禁猟区

禁猟区

1,034円 (税込)

5pt

34歳、ライターの文美子。夫との関係は冷え切り、娘はかわいいが保育園で問題行動を起こしていた。ある日、文美子はママ友から、女性がお金を出して若い男性を「狩る」という「お茶会」に誘われる。乗り気でなかった文美子だが、そこで劇団俳優の夏生と出会い、彼の誠実さに惹かれていく。夫の愛人の来訪、半グレからの脅迫、変貌していくママ友。様々な出来事が降りかかる中、ふたりの関係は引き返せないところまで来てしまい・・・・・・。どうして人は恋に落ちてしまうのか。愚かで真摯、不道徳で純粋、禁断の恋愛小説。

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禁猟区 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    石田さんの作品は初めてだったが、文章は読みやすく、筋も面白いので先が気になってどんどん読み進めた。

    冷め切った夫婦の関係。
    そこに現れる、魅力的な異性。
    禁断の恋の果実と、代償。

    結婚して子どもが生まれたら、夫婦間の性関係が無くなっていく場合も多い。
    しかし、人間の性欲はなくならない。
    単なる性

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    人間の倫理観が揺らぐ瞬間を容赦なく照らし出す一冊だった。不倫が“ダメ”と分かっていても踏み込んでしまうのは、当事者の弱さだけでなく、家庭や夫婦という制度そのものの綻びが原因なのかもしれない。登場人物の誰もがどこか倫理が欠けていて、その欠落ゆえに破滅へ滑り落ちていくさまは痛烈で、若さのエネルギーや美し

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    不倫をした人の末路が一般的に見たハッピーエンドで終わると思いきや、最後が僕の中で救われる展開になっていて、少しうれしかった。男女の関係は社会的である前に、本能的であると、あとがきにもあったが、そのとおりだと思った。浅はかな行動をするつもりはないが、自分の心に正直に、幸せを積み重ねていきたいと思った。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    性を切り口に、人間の孤独と欲望を静かに暴いていく。
    刺激的な題材でありながら、描かれるのは肉体よりもむしろ心の揺らぎだ。
    登場人物たちは誰もが愛を求めながら、同時に他者との距離に怯えている。
    一瞬の熱に身を委ねることが、救いであり罪でもあるような矛盾が胸に刺さる。
    性を“快楽”ではなく“人間そのもの

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    幼稚園のママ友からの誘いで 年上女性と若い男性が参加する マダム芹沢のお茶会 で出会った事で不倫に発展してしまう 大人の恋愛。
    きっとそういう世界もあるんだろうな。
    一般的にキレイな男女が集まる会など自分自身には全く縁は無いが、やはり羨ましいと感じる。
    大人の恋愛は危険であるのはアタマでは分かってい

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    女と男
    夫と妻になり
    父と母になる
    いろいろあって夫と妻は男と女に戻る
    父と母と娘の新しい関係にほっとする

    こんな世界もあるんだ…… という場面もたくさんありました
    電車では読めないシーンもありました
    いろいろ考える事もありました



    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    不倫がテーマであるものの、誰かを好きになる気持ちの尊さみたいなものがしっかり描かれていて、やっていることはドロドロの不倫だけど恋愛小説のような爽やかさがあって良かった。

    しかし不倫をするリスクもこれでもかというくらい書かれていて、主人公がどんどん窮地に陥っていくシーンはハラハラしながら読むことがで

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    珍しく恋愛小説などを。
    夫婦になっても恋愛感情を
    うまく維持できるカップルも居るはずだとは思うけれど
    やっぱり家族となって生活をしていくとなると
    「恋愛」の部類には属さなくなってくるよなあと思いながら読み進める。

    親となっても女であるし男であるし
    個人である事は変わりないけれど
    でもやはり親である

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに、石田衣良さん、読みました。
    格差のある男女の恋愛小説が多いな。という印象。
    好んで読んでいたのが恋愛小説だったのかもしれませんが。

    4分の3くらいまでは、どの立場の人物も、なんとなく理解できました。が。最後、そんな終わり方あるー?!と、ちょっと突き放された感じで終了。
    若葉さん、素敵だ

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに恋愛小説をと思い手に取った。

    夫と子を持つライターの文美子。
    10歳年下の夏生と出会い恋に落ちる。
    不倫。
    一言でいいあらわせば悪だが、その背景を知ったとき、心を揺さぶられるものがあることも確か。

    0
    2025年07月10日

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