石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「キャッチャー・オン・ザ・目白通り」は、
キャッチにつかまり数百万も払わされたOLの話。
キングがキャッチをやってみるというのは痛快。
「家なき者のパレード」は、
文字通りホームレスを題材に、ホームレスからの搾取本題として扱った作品。
「出会い系サンタクロース」は、
いわゆる出会い系風俗で働かされる女性に惚れ込んだ男がマコトを頼りともに奮闘する話。
表題作「ドラゴン・ティアーズ―龍涙」は、
外国人研修制度が題材で、工場で研修生として働いていた中国人少女が逃げ出し、戻らなければ研修生すべて強制送還されるという事態に。
研修生アドバイザーのリンに依頼されてマコトも動き出す。
リンがとんだ食わ -
Posted by ブクログ
ネタバレ直木賞受賞作続編に当たる短編集。
印象に残った短編をいくつかレビュー。
【ユウナの憂鬱】
まず、単純に“若さ”っていいな、眩しいな。
友達ってイイものだ、と。
“親になる覚悟”ってなんだろう?
世の若年夫婦は、どんな覚悟をもって子供と向き合っているのだろう?
そして、自分の覚悟は……?と、考えさせられた。
【メトロガール】
……青春だ!
【スイート・セクシー・シックスティーン】
……青春だね!
“ソレの前”の緊張感がひしひしと伝わってくる描写が、心地好い。
【16歳の別れ】
……文庫裏表紙の煽りに書かれた“同級生の死”は、本短編にたどり着くまでずっと“ナオト”のことかと思っ -
Posted by ブクログ
2にも、期待☆
タイトルのまんま、だけど、色んな形や色んな状況を描いた作品。
ただの官能小説ではなく、
読み手の想像を膨らませるような幅を含ませた内容だった。
性(sexという行為も含めて)に嫌悪感を持つ方にも、文字でなら受け入れ易いのではないかと思う。
子どもを持つ身としては、【純花】の話は人ごとだとは思えなかった。
一歩間違えば、同じ状況になるかもしれない、と思いながら読んで、自分ならどうしたら良いだろうか……と考えさせられた。
内容を読む前に、あとがきを読んで欲しい!
ー生と性のよろこび。
自分としての解釈にはなるが、
生と性。性にはりっしんべんがついている。
ただ単に