石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毎回読んでいるシリーズなので。
読みながら、前にも読んだことあるような….とも思いつつ、サクッと最後まで読めました。
今回のテーマは「貧困、格差社会」
借金や低賃金に苦しむ現代の若者の姿が4作にわたって描かれている。
マコトは池袋のトラブルシューター。日々池袋に潜む問題を自分の目で、脚で確かめ、頭で考えて解決していく。
この作品を読むといつも、マコトの世の中をみる目と人への寛容さにハッとさせられる。自分より偉い人や立場の弱い人、たとえばホームレスなどにも平等に接し、人間と人間として会話をする。前文にはいつもマコトが私たちに語りかけてるくる文があるのだが、それを読むといつも私は胸が痛くなり、切ないような気持ちになる。私が東京で生きるなかで徐々に失ってしまった感情がそこには語られていて、それが物語の中で起こる問題であり、現代の様々な社会問題に繋がっている。
マコトの視点や寛容さを忘れたくなくて、私はいつまでもこの作品を読み続けているのかもしれない。