石田衣良のレビュー一覧

  • 明日のマーチ

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    ネタバレ

    すごい元気のでる物語だった。
    あらすじは、たまたま同じ時期に派遣切りにあった4人の社員が東京を目指して歩いていく物語。歩きながら全く関わりのなかった4人が少しずつ自分を見つけていく感じがとても良かった。特に自分と主人公の境遇が少し似ていて、最後の国から与えられた最高のゴールではなく、最初から変わらないスタンスで芝生の上をゴールと決めたのはよくやった!と心の底から思った。
    この本を通じ自身も未来に向かって一歩一歩堅実に歩いていき、いつでも初心に戻れるよう生活をしていかなきゃいけないなと思った。

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    2025年04月11日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    「常盤台ヤングケアラー」
    昔の大家族制が良かったとは言わないけれども、核家族化で実際問題手が足りないと起きる問題だよなぁなんて思いました。老いて人格が変わってしまうのは何よりもつらいだろうな。それにしても15歳の少女の逃げ道が夜の街にしかないのもつらい話。結局はおばあちゃんが亡くなるまで状況はほとんど改善されないというのも現実的でつらい話だなぁ。

    「神様のポケット」
    この頃は電子マネーが主流っぽいので、お賽銭とかもどうなってるんだろう。そういう話ではないのだろうけれども。根っこにある外国人差別とかの話もリアルだなぁと思いました。

    「魂マッチング」
    ゼロワンが恋?というお話。問題解決後は円満破局というのもなんからしいなぁという感じ。登場人物も時世で色々考えているんだなぁと思いました。

    「ペットショップ無惨」
    保健所で処分される犬の描写は心がえぐられる。つらいなぁ。ペットが飼いきれなくなったのなら、貰い手を探すか最後の手段としては、せめて安楽死ぐらいさせるぐらいの心構えを飼い主は持たないといけないのかもしれない。自分の都合で、生きている動物の命を奪うという。人に任せて知らん顔はいけないよな。つらい。在庫過多になった動物の処分とか考えただけでぞっとするし、ブリーダーというのもきちんとした制度で取り締まるべきなんだろうなって思う。本当に。

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    2025年04月10日
  • 4TEEN

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    14歳って、そんなに楽しかったかなぁと思い返す。
    14歳って、そんなに充実してたかなぁと思い悩む。

    塾に行っていた思い出しかない。

    小説はドラマチックだ。現実はリアルなもんだ。

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    2025年04月06日
  • 夜の桃

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    望めば手に入っていたが、一度崩れるとここまで人生が変わってしまうのかと思った。自分が幸せな時は誰かを傷つけ、犠牲にしていることもある。幸せが永遠に続くことはないと思わせる一冊だった。官能小説と思えるくらい性描写が多かった。性と愛と男について考える物語だった。

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    2025年04月05日
  • 心心 東京の星、上海の月

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    声優になりたくて、渋谷の専門学校へ来た陽児は上海からやってきた心心とな仲間達と出会う。切磋琢磨して声を磨いていた彼らにスマホ世界2位のメーカーの副社長が、世界で有名なアニメに中国も力を入れるのでチーム6人をスカウトするという話だった。その裏には、実は心心はそのスマホメーカーの社長の娘である株の議決権を手に入れるためであった。様々な試練を乗り越えて心心の決断は!?もし、次回作があったら心心と陽児の恋や声優になった彼らの姿を見てみたいと思う。

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    2025年03月26日
  • コンカツ?

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    主人公の智香、後のルームシェア友達3人も、いい女すぎてリアリティはまるでなかったけど面白かった。発売当初に読んでいたら同年代だったからもう少し違ったふうに感じたのかな?(でも、わざわざスーツ着てデートっていう世界が想像できない)

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    2025年03月21日
  • 波のうえの魔術師

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    石田衣良さんの経済のお話が面白かったので、こちらを読んでみた。
    単行本が発売されたのは2001年とあり、四半世紀前の小説だが、日本人の資産形成に対する意識はまだ発展途上といったところだろうか。

    雰囲気としては「きみのお金は誰のため」をブラックにした感じ。
    終盤の展開は予想できず面白かった。

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    2025年03月14日
  • コンカツ?

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    『婚活』という言葉が使われるようになったのは何年前だったか、自分がいわゆる適齢期20代後半よりも少し後だった気がするから内容としてはちょっと頷けない所もあったけれど楽しめる箇所もあった。どちらかというと智香の両親の離婚問題の方が考えさせられた。合コンというのも今は減っているのではないか、今や出会い系アプリの方が主流のような気もする。

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    2025年03月11日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    青年たちが犯罪や暴力が横行する池袋を生き抜く話。登場人物それぞれに何か軸を感じられ、誰も下に見ない主人公のマコトの口調で進められるためか、誰1人軽率に描かれない。
    池袋独特の社会構図がリアルに描かれており、新鮮な目線で読むことができた。
    池袋のウエストゲートパークは信頼でつながる人付き合いと、窮地を乗り越える力を学べる学校。

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    2025年02月22日
  • 夜の桃

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    “現代の社会は、性的に解放されているのかもしれない。誰もがセックスはお手軽で、ほんものの恋愛の方が困難だと思っている。だが、心などより、もっと微妙なのは身体のほうではないだろうか。心など見えないもので、いくらでもごまかしがきく。けれど、身体は別である。ふれた瞬間に誰でもわかるのだ。この肌が違う、この指が違う、この汗のにおいも、性器のにおいも違う。富や知識や教養は抜け落ちて、ただ裸の身体にもどる時間。文化やテクノロジーにがんじがらめにされた人間が、最後の野性にもどるのが性の局面ではないだようか。“

    “男という野蛮な生きものが天上の国に至るには、女性の手を借りるしかないのかもしれない。いくら仕事や地位や金で飾っても、最後に残るのはたるみ始めた裸の肉体と虚な心だけだ。生きることに意味はない。きっと快楽にも意味などないのだろう。だが、それが神が仕組んだ生殖の罠だとしても、ひととき肉のよろのびに狂えばいいのではないか。いつか、この身体からもみずみずしさは失われていくだろう。心からは欲望が消え、骨からは肉が離れるときが必ずやってくる。セックスのなかに、生の終わりを見る。それが中年期を迎えた男の性なのかもしれなかった。“

    “ひとりの女と別れることは、ひとつの世界を失うことだった。“

    “人を愛する力を失えば、人間などただの機械と変わらなかった。“

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    2025年02月17日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    IWGP Vol16
    心なしか、クライマックスの描写がコンパクトになってるのは気のせいか、、、、、

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    2025年02月16日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    ペットショップ無惨

    このタイトル
    知りたくない事が書かれてる
    でも知りたい
    ペットと共に生きる私は知っておかなくてはならない事。
    想像してたけど、
    それを超える無惨。
    小説だから事実でないかも知れないけど
    現実もほぼ同じだろうと…。
    私にできる事はなんだろう…。

    動物に携わる人々は、
    本当に動物が好きな人、
    動物の立場になって行動できる人、
    であってほしい。

    池袋ウエストゲートパークのシリーズ初めて読みました。
    池袋に住んでいるので知ってる地名が出てくるし場所もわかる。
    身近な事件、本当にありそうな事件ばかりで、軽く楽しめました。

    favorite sentence

    ・光源氏の昔から、日本人は未成熟を愛する文化をもっている。

    ・おれたちはあの頃、いつだって腹をすかせていたんだ。

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    2025年02月03日
  • 美丘

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    2025年3冊目。

    恋愛小説、病気、ハッピーエンドではない展開の本を久しぶりに読んだ。

    美丘が最後まで強く生きれたのは、家族、友だち
    恋人の支えてくれる人たちが周りにいたから。
    恵まれた環境で亡くなったので、読んだ後涙は出なかった。

    支えてくれる人、心の拠り所となる人を大切にしないと行けないなぁと思わされた作品。

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    2025年01月25日
  • 美丘

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    読み始めたら、読みたい願望が盛り上がらない作品かと思いました。
    途中から悲しい後半に向かう内容に考えさせられる。
    石田さんの作品は何冊も読んでいるが、この作品も展開が読めない一冊でした。

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    2025年01月24日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    日菜子と賢志の弱さの中で生きる姿、ちょっと共感できる部分もあった。私自身周りに褒められるとうれしくなるけどそこまで自分自身を信じれないところがあって、特に賢志の最後の決断はわからなくもないかなーと思った。

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    2025年01月21日
  • sex

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    いろんな人のSEXを想像して石田衣良が書いている作品。
    エロ小説を買えない人が石田衣良という名前で免罪符をもらって読むような、小説好き特有の暗いエロスを感じた。村上春樹に通じるような。
    最後にSEXに対するお説教が入ってるところも、人のSEXに関わりたいんだなという暗鬱とした作者の欲望を感じさせる。
    続編も書きたいらしいが作者の自慰のようだ。
    個人的には手や足の描写をただただ読まされる時間は苦痛でしかなかったが、うまい文章読むの好きな人はそれも面白いのだろうと思う。

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    2025年01月13日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    IWGP14
    とりあえず、全作は読んでおきたいと思い、今年中のコンプリートを

    時代背景を反映したいつもよトラブルシュート
    このシリーズはライトノベルの代表です

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    2025年01月04日
  • マタニティ・グレイ

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    男性の書いた出産小説という感じは否めないけど、仕事や夫婦関係の妊娠のバランスは自分と被るところもあり、面白かった!
    全体がサクサク進むので読みやすい!

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    2024年12月22日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    とうとうコロナまで追いついてしまった…
    マコトもうおじさん説が頭から離れないので
    口調もなんだかおじさんじみて感じる…

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    2024年12月07日
  • エンジェル

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    投資家の純一は何者かによってころされ幽霊として目が覚める。幽体として生活していくうちに真実を知りたくなり調べていくうちに不可解なお金の流れに辿り着く。 

    自分がころされて幽体となった後幽体生活を楽しみながら自分の事件の真相を知りたくなって動き出すSF &ミステリー小説で暗い話しなのかと思ったが、それだけじゃなくて後半に連れて小説の世界観に引き込まれていった。

    何より主人公がいい、生まれながらの障害に親に捨てられて人間不信な純一、不器用で臆病だから信じた人に対してどうやっても悪になれないお人好しだけどその人間らしさがとても好感がもてました。

    小説を通して純一の生涯を見てきたからかラストはわかってた。純一が選択することもその選択に一生懸命悩むところもそういう人だよね仕方がないなぁと読みながら苦笑いして見送るような気持ちで読み切りました。

    序盤は状況の説明が多く読み進めにくいため読書初心者向けではない。さらに登場人物たちの行動や考えにうまく溶け込めないところもあるので人によって苦手と感じる部分はある。だけど最後まで読んでみれば引き込まれる小説なので本好きは一度読んで欲しいと思った

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    2024年12月05日