からないけど応援せずにはいられない。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

ラブストーリー、アクション、ショーアップ、全部モリモリなのに自然なストーリー。カタコトの女の子に恋したくなる一冊。

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

声優になりたくて、渋谷の専門学校へ来た陽児は上海からやってきた心心とな仲間達と出会う。切磋琢磨して声を磨いていた彼らにスマホ世界2位のメーカーの副社長が、世界で有名なアニメに中国も力を入れるのでチーム6人をスカウトするという話だった。その裏には、実は心心はそのスマホメーカーの社長の娘である株の議決権を手に入れるためであった。様々な試練を乗り越えて心心の決断は!?もし、次回作があったら心心と陽児の恋や声優になった彼らの姿を見てみたいと思う。

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2025年03月26日

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