石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
契約社員として働いていた山形の工場を、解雇された若者4人。
他にやることもないし。という軽い気持ちで、山形から歩き始める。世の中は、変わらず日々が過ぎているはずだけど、4人の毎日はゆっくり、だけど確実に変わっていく。
自分と向き合う時間。
周りの人と向き合う時間。
これからの事をゆっくり考える時間。
石田衣良さんがあとがきでこう言っている。
「ぼくは二十代の十年間を棒に振ることを決心した。「明日のマーチ」のなかには、何度も空の描写がでてくる。その青さも、雲の様子も、夕日の赤さも、すべてあのころぼくが見上げていたものだ。」
周りが当たり前に日々を過ごしているとき、その歯車から外れたり、すごく悩みがあるとき、その流れに乗れない自分にすごく焦るときがあるけど、そんな時間はとても大事だったなぁと、ふと思い出した。
大きなドラマはないけど、自分が立ち止まった時にはまた読みたいなと思う作品でした。 -
Posted by ブクログ
まず最初に。
本編で描かれなかったので。
きっと美紀は最初周司を思って荻原に近づいたんだろうと思う。
周司に配慮してほしいと荻原に頼んだことがきっかけで美紀と荻原の仲は深まったのではないだろうか。
全体としては文章よりも映像で見た方がわかりやすいと思った。
世界観がややこしく、アクションシーンが多いから。
R指定が入るかもだけど笑
意識を失う度に21世紀と23世紀を超える展開に『火の鳥』(太陽編だったかな?)を思い出した。
23世紀は現代社会の縮図そのもの。
塔の高層部に住む一部の支配者層が下層部に住む多数の被支配者層を支配し、多くの富を独占している。
核兵器が何度も使用され、致死率88%のウィルスが散乱しているからなおさらたちが悪い。
この本で描かれている徹底的な抗戦のさまはまさに世も末だと感じるほど恐ろしく、現代社会の問題を解決できる方法を提示できていない。
それでもシューの奮闘ぶりは世の中を生きるエネルギーになると思った。
きっと人は他人のために生きているんだろうなぁ。