石田衣良のレビュー一覧

  • 1ポンドの悲しみ

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    少し前に読んだ『愛がいない部屋』がとても良かったので同じような短編集を選択。

    それよりかは心に響くものは無かった。
    慣れかマンネリか。

    でも読み易いのは相変わらずなので、隙間時間に読むにはもってこいの作品。

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    2023年12月28日
  • スローグッドバイ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。上手に別れるため最後にいちばんの思い出の場所へいく。そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え――(「スローグッドバイ」)など、普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短篇集。

    「誰もが人生の主役になりたがるが、夢だとか恋だとか成功とか、どうしてあんなにしんどいものに、みんな手を出したがるのだろう。」

    「大人になるというのは、結局「立入禁止」や「この先行き止まり」の標識に素

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    2023年12月15日
  • sex

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    これを薄っぺらい官能小説と感じる事には全く賛同しない。

    一つ一つの物語が人間本来持つ色んな欲をとても正直にリアルに描いている。

    やはり心が繋がってこその行為だと改めて感じさせられた。

    文章もとても読み易く嫌な読後感が全くない。

    現在、石田衣良に嵌り中。

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    2023年12月09日
  • 愛がいない部屋

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    10個の短編集でとても読みやすく読後感も良い。

    色んな人間の色んな人生を生々しくもとても正直に描かれている。

    感じ方は色々あると思うが主人公が己の善悪全てを受け入れて生きていく力強さが感じられる。

    兎に角とても読みやすい。

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    2023年12月04日
  • コンカツ?

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    2016年ごろに書かれたにしては、女性の価値観が古いというか、結婚に焦る29歳が合コンやお見合いパーティしながら出会いを求めるという展開にやや違和感を覚えてしまいました。これはリアルなのか、今も本当にそうなのか、、?自分の周りにはなかっただけ?
    女性活躍とか自立というのが当たり前になりつつある今、これがリアリティだとすると少し悲しいなと思わされました、、。

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    2023年12月03日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    IWGPシリーズ、17巻目。
    描かれるのは2020年、コロナ禍真っ只中で閉塞感あふれる池袋だが、話のテンポは変わらぬ疾走感。通勤と出張の電車の中であっという間に読み終えた。

    今回のお題はパパ活、ぶつかり男、デリバリー配達員、ネット炎上。
    いつもの通り、マコトはシャープで、ゼロワンは手際が良く、タカシは頼りになって、Gボーイズは統制が取れてる、少々のことではビクともしない安心安定の読み心地。
    4つの話の中で「グローバルリングのぶつかり男」は一番ちんまりした話だったが、加齢にも病気にも人工関節置換術にも負けない池袋の老女の逞しさと、自転車止めのステンレスの柵に全裸のまま手錠でつながれたぶつかり男

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    2023年11月25日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    あまり共感できなかった
    けど、二人がいいならいいと思う
    .
    出てくる人に意地悪な人が出てこないことがよかったし、
    男女の心情の違い
    登場人物や情景の対比がおもしろかった

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    2023年11月11日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    もう義務感で買っている。マコトは今の事象を拾うことになっているので、ちょっと確認、という感じ。マコトやタカシの歳の取り方を見たい気もするが、あのままで彼らが現代病をどう裁いて(捌いて)いくのか、というのが資金石になっている気もするし、サザエさんみたいなものだと思うしかない。それは決してネガティブな意味でもない。

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    2023年11月10日
  • マタニティ・グレイ

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     1人目の時も臨月に読んだので今回も再読。産休育休の制度を会社に導入させたりまでは良いが、カフェイン断ちは徹底するのに1杯だけと言ってアルコール飲んだり、破水したかもなのにシャワー浴びたりと、あり得ない行動を取りすぎる主人公に共感できない。出産方法も普通じゃなさすぎて、よく取材はされているものの妊婦の共感をあまり得られない点が残念。著者の女性主人公の話は、女性心理の面でいい線ついてると思いはするが好きになれない。

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    2023年10月18日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    石田衣良さんの文章が無性に読みたくなったので購入。

    良くも悪くも「読者が期待する池袋ウェストゲートパーク」といったところ。事件が発生して、マコトやキングがなんやかんやして問題を解決するというお決まりの展開。

    真新しさはまったくない。でもそこがいいというか、とにかく安心して読むことができた。

    あとこれはどうでもいいことなんだけど、作中内でマコトたちの年齢ってどうなっているんだろう?
    おそらく時は止まっていて、永遠に彼らは20代なんだろうけど、もし実際の時間軸で時が流れているなら、マコトやキングは普通にオッサンだから、いい歳こいたオッサンが「トラブルシューター」とか「キング」とか名乗ってたら

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    2023年10月18日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    パパ活とぶつかり男とウーバー配達員とネット炎上のお話。コロナ禍でマコトの家業の果物店も大打撃。そんな中でも日々の営みは続き、社会には色々な問題が起きる。
    それにしてもパパ活って言葉は知らなかったな。一昔前だと援助交際とか言ってたのと同じなのかな。アレは女性を学生に絞っていたから違うのか。よくわからないけれども。

    何のかんの言っても弱い物がひどい目にあうのが世の常という気がする。マコトやタカシは弱い方の味方になってくれるのが嬉しいなぁといつも思う。

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    2023年10月14日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

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    ネタバレ

    1作目より心穏やかに読める作品。本作では主要メンバーの痛みが少なく前作よりは俯瞰して物語に没頭できる。それでも要所要所で惜しいキャラクターを失っていく。でもこれはあくまでも自身目線の感じ方。例えば老人が若者の公正を促した話は良かったと感じた。加害者は希望のある今後が予測される結末だったが、しかし被害者側はどうか。多角から物事を判断出来る様になりたい。

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    2023年10月13日
  • モーツァルトのいる休日 大人の楽しむクラシック

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    モーツァルト好き著者の初心者向けクラシック案内。
    作曲家の生涯や時代背景など、いろいろ知ればさらに楽しく聴けるし、逆に知識や蘊蓄がなくても、感覚的に好きだと思う曲から素直に聴き始めれば、そのうち幅も広がってきますよ、というリラックスしたアドバイスと対談。モーツァルトを聴きながら気楽にサクッと読む”休憩本”。

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    2023年10月10日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    久しぶりに読んだ池袋ウエストパークシリーズ。昔ドラマを見ていたので、それぞれの人物が演じていた役者の姿で想像できるので、読みやすい。
    安定して面白いけど、主人公がちょっとクールすぎるかな。

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    2023年10月08日
  • スローグッドバイ

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    石田衣良さんが初めて書いた恋愛短編集。どれもさらっと読めて、最後にはほっこりできました。久しぶりに、手でもつないで、ゆっくりデートしたい気持ちになりました(*^^*)

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    2023年10月06日
  • 眠れぬ真珠

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    ネタバレ

    最後まで読んだ一番の感想は、前半の性描写いる?ということだった。。。
    読み始めてすぐに思ったのと違うなと思って、読むの止めようかと思ったけど、それ以降は悪くなかった。

    単行本発売は2006年らしいので、現在読むと?な箇所もあるけど、風景の描写が綺麗で、カフェ、アトリエの雰囲気が良くて、行ってみたいと思わせる。それから銅版画の製作過程と、二人で美術館に行くシーンが特に良かった。

    現在この小説が書かれるなら、更年期という言葉を繰り返さずに表現したのではないかと思う。

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    2023年10月05日
  • 約束

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    親友の死や幼い息子の病気などの、悲しみや苦しみから立ち上がり、再び前を向いて歩んでいこうとする人々の話。世の中には、少なからずある事…改めて、平凡な毎日をありがたく感じました。「約束」「ハートストーン」は、泣けました。幼い子どもの不幸は、悲しいですね。

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    2023年10月05日
  • 1ポンドの悲しみ

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    『スローグッドバイ』に続く恋愛短編集。30代の恋愛がテーマというだけあって、落ち着いた感じで、藤田香織さんが解説で書かれているように、三十代の恋は、「あなただけ」しか見えなかったころとは異なり、「あなたとわたし」が見えている恋なんですね。毎日の生活に少し〝うるおい″を分けていただきました。

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    2023年10月04日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    ネタバレ

    素直な文章で比喩表現も少なく、読みやすくてドラマを見てるみたいだったし、実際ドラマ化もされてるらしい!
    時代を感じるフレーズや言葉遣いが出てきたけど、自分は気にならなかった
    主人公たちが池袋の街を一生懸命生きる姿が健気だった

    主人公の実直さや仲間を命をかけて助けようとするところがいいやつなんだな〜ってしみじみしてしまう
    嬉しいことに喜んで悲しいことを悲しんで、怒るところでものすごく怒れる素直さが眩くて、思いがけず自分の老いを感じた笑

    展開自体はありきたりといえばそうかもしれないのに、心を動かされる場面が多かった
    例えば実家がお金持ちのりかちゃんが主人公と友達になりたくて高価なものをやたらみ

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    2023年09月29日
  • REVERSE リバース

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    中盤はちょっとダラダラしているけど、終盤はどうなるの!?と止まらなくなる
    ネットで出会い、実際に会って、相手にも自分に対しても色々思いながら気持ちが変化していく…現実でも有り得そうなお話!
    魂の双子かぁー、そんな相手とめぐり逢えたら最高だなぁ

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    2023年09月29日