石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第17弾。
今回のネタはP活、ぶつかり男、ウーバー系配達員、炎上案件。
常に社会情勢を題材に扱ってきたシリーズだが、本作ではコロナ禍においてより顕著に表れてきた事案だ。
ウエストゲートパークの二期からは大人の解決策が大半になってきたのは、少しばかり個人的には物足りなさが否めないかな。一期の頃のGボーイズは戦闘スタイル全開だったが、本作の東日本連合との折衝は完全に大人の組織のそれだ。
とは言え、誰しもが接し日常に溢れる題材は一考に値する。
正義という大義名分のもとに根拠なき断罪を続け、悦に入る輩たち。
それは見た目にはごく普通の人間だ。
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Posted by ブクログ
「何か用事がないとデートもできないの」
ー七回目のデート
男が抱くだけでなく、女も男を抱くのだ。それだけのことに新鮮な驚きがある。
ーノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
英彰は美伊南とセックスをしていた。現在まで続いてきた生命の鎖の一番最後のひとつの輪に連なった気がした。美伊南と一緒にリズムを合わせて動きながら、考えてみる。命のチェーンの輪っかのひとつ。ちいさなループ。しわくちゃにねじれた二重螺旋。一本の管をとおるたくさんの虫。
ただの棒のような存在として前後に動き、それ以外のなにごとも考えなくていい。その不自由さが英彰という男を、生まれて初めて解放してくれた。
ーノッキン・オン・ヘブンズ・ド -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。上手に別れるため最後にいちばんの思い出の場所へいく。そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え――(「スローグッドバイ」)など、普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短篇集。
「誰もが人生の主役になりたがるが、夢だとか恋だとか成功とか、どうしてあんなにしんどいものに、みんな手を出したがるのだろう。」
「大人になるというのは、結局「立入禁止」や「この先行き止まり」の標識に素