石田衣良のレビュー一覧
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◎メモ
・「おすすめの本」や「おすすめの仕事」など、みんな正解を選ぼうとし過ぎている。失敗しないように行動しているけど、それが1番失敗。失敗というか上手くいかないこと、寄り道に面白さがあるし、上手くいかないことを乗り越えるからこそ、楽しい。ショートカットし過ぎても、人生トータルで退屈になると思った。効率を求めすぎると、結局大事なことは手に入らない。
・子供を持つことは、合理的に考えたらデメリット。だけど、子供を育てることで感じる成長や育っていく過程が見えるのは面白いのかも。見返りを求めない楽しさもあるはず。そう思うと、結婚していない若者が言ってる幸福って薄いし、その場しのぎだなと思う。
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ネタバレ幸せについて考えさせられる本だった。
物語としては非正規で働くカップルが人生の中で大きな選択を選ばざる得ない状況が同時にきて、二人の関係が変化するそんな内容だった。
全部を読んでみて、主人公の立場だったら最後のチャンスと思い自分だったら彼女を諦めて大企業に挑戦していたと思う。確かに彼女も大切な人である事は変わりはないが、新卒就活の出来事をかなり引きずっているからここで変わらないと一生逃げた思いをさらに重く考えながら生きていくことになると思う。自分にとってはそっちの方が恐ろしい。
作中の仕事が人を傷つけるのは将来の希望が見えないときなのかもしれないという言葉は、自分にとってとても響いた言葉だった -
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「常盤台ヤングケアラー」
昔の大家族制が良かったとは言わないけれども、核家族化で実際問題手が足りないと起きる問題だよなぁなんて思いました。老いて人格が変わってしまうのは何よりもつらいだろうな。それにしても15歳の少女の逃げ道が夜の街にしかないのもつらい話。結局はおばあちゃんが亡くなるまで状況はほとんど改善されないというのも現実的でつらい話だなぁ。
「神様のポケット」
この頃は電子マネーが主流っぽいので、お賽銭とかもどうなってるんだろう。そういう話ではないのだろうけれども。根っこにある外国人差別とかの話もリアルだなぁと思いました。
「魂マッチング」
ゼロワンが恋?というお話。問題解決後は円満 -
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“現代の社会は、性的に解放されているのかもしれない。誰もがセックスはお手軽で、ほんものの恋愛の方が困難だと思っている。だが、心などより、もっと微妙なのは身体のほうではないだろうか。心など見えないもので、いくらでもごまかしがきく。けれど、身体は別である。ふれた瞬間に誰でもわかるのだ。この肌が違う、この指が違う、この汗のにおいも、性器のにおいも違う。富や知識や教養は抜け落ちて、ただ裸の身体にもどる時間。文化やテクノロジーにがんじがらめにされた人間が、最後の野性にもどるのが性の局面ではないだようか。“
“男という野蛮な生きものが天上の国に至るには、女性の手を借りるしかないのかもしれない。いくら仕事 -
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ボーイズクラブで娼夫として働くことになった大学生が出会う、常識を超えた欲望を抱えた人々と恋愛を描いた作品です。
主人公はバーテンダーのアルバイトをしている、ごく普通の大学生。変わった嗜好を持っているわけではなかった彼だが、ある時客としてやってきたボーイズクラブのオーナーに、それと知らずテストを受けたことから、そのクラブで仕事をするようになる。時にはお茶を飲むだけだったり、買い物に付き合うだけだったりもしたが、性的嗜好や欲望の形は人それぞれ。様々な人の欲に触れ、味わううちに、彼自身も自分の欲望について考えるようになっていく。
今回、この作品はオーディブルで視聴しました。率直に、失敗したと