石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フリーカメラマンの旦那と結婚し、生涯子どもも作らず、仕事を生き甲斐として生きていこうとしていた主人公。奇跡的に妊娠が発覚してしまい、今後のキャリアや家族形成、マンションのローン、さらには会社の産休制度が整っていないことにお先真っ暗になってしまう。
ストーリの題材は、とてもよかったのですが、中身が少し軽く、次々と比較的簡単に問題解決していくところが、あまり面白味を感じませんでした。また、お金の不安があるにも関わらず、外食などの浪費のシーンが多く見受けられ、ちょっとリアルな話の展開ではなかったので、少し残念でした。
ただ、前向きに取り組む主人公の姿勢には勇気をもらえました。 -
Posted by ブクログ
何にも考えずタイトルに惹かれてジャケ買いしたもの。
銀行や株投資の話か…。
むむむ。これは苦手分野かも。
と思ったけど、あまり難しさを感じず、スラスラと読めてしまった。
いや、わからなくても伝わるような書き方だったと言うべきかな。
このあたりが、石田衣良さんの凄さなのかも。
本作は20年に刊行されているため、時代設定はバブル崩壊よりちょっと後くらい。
作品紹介で言うほど知略の限りが尽くされてる感じはなかったが、なんとなく『ぼくらの七日間戦争』を読んでるような爽快感で面白かった。
しっかり作品紹介に引っ張られた感想w
いや、もしかしたら寄せてる?
単なる就職浪人でパチ屋に通いまくるところから、毎日株価書いてるだけで才能開花する主人公がまじで羨ましい。
それを開花させた黒いガラス玉のような冷たい目を持つ魔術師はもっとすごいな。
政治経済が本当に苦手すぎる俺には無理だ。
いや、諦めるのはダメだ。俺も頑張ろう。
多分やらない。
最近はNISAやらiDeCoやらでだいぶ資産運用の波ができてきてるが、この話を読むとバブル崩壊あたりで投資推奨してたらほとんどの人が失敗して、より投資後進国になってたんじゃないかな。
いや、むしろこれが原因だったのか?
今でも『株で失敗した』『あれはギャンブル』『営業に騙された』くらいのフレーズしか聞かないし、学校教育としてもやってこなかったし。
『投資に成功した!』って言う人が、YouTuberか怪しい詐欺師くらいしかいない現実。
流石にそれは言い過ぎか。
今後は「資産形成」って授業が高校で必修になるらしいが、どうなんでしょうね。
森永卓郎さんは国が教えることは、国にとって都合いいことしか教えないから、変なことを植え付けるものにしか思えない、みたいなこと言ってた気がするが…。
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
石田衣良さんの作品は「娼年」、「コンカツ」、そして本作と読んできたが、どれも毛色が違いすぎて面白いと思った。
他の作品も読んでみたいので、おすすめの作品あったら教えてください。
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Posted by ブクログ
シリーズ第18弾。
ついに北東京一のハッカーゼロワンに恋の予感が。
シリーズ第二期に入ってから、社会派要素が色濃く落ち着いた内容なだったが、本作では久しぶりに他グループのギャングが登場。
次作から抗争ものが再燃しないかと期待。
タイトルにもあるペットショップにまつわる回は、非常に考えるものがある。
動物を家族として大切に飼うものがいる。
しかし、飼うという行為そのものが善悪で述べられるものなのかどうか。
動物を食用以外で飼育する人間の歴史を知りたいと刺激された。
悪徳ブリーダーがSNSやニュースで取り上げられることがあるが、このペットショップ業界の闇は中々に深い物がある。
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Posted by ブクログ
ネタバレ人の欲望の形には、たくさんのバリエーションがあって、欲望は死ぬまで消えることがない。
このシリーズでは、セックスという欲望に焦点が当たっているので、仕方のないことなのかもしれないけれども、結局のところ、リョウのセックスはいつも近親相姦だった。
御堂静香への想いは、母を求める気持ちと同じもので、突然の別れを余儀なくされた母の代わりに、死を目前にした御堂静香とセックスをして、繋ぎとめようとするかのようだ。
でも、愛の表現方法は、セックスだけではない。
エイズを発症した状態で、危険を冒してまでセックスをしなければいけなかったのか、私には分からない。
ただ、人はやったことよりもやらなかったことを後悔するものだから、合意の上でそういう結論に達したのなら、それも一つの答えなのだろう。
近親相姦的関係を、聖母子像になぞらえて美しく描くことはやりすぎだと思うけれども。