石田衣良のレビュー一覧

  • 逝年

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    ネタバレ

    人の欲望の形には、たくさんのバリエーションがあって、欲望は死ぬまで消えることがない。

    このシリーズでは、セックスという欲望に焦点が当たっているので、仕方のないことなのかもしれないけれども、結局のところ、リョウのセックスはいつも近親相姦だった。
    御堂静香への想いは、母を求める気持ちと同じもので、突然の別れを余儀なくされた母の代わりに、死を目前にした御堂静香とセックスをして、繋ぎとめようとするかのようだ。

    でも、愛の表現方法は、セックスだけではない。
    エイズを発症した状態で、危険を冒してまでセックスをしなければいけなかったのか、私には分からない。
    ただ、人はやったことよりもやらなかったことを後

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    2024年09月01日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    だいぶ最近っぽいと思ったら2018年か。
    早いものよ…
    いろんな問題を考えて、
    その解決策も考えるのは大変だ。
    最後の話の最後が可愛かった。

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    2024年08月26日
  • スローグッドバイ

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    「どの恋人たちも決定的な理由や運命的なひらめきで恋仲になったわけではないし、殺したいほどひどい理由で別れることになったわけでもない。
    気がついたら隣にいたから、と好きになり、季節が変わったから、と愛が冷めたりしている。
    おそらくはこれが、二十代から三十代はじめの恋愛のリアルな姿なのだ。」

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    2024年08月17日
  • 波のうえの魔術師

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    石田衣良さんのファンとして、投資の知識ゼロで読み始めました。

    ストーリーラインはいつもの衣良さん節といった風情。
    さらりとした文体と情景描写が心地よく、主要キャラクターもわかりやすい。

    ただ、本書の良さである『取引のスリル感』は、私の知識不足であまり味わえず...
    わからない用語を調べつつ読み進めたものの、どうしてもお金関係の知識に興味が湧かずじまいでした。
    しかしながら、ラストの伏線回収やあっと言わせるにくい演出はさすがの切れ味!気持ちのいい読後感です。

    刊行から20年経った今でも違和感のないお話なので、投資や取引に興味のある方へ(ふだん石田衣良さんの作品を読まない層の方にも)おすすめ

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    2024年08月14日
  • スローグッドバイ

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    恋愛の短編集。タイトルのスローグッドバイは別れた元恋人とのさよならデート。復縁してハッピーエンドかなと勝手に思っていたが大はずれでした。

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    2024年08月06日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    IWGPの一部完結作。

    連続レイプ犯を捕まえるためにマコトとタカシが動き出す。

    やはりGボーイズなしには語れなくなってきている。記念的に最後に吉岡を入れ込んできた。

    サルは全然登場しないなぁ。

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    2024年07月30日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    P活地獄編
    グローバルリングのぶつかり男
    巣鴨トリプルワーカー
    炎上フェニックス

    の4本

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    2024年07月09日
  • 逝年

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    唱年の続編。リョウの生と死の捉え方、女性の年齢への捉え方に感動した。「人は死なない。ただ消えるだけだ。」

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    2024年07月04日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    来ましたIWGP

    今回はグロ系がありますので、苦手な方は読まない方が良いかも。

    マコトは相変わらず問題を引き込むというか自ら飛び込んでいくというか。
    今回に至っては、山形から遠路はるばるやってきた依頼人の問題を解決するという。

    これだけ色々あれば大変だろうけど、人生に飽きないだろうなと少し羨ましかったり。

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    2024年07月03日
  • sex

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     『二階の夜』は唯一受け付けないが、他の短編はどれも良かった。ベタだけど単純な官能小説ではない『白い夢』『絹婚式』『純花』と『ソウルの夜』『文字に溺れて』が印象に残る。とてつもなく相性の良い相手に巡り会えた人はどの程度いるのだろう。「好きな人とたくさん」というキャッチコピーが素敵。忌み嫌うものではないし下らなくもないが、世間の風潮その他のしがらみから気恥ずかしさを伴うテーマ。もっと普通にオープンでいいのにね。性行為そのものより、手を繋いだり抱き合った時のドキドキをもう感じないことに寂しさを感じる。

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    2024年06月14日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    やっと読み終えて、ホットしたのが実感です。北斗君の心がようやく見えてきた最終章、彼の将来が見えて良かった。
    トラウマと言うことばがありますが、この物語を通じて、そのことばは甘く感じます。
    内面に閉じこめられた親からの虐待は、決して消えることがないことは、1人の親として悲しい現実と思います。

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    2024年09月28日
  • ブルータワー

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    脳腫瘍に冒された主人公が200年後の世界に意識だけタイムスリップする。そこは殺人インフルエンザが猛威を振る舞い、人々は高さ2000mの塔で生活していた。塔の中は階層社会になっており、弱者は塔にすら入れない。高層階の住人で特権階級にありながら、そんな差別を無くそうとする解放同盟の味方となる主人公。9.11から発想を得て、刊行されたのはコロナ流行前の2004年。

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    2024年06月02日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    もう、知り合いが書いているブログのように感じる。
    事件も昔より穏やかになったし。
    だけどマコトって、こんなに事件が起こるのを待ち望んでたっけ?

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    2024年05月29日
  • コンカツ?

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    智香と似た立場にいることもあり、共感できる部分も多かった。
    女性の心情について詳細過ぎるくらい描かれていることが不思議。
    今の時代と比べると婚活の仕方は少し古い印象だが、本質的な所は変わってないのかなーと思ったり。

    あえてそうしていると思うが、漢字で表現したら良いところをひらがなで表記していて読みにくいと感じてしまった。

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    2024年05月19日
  • 美丘

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    人間の弱さ、強さがしっかりと表現されてた。悲しい結末を想像しながら読んでいたけど、美丘はずっと元気な女の子だ。性描写は多いけど下品さは無く、むしろそれが二人の生きた証としてとても印象に残る。


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    2024年05月18日
  • 6TEEN

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    直木賞受賞「4TEEN」の14才少年達の2年後「6TEEN」を描いた作品。中学生から高校生に成長しているが、内容はそれほど進化していない。相変わらず性への関心が強く青臭い。赤裸々過ぎて恥ずかしくなってくる。あの時代はみんなが通る道なのかも知れない。
    若者の生態が瑞々しく描かれる「池袋ウェストゲートパーク」シリーズの方が落ち着いて読めると思ってしまう。

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    2024年05月07日
  • 夜の桃

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    ネタバレ

    妻と不倫相手との間を行き来しているビジネス成功者の男性が、運命の女性と出会ってしまい凋落していく話。一人称視点でセックスへの礼賛や敬意のような価値観をベースに話が進んで行ったけれど、最終盤に語り手はセックスについてのそれ、書き手は女性に対してのそれを見ていたことが分かる。石田衣良さんの根本ってそこなのかと思う。
    面白かったけど普通に大セックス話だから知人に勧められるかといったらまた別の話。

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    2024年05月04日
  • 世界一ポップな国際ニュースの授業

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    国際政治学者の藤原氏と小説家の石田氏の対談をとおして主に現在の世界情勢を知ることができる。その分野の知見をもってすれば、世のなかで起きていることはわりと説明がつくんだなあという印象。
    横暴に思えるロシアにしても中国にしても、根っこでは被害者意識に立った対外的な態度なのだというような見方は目からウロコのようでいて納得いく。どこの国も、そしてたぶん人間にしたって多くが被害者意識でいるんだよね、きっと。日本だって原爆落とされたことは声高に主張するけど、朝鮮半島や満州などで何をやってきたのかと言われれば途端に頑なになるじゃない。強気じゃなくて弱気や怖れやトラウマ的なものが横暴や頑なさを招くのだろう。

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    2024年04月27日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    2.75
    IWGPのシリーズの中で1番内容が薄く感じられた
    物凄く読みやすいけど、満足は出来なかった

    依頼されてから解決させるまでの過程が意外性やワクワク感がなかった

    IWGPを読むとこの時代に何が流行り、起こったのかわかるのが面白いし、この年まで来たかと思って一緒にその時を過ごしてる感覚になる

    正直こーゆー小説は好きです

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    2024年04月22日
  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

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    【2024年95冊目】
    キャットキラーとヴィーガン高校生、学童擁護員とひき逃げ犯、引きこもりと悪徳自立支援会社、絶望の日本人学校。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十五弾。

    もう第十五弾…!今回も社会の問題に切り込んだ作品が多く、するすると読めてしまいました。見ようとしていないだけで、きっとそこかしこに闇はあるんでしょうね。

    タカシが相変わらずの格好良さ!手が冷たい人は心が暖かいとか言いますが、タカシの場合は冷たい声音の人は…なのでしょうか。

    今作も楽しく読めました。

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    2024年04月21日