石田衣良のレビュー一覧
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池袋ウエストゲートパーク。通称『I.W.G.P』
果物屋兼コピーライターの主人公マコトが、池袋で起こるいざこざを独自の方法で解決していく話、シリーズもの。
今作少年計数機は、その二作目にあたる。爽やかな語り口で、すらすらと読める内容。池袋の街を本当に歩いているかのように描いてしまうのは作者の力量。見事というしかない。出てくる端役達にも細かな描写がされており、池袋という街で本当に彼らが生きているような気がしてしまう。
面白くスラスラ読めたけど、何か心に残った言葉があったわけではない。けどもいつか、ふらりと池袋に寄った時には、この話を思い出すに違いない。 -
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ネタバレ岡部智香
自動車メーカー広告部勤務。二十九歳。男の腕の稲妻のような静脈は昔から大好物。彩野、沙都子の三人で共同生活。
小竹彩野
清涼飲料メーカー企画部勤務。二十九歳。今どきめずらしいAAAカップ。身長は公称百七十三センチ。実際は百七十五ある。智香とは大学時代から十年来のつきあい。
森沙都子
総合商社秘書室勤務。バツイチの三十二歳。大学のテニスサークルの先輩。意外なほどおくてで、男性には尻ごみしがちなタイプ。
中崎結有
フリーランスのグラフィックデザイナー。二十七歳。智香が主催する合コンの最終兵器。身長は百五十五センチ。あちこちの男のところを泊まり歩いて暮らしている。智香達と共同生活をする -
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何度も言わせてもらうが、現実はそう上手くいくはずがない。確かに泣ける話だが、それは単にそういうシチュエーションは現実で起こりうるので、別に説得力があるわけではない。特に天国のベルとハートストーンとか、あまりも好都合、そんなに簡単なら人は苦労しない。
解説の中石田の筆力を絶賛したが、確かに時々セリフは上手くて閃いた感じがする。ただ安定的ではなく、荒技とは言えない。特に中年男性の心理描写はわりと生々しいものの、女性を描くのは適当で、影のような感じでしかない。
良かったのは1位冬のライダーと2位の青のエグジッド、後者の方の結末はあっけないが。 -
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ネタバレ
生き物って不景気になったくらいじゃ変わらないよ
北口ラブホ・バンディッツ より
おれたちの生活はどこまでがリアルで、どこからがフェイクなのだろうか。
うちは二十代はめずらしい。
獣たちのコロシアム より
時空がねじれる第16作。
解説にもありましたが、ある意味では、サザエさんやドラえもん、クレヨンしんちゃんのように、歳を取らないコンセプトでいくようです。
ストリートにおいて、イリーガルな相手にイリーガルな方法論がどれだけ通用するのか。表題作のテーマは、記憶に新しい事件を彷彿とさせる内容であるものの、時代を切り取ることに長けた本シリーズは、それであるが故、構造批判や破壊には届 -
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このシリーズ、文庫でもXVIか。本棚に登録しているのは13冊だけど、その前から読んでるから、ホントに長い付き合いだよね。
「タピオカミルクティの夢」
この話が書かれた頃に追い出し部屋の話題なんかあったかな。ずーっと昔からそういうのはあったから、まあ、いいんだけど、そこに追いやられていた中年サラリーマンが追い出し部屋での1日が終わった後、当時流行ったタピオカミルクティのスタンドで働く話。
たとえ会社で評価されなくても立派な人物、人生を有意義に生きている人はいるもので、おっさんの働きぶりを評価いただくのは嬉しいし、こういうきっかけだけどあんな風に父と息子が話が出来るものいいね。
タピオカブームが -
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タピオカミルクティー・ラブホ強盗・戦国武将ホストの元カレ詐欺・児童虐待サイト の4編。
タピオカミルクティーって、大分前に流行って見なくなった後、再復活したなぁというイメージ。流行は繰り返すってことなのかなぁ。炭水化物と糖分でアレはカロリー高そうなので、半分コンニャクにした、というサルは目の付け所が良いと思う。
そういえば最近、プールだかが付いたラブホテルを昭和の遺産だと経営を引き継いだ、なんてニュースをSNSで見たなぁなんて思いました。チェーン経営や、外国資産に色々な職種が押されているんだなぁとしみじみ思いました。
ホストのオレオレ詐欺。元カレを装うって…無理ないだろうかと個人的には思