石田衣良のレビュー一覧

  • 波のうえの魔術師

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    何にも考えずタイトルに惹かれてジャケ買いしたもの。
    銀行や株投資の話か…。
    むむむ。これは苦手分野かも。

    と思ったけど、あまり難しさを感じず、スラスラと読めてしまった。
    いや、わからなくても伝わるような書き方だったと言うべきかな。
    このあたりが、石田衣良さんの凄さなのかも。

    本作は20年に刊行されているため、時代設定はバブル崩壊よりちょっと後くらい。

    作品紹介で言うほど知略の限りが尽くされてる感じはなかったが、なんとなく『ぼくらの七日間戦争』を読んでるような爽快感で面白かった。
    しっかり作品紹介に引っ張られた感想w
    いや、もしかしたら寄せてる?

    単なる就職浪人でパチ屋に通いまくるところから、毎日株価書いてるだけで才能開花する主人公がまじで羨ましい。
    それを開花させた黒いガラス玉のような冷たい目を持つ魔術師はもっとすごいな。

    政治経済が本当に苦手すぎる俺には無理だ。
    いや、諦めるのはダメだ。俺も頑張ろう。
    多分やらない。

    最近はNISAやらiDeCoやらでだいぶ資産運用の波ができてきてるが、この話を読むとバブル崩壊あたりで投資推奨してたらほとんどの人が失敗して、より投資後進国になってたんじゃないかな。

    いや、むしろこれが原因だったのか?

    今でも『株で失敗した』『あれはギャンブル』『営業に騙された』くらいのフレーズしか聞かないし、学校教育としてもやってこなかったし。

    『投資に成功した!』って言う人が、YouTuberか怪しい詐欺師くらいしかいない現実。
    流石にそれは言い過ぎか。

    今後は「資産形成」って授業が高校で必修になるらしいが、どうなんでしょうね。
    森永卓郎さんは国が教えることは、国にとって都合いいことしか教えないから、変なことを植え付けるものにしか思えない、みたいなこと言ってた気がするが…。

    有意義な読書タイムをありがとうございました
    この読後感を噛み締めつつ

    石田衣良さんの作品は「娼年」、「コンカツ」、そして本作と読んできたが、どれも毛色が違いすぎて面白いと思った。
    他の作品も読んでみたいので、おすすめの作品あったら教えてください。

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    2024年10月31日
  • 愛がいない部屋

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    どの話も読みやすく想像しやすく、愛を感じやすかったです。切ない愛、悲しい愛も分かりやすく表現してあり、楽しい短編集でした。
    あと二冊ある恋愛短編集も読むのが楽しみです。

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    2024年10月24日
  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

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    久々のIWGPシリーズ。時代時代の課題やテーマを解決、マコトタカシが水戸黄門のような勧善懲悪の気配を感じてます。

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    2024年10月18日
  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

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    やっぱり現実世界と同じだけ
    マコトたちも歳をとってるんだろうか…
    やたら涙もろくなっているマコト…
    年齢的にはちょっとやばいな…

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    2024年10月17日
  • 初めて彼を買った日

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    『チェリー』が好きだ。
    同じ童貞の話でも『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』より痼が残り、余韻に浸れる。
    哀しさは残しておいた方がいい。

    セクシーと欲望のテーマパーク。

    人間の身体は等しく愛おしいものであり、多くの性の形があった方がおもしろい。

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    2024年10月14日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    シリーズ第18弾。

    ついに北東京一のハッカーゼロワンに恋の予感が。

    シリーズ第二期に入ってから、社会派要素が色濃く落ち着いた内容なだったが、本作では久しぶりに他グループのギャングが登場。

    次作から抗争ものが再燃しないかと期待。

    タイトルにもあるペットショップにまつわる回は、非常に考えるものがある。

    動物を家族として大切に飼うものがいる。

    しかし、飼うという行為そのものが善悪で述べられるものなのかどうか。

    動物を食用以外で飼育する人間の歴史を知りたいと刺激された。

    悪徳ブリーダーがSNSやニュースで取り上げられることがあるが、このペットショップ業界の闇は中々に深い物がある。

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    2024年10月10日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    タイトルになっているペットショップ無惨が良かったです。
    が、最後が駆け足で完結したような…。
    これを一冊のボリュームで読みたかったです。

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    2024年09月27日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    石田衣良と言えば性描写がメインなイメージだったが、そういった描写はなく進む小説。
    ひとつひとつの描写がきれいで出てくる料理すべてが美味しそうに感じるし、登場人物の感情の移り変わりがきれいに描かれているなと思った。
    元カノと発展するかと思ったけどそうではなく、良くも悪くも現状維持。モヤモヤとも爽快とも違うし納得とも違うけど、私は目を背けたいと思った。きれいな話だった。

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    2024年09月22日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    面白かった。
    解説を見て初めてアニメの存在を知ったけど
    みたらイメージが…
    ドラマ版が強すぎてイメージが…だった。

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    2024年09月20日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    なんか最近の話題になってきた。
    けど、進撃の巨人とか、あんまり入れないで欲しかったな。
    スピリチュアルな話が好き。

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    2024年09月10日
  • 逝年

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    ネタバレ

    人の欲望の形には、たくさんのバリエーションがあって、欲望は死ぬまで消えることがない。

    このシリーズでは、セックスという欲望に焦点が当たっているので、仕方のないことなのかもしれないけれども、結局のところ、リョウのセックスはいつも近親相姦だった。
    御堂静香への想いは、母を求める気持ちと同じもので、突然の別れを余儀なくされた母の代わりに、死を目前にした御堂静香とセックスをして、繋ぎとめようとするかのようだ。

    でも、愛の表現方法は、セックスだけではない。
    エイズを発症した状態で、危険を冒してまでセックスをしなければいけなかったのか、私には分からない。
    ただ、人はやったことよりもやらなかったことを後悔するものだから、合意の上でそういう結論に達したのなら、それも一つの答えなのだろう。
    近親相姦的関係を、聖母子像になぞらえて美しく描くことはやりすぎだと思うけれども。

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    2024年09月01日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    だいぶ最近っぽいと思ったら2018年か。
    早いものよ…
    いろんな問題を考えて、
    その解決策も考えるのは大変だ。
    最後の話の最後が可愛かった。

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    2024年08月26日
  • スローグッドバイ

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    「どの恋人たちも決定的な理由や運命的なひらめきで恋仲になったわけではないし、殺したいほどひどい理由で別れることになったわけでもない。
    気がついたら隣にいたから、と好きになり、季節が変わったから、と愛が冷めたりしている。
    おそらくはこれが、二十代から三十代はじめの恋愛のリアルな姿なのだ。」

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    2024年08月17日
  • 波のうえの魔術師

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    石田衣良さんのファンとして、投資の知識ゼロで読み始めました。

    ストーリーラインはいつもの衣良さん節といった風情。
    さらりとした文体と情景描写が心地よく、主要キャラクターもわかりやすい。

    ただ、本書の良さである『取引のスリル感』は、私の知識不足であまり味わえず...
    わからない用語を調べつつ読み進めたものの、どうしてもお金関係の知識に興味が湧かずじまいでした。
    しかしながら、ラストの伏線回収やあっと言わせるにくい演出はさすがの切れ味!気持ちのいい読後感です。

    刊行から20年経った今でも違和感のないお話なので、投資や取引に興味のある方へ(ふだん石田衣良さんの作品を読まない層の方にも)おすすめしたい一冊。

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    2024年08月14日
  • スローグッドバイ

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    恋愛の短編集。タイトルのスローグッドバイは別れた元恋人とのさよならデート。復縁してハッピーエンドかなと勝手に思っていたが大はずれでした。

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    2024年08月06日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    IWGPの一部完結作。

    連続レイプ犯を捕まえるためにマコトとタカシが動き出す。

    やはりGボーイズなしには語れなくなってきている。記念的に最後に吉岡を入れ込んできた。

    サルは全然登場しないなぁ。

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    2024年07月30日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    P活地獄編
    グローバルリングのぶつかり男
    巣鴨トリプルワーカー
    炎上フェニックス

    の4本

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    2024年07月09日
  • 逝年

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    唱年の続編。リョウの生と死の捉え方、女性の年齢への捉え方に感動した。「人は死なない。ただ消えるだけだ。」

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    2024年07月04日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    来ましたIWGP

    今回はグロ系がありますので、苦手な方は読まない方が良いかも。

    マコトは相変わらず問題を引き込むというか自ら飛び込んでいくというか。
    今回に至っては、山形から遠路はるばるやってきた依頼人の問題を解決するという。

    これだけ色々あれば大変だろうけど、人生に飽きないだろうなと少し羨ましかったり。

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    2024年07月03日
  • sex

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     『二階の夜』は唯一受け付けないが、他の短編はどれも良かった。ベタだけど単純な官能小説ではない『白い夢』『絹婚式』『純花』と『ソウルの夜』『文字に溺れて』が印象に残る。とてつもなく相性の良い相手に巡り会えた人はどの程度いるのだろう。「好きな人とたくさん」というキャッチコピーが素敵。忌み嫌うものではないし下らなくもないが、世間の風潮その他のしがらみから気恥ずかしさを伴うテーマ。もっと普通にオープンでいいのにね。性行為そのものより、手を繋いだり抱き合った時のドキドキをもう感じないことに寂しさを感じる。

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    2024年06月14日