石田衣良のレビュー一覧

  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    生きるなかで決断をする時は多々あるのだけど、どんな決断をしても一緒にいてくれるような尊い存在が近くにいるということだけで幸せなのかな。
    下した決断に対して、主人公たちが幸せならそれでいいんだろうなと思う。
    小さな幸せを当たり前と思わずに大切にしていきたいなと思った。

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    2024年04月19日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    【2024年88冊目】
    セックススキャンダルと若手俳優、首絞め男の再来、億ションと龍神様、いいねのための命を懸けた試練。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十四弾。

    さすがにそろそろネタギレなのではと思いながら読んでますが、ネタ…切れない!ついには「いいね」まで飛び出して、キャラクターと共に同じ世界に生きているような気持ちにもなってきます(池袋にギャングはいなさそうですが)

    気になるのは誠とタカシの年齢。そろそろいい歳なのでは…?回を重ねるに連れ、おふくろさんが、結婚について口うるさくなってるのがその証拠かも。

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    2024年04月17日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    【2024年85冊目】
    礼儀正しいドライバーと児童虐待、シングルマザーと覚醒剤、スピリチュアルとインチキ心霊商法、ホワイトカードと財団の跡継ぎ。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十三弾。

    相も変わらず池袋の街は忙しいですね。今回も多様な話が詰まってて、誠と崇のコンビネーションを楽しみながら読みました。巻末には朝井リョウさんとの対談も収録されていて、石田衣良さんの作家としての姿勢とかがわかったのも面白かったです。

    やっぱり次々と手を出して読んじゃうシリーズ。次はどんな事件が起きるのだろうと、わくわくせずにはいられません。

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    2024年04月14日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    【2024年83冊目】
    スモークタワーと少女の願い、ギャンブル狂いの嘘つき男、ノマドワーカーとツインデビル、憎悪まみれの反中デモ。池袋ウエストゲートパークシリーズ第二章開幕、第十一弾。

    どんどんとトラブルシューター誠が扱う事件が大きくなっていっているような気もしつつ、時には町のチンピラが絡んできては池袋という舞台の話だということを再認識する、絶妙なバランス。

    社会問題を小説の中に織り込んで、身近な話として落とし込む手腕が相変わらず素晴らしい。解説にもこれは小説の中だけの話ではないとありましたが、本当にどこで起こっててもおかしくはない話、ただしそこには誠もタカシもいないから、解決されないこと

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    2024年04月12日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    ネタバレ

    【2024年81冊目】
    池袋のガキの王様、安藤崇はいかにして氷のキングになったのか。東京と埼玉のギャングボーイたちの抗争に、おれおれ詐欺に、たった一人の兄の死。忘れられないひと夏が、タカシを孤高のキングに仕立てあげた。池袋ウエストゲートパークシリーズ青春編であり、番外編。

    タカシって4代目くらいのキングじゃなかったっけ、あれ…?歴代キングの一人が過去作に出てなかったっけ…?と思いつつ、キング誕生の物語を読みました。どうだったっけ…また読み返さなきゃ。

    さて、本編ですが、まずびっくりしたのがタカシの口調が違うこと。気弱!ボクシングなんかやらないみたいなことを言ってる上に死にたいみたいなことま

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    2024年04月09日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    【2024年80冊目】
    スマホを落としただけなのに、自転車接触事故と王の恋、地下アイドルと警備員、ワンボックスレイプ集団とホームレス自立支援組織。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十弾。

    第一部の最終作。さすがに10作ともなるとちょっとマンネリ化も否めないかなとか、思ったりもしつつ、駆け抜けて行ったな〜と思った一作でした。しかしこれまで、氷の王だったタカシの恋に一作中で二度も触れられるなんてちょっと意外でした。

    続いて外伝を読んでから第二部に入っていこうと思います。トラブル→誠が解決、の黄金の流れは水戸黄門のようですが、読み続けたい魅力があるシリーズです。

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    2024年04月09日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    【2024年78冊目】
    オネエの化粧品詐欺師、ホームレスとあぶれ手帳、出会い系マンションでの純愛、技能実習生とエリート組合員。池袋ウエストゲートパーク第九弾。

    今回も労働の話がキーワードでしたね。働くことは生きること。池袋にいる国籍年齢性別とさまざまな人達が、いろいろな仕事に従事していて、そこには何かとトラブルが起きているのを、誠が頭を悩ませながらトラブルをシュートしていきます。

    キャラクターは変わらず、こんなにも次々といろんな話が綴られるのがすごい。もちろん、最後には誠が解決するところはお約束なのですが、それでも飽きさせずに、次の事件について読みたくなるのですから、うーん、やはりすごいシ

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    2024年04月08日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    【2024年77冊目】
    非正規雇用のシングルマザー、無償のごみ拾いと誘拐事件、M気質の警察官の娘、正社員を夢見るフリーター。池袋ウエストゲートパーク第八弾。

    今回は仕事が軸になるお話が多かったですね。特に最後のお話は、現実に即していて、誠と同じように信じられない気持ちになると同時にそうなのかもしれないという恐ろしさを感じました。私も日雇い業をしていた経験がありますが、両親というバリアーがあったので、足を伸ばして寝られていたわけです…。

    ついに、社会問題にも深く切り込むようになったのか〜。楽しいだけの読書体験ではなく、考えさせられる読書体験をもたらしてくれるシリーズですね。

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    2024年04月07日
  • 4TEEN

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    ずっと読み続けている『池袋ウェストゲートパーク』と近い、若者達の生態を瑞々しく描いた小説。
    主人公達は14歳の中学生4人。早老病と言う難病が冒頭に出てきて面食らうが、他にも拒食症の同級生、酒依存症の父親の死なども出てくる。中学生達の性や異性への目覚めが懐かしくも気恥ずかしくも感じる。エロ本収集、ストリップ小屋への潜入など···
    過剰な性表現や歳上女性との不倫関係、父親殺しなども有り、これで直木賞を受賞できたことに驚く。

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    2024年04月05日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    【2024年75冊目】
    盗撮画像を売りさばく小学生、兄の代わりに復讐を誓った妹、ロリコンの疑いをかけられた非認可保育園の保育士、善も悪も全てを焼き尽くすフェニックス。池袋ウエストゲートパーク第六弾。

    今回もあっと驚くような展開のお話が多くて面白かった〜そして、相変わらずタカシがかっこよすぎる。どこで身につけたんだその受け答えと挙動。「キング誕生」を読むのも楽しみ…!

    風俗の一斉検挙って、確かに外部からすると街の浄化って感じがするけれど、実際にはそこに人の血が通ってるんだよなぁということを思わされました。風俗を完全になくすのは、多分全ての人間から生殖機能が失われた時じゃないかしら…なんて思っ

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    2024年04月04日
  • 赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    ネタバレ

    【2024年74冊目】
    カジノで借金を作ってしまった小峰は、カジノの売上を強奪する一味に加わり、あっさりと1億円4千万円を強奪することに成功する。だが、思わぬ裏切りから金を奪われ、人が死んだあげく、カジノの元締めである氷高組に身元がバレてしまう。一生奴隷宣言を下された小峰は、売上を奪還することを約束し、翌日から池袋の街を走り回ることに。池袋ウエストゲートパーク番外編。

    番外編ということで、小峰という映像ディレクターが主役で、誠はでてきませんでしたが、小峰の相棒としてサルが出てきて大活躍でした。タカシもちょっと出てきたのでニッコリするなどしました。

    タイトルの「赤・黒」はカジノのルーレットを

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    2024年04月03日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    シリーズ第17弾。
    今回のネタはP活、ぶつかり男、ウーバー系配達員、炎上案件。
    常に社会情勢を題材に扱ってきたシリーズだが、本作ではコロナ禍においてより顕著に表れてきた事案だ。

    ウエストゲートパークの二期からは大人の解決策が大半になってきたのは、少しばかり個人的には物足りなさが否めないかな。一期の頃のGボーイズは戦闘スタイル全開だったが、本作の東日本連合との折衝は完全に大人の組織のそれだ。

    とは言え、誰しもが接し日常に溢れる題材は一考に値する。

    正義という大義名分のもとに根拠なき断罪を続け、悦に入る輩たち。
    それは見た目にはごく普通の人間だ。

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    2024年03月25日
  • 眠れぬ真珠

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    45才の版画家の咲世子と28才の素樹の恋愛小説。

    「アーティストにとって年を取るということはどういうことか」という問いに対して
    「いい面と悪い面がある。いいのは、自分にはできないことが、はっきりわかることかな」
    という回答が印象に残った。

    若いうちは何者にでもなれる代わりに何者でもない事に焦っていた気がする。年を取ると自分にはできないことが分かる、つまり出来ることも明確になり自分というものが確立されていく。

    そういうことを考えながら読み終わりました。本筋とはずれてるけど。

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    2024年03月20日
  • LAST

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    人生崖っぷち。ギリギリまで追い詰められた人達の短編集。
    多額の借金を抱えた人達が、どうにもならなくなり一線を超える話が多い。
    それぞれが悲惨で、救いがあったりなかったり。コール、シュートが後味が悪かった。

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    2024年03月17日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    IWGP第三弾!

    切なかったり、ドキドキしたりと楽しめた。
    シリーズはまだまだ続くので、のんびりと楽しもう。

    骨音は気持ち悪かったな。

    西一番街は、結構好き。
    子供のために頑張るところ良いのね。キングもそう言うところあって好き。

    キミドリは、こういう仕組みは、上手くやればちゃんと出来るのにね。

    西口ミッドサマーは、切なさもあるね。
    ドラッグか…。
    そう出来ない方法はあるはずなのにね。

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    2024年03月08日
  • 4TEEN

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    直木賞受賞作。
    ストーリーはどれも良くできていて、飽きることはなかった。
    ただ、ちょいちょい出てくる下ネタはちょっと気持ち悪いし、クサイ台詞も多くて辟易したので星3つが限界かな。
    石田衣良は余韻を残すのが巧い作家だなぁと改めて思った作品。
    「大華火の夜に」「空色の自転車」が好き。

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    2024年03月06日
  • 4TEEN

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    男子中学生ど真ん中な青春小説。
    平成のギラついた東京の雰囲気が懐かしい。
    短編っぽい話が続く連作もので一話ずつしっかりと完結するので読みやすい。
    心理描写がリアルだが自分が中学2年生だった頃はもっとプライドとか羞恥心とかそういったものが強かったように思う。

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    2024年03月05日
  • 初めて彼を買った日

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    「何か用事がないとデートもできないの」
    ー七回目のデート

    男が抱くだけでなく、女も男を抱くのだ。それだけのことに新鮮な驚きがある。
    ーノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

    英彰は美伊南とセックスをしていた。現在まで続いてきた生命の鎖の一番最後のひとつの輪に連なった気がした。美伊南と一緒にリズムを合わせて動きながら、考えてみる。命のチェーンの輪っかのひとつ。ちいさなループ。しわくちゃにねじれた二重螺旋。一本の管をとおるたくさんの虫。
    ただの棒のような存在として前後に動き、それ以外のなにごとも考えなくていい。その不自由さが英彰という男を、生まれて初めて解放してくれた。
    ーノッキン・オン・ヘブンズ・ド

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    2024年03月05日
  • 愛がいない部屋

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    フリーマーケットで見つけ、石田衣良さんの本を読んだことがなかったので買うことにしました。

    最近読んだ短編小説は、最後まで読むと実はすべてつながっていて…というものに多くふれていたので、今回のようなそれぞれ独立した作品を読むのもよいなと思いました。(舞台は神楽坂の高層マンションで共通。)

    それぞれの主人公に共感できることがあったり、なかったりして、愛ってなんだろうと考えさせられる作品でした。

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    2024年03月03日
  • 爽年

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    娼年シリーズの完結編は、ハッピーエンドだった。現実離れしているけど、これで良いのだとも思えた。なんかやってる事はけっこう生々しいのだけれど、石田衣良さんの筆力で、とても美しい世界に見えた。人間の欲望に限界はないんじゃないかな…
    テクニックばかりを上達させようと必死な男性陣は、sexについて真面目に考える領くんを、少し見習った方が良いと思った。

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    2024年03月02日