石田衣良のレビュー一覧

  • 坂の下の湖

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    石田衣良さんのエッセイ集は3冊目。小説と同様、相変わらず優しい筆致で読んでいてとても気持ちがいい。
    石田さんはどちらかといえば自分の親父世代に近い人。それでも言葉に全く説教臭さが無く、若い世代を全力で応援してくれている。優しく、時に厳しくエールを送られるような安心感が残る。

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    2015年05月20日
  • 夜を守る

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    アメ横という文字を見て即購入
    上野駅と御徒町を行き来する描写になんだか嬉しくなってしまった
    遅刻したりダレたりしたとしても、4人が欠かさず毎日集まれるのは純粋にすごいと思った
    天才の素直さもいい緩衝材になってるのかな
    あと、上野公園の夜の姿に驚いた!

    うーん、もう一回アメ横練り歩こう。
    今度こそフルーツの串刺し買ってみる!

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    2015年04月22日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    ネタバレ

    安定して面白いのだけど、
    なんか物足りない感じがしたのは、自分だけかな。

    とりあえず、タカシはどうして収入を得ているのかが不思議。

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    2015年02月28日
  • 逝年

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    「娼年」を再読してこちらの本を続けて読む。

    前回の最後にクラブが解散。
    これからの見通しもつかず、リョウはこれからどのように生きていくのか。

    前作で十分成長を遂げてしまったリョウ。
    今作では歳に似合わぬ責任を負わされることになる。
    クラブの再開、新人の発掘、そして自分自身の商品価値の引き上げ。
    何もかもが愛する人のためならば、ぐずぐずいってはいられない。

    トランスジェンダーのアユムの登場はあるものの、前作ほどのインパクトはなく、前作を一貫して貫く優しさのようなものも薄まってしまっている感じ。それはおそらくメグミのせいだと思う。
    赦すというのが許される場合とそうでないと時があるのかな。

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    2021年09月06日
  • 夜を守る

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    アメ横の空気を良くしたい。

    中学時代からの仲間、「アポロ、サモハン、ヤクショ」
    そして施設で育った「天才」
    ガーディアンを結成した4人の青年が夜の上野を歩きだす

    小説の雰囲気はIWGPと似た感じ
    すらすらっと読めます

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    2015年01月15日
  • 明日のマーチ

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    若者4人のロードムービー。
    時代は違えど年代は同じなので、感情移入はとてもしやすかった。

    ただ、時代背景がどうであれ、能力のある人は正社員として働けるわけで、工場に契約解除されて、徒歩旅行をすると言うのは、なんてモラトリアムな4人なんだろう、と感じる反面、羨ましくもなった。

    風景の描写、心情の描写の言葉の選び方がすごく素敵!修吾と関川さん親子とのやり取りは涙ぐんでしまいました。

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    2015年01月13日
  • 東京DOLL

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    石田衣良が描く男女関係の生々しい描写にはいまだ若干抵抗があるが、都会的な雰囲気を醸し出す独特な世界観は割りと好き。これも。

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    2015年01月09日
  • 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV

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    今回は比較的血を見ない展開でしたので、読みやすかったです。とは言うものの、時事問題に切り込んでいく(巻き込まれていく?)マコトがトラブルを解決しても、一過性であり、根は深いものが残されているなぁと思いました。これを書かれたのはだいぶ前になるのでしょうけれど、今でも問題が残されている気がします。

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    2015年01月03日
  • 夜を守る

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    IWGP慣れしてるから読みやすかった。
    事件も軽いし、書き方も軽くなってるので、より日常的。
    やっぱり石田衣良は、こうゆう若者の事件絡みの話とかが読みやすい。

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    2014年12月23日
  • 傷つきやすい私たちが幸せになる方法 石田衣良の恋愛総研(ラブラボ)

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    試行錯誤が恋愛の糧になる。
    →自分のコンプレックスをネガティブに捉えるなかれ。コアな魅力と思い、自分を魅力的に見せる方法を探すことも一手

    結婚に全てを賭けるなかれ
    →離婚率の高さは、結婚に拘束されなくても自分で生きて行けるほど女性の社会進出が進んだことも1つの要因。
    つまりは、結婚したからといって幸せが確約されるわけではなく。むしろ幸せは自分でなるもの。
    おひとりさまだっていいじゃないか!

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    2014年11月11日
  • 赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    ヤクザものはあまり自分には合わない気がした、
    カジノが舞台で主人公もみんなクズだ。人のもの盗み、盗まれ、そこに復讐の大義は生まれない。
    感情移入は出来なかった

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    2014年11月06日
  • 明日のマーチ

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    契約社員として働いていた山形の工場を、解雇された若者4人。

    他にやることもないし。という軽い気持ちで、山形から歩き始める。世の中は、変わらず日々が過ぎているはずだけど、4人の毎日はゆっくり、だけど確実に変わっていく。

    自分と向き合う時間。
    周りの人と向き合う時間。
    これからの事をゆっくり考える時間。

    石田衣良さんがあとがきでこう言っている。
    「ぼくは二十代の十年間を棒に振ることを決心した。「明日のマーチ」のなかには、何度も空の描写がでてくる。その青さも、雲の様子も、夕日の赤さも、すべてあのころぼくが見上げていたものだ。」
    周りが当たり前に日々を過ごしているとき、その歯車から外れたり、すご

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    2014年11月03日
  • 波のうえの魔術師

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    IWGPシリーズのノリで読んだのですが、、、。

    内容に株を扱ってる分、
    経済用語が多くて無知な僕にはちょっと難解でした。

    物語的にはそれなりに面白いけど、
    主人公の生活に親近感が持てないので、
    ハマるまではいかないかな?

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    2014年10月30日
  • sex

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    やや感動系なエピソードも入った官能短編集。テーマがズバリそのものなので人前で読むには恥ずかしいですな。
    考えてみると食欲と同列なのだからおかしくはないはずなのだが。

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    2014年10月21日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    いつもどおり面白い。
    IWGPのドラマを見ていたので、登場人物が想像しやすくて、いいよね。

    言い方は悪いけど、ジャンクフードの様な小説。
    面白いけど、何も残らない。
    読むのは楽だけど深さもない。

    ジャンクフードじゃないか、米ってとこかな?

    とはいえ、石田衣良さん好きだから作品はほとんど読んでるんだけどね。これが年をとったということなのか…

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    2014年10月04日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    善人の仮面をかぶった最悪な奴と最悪な仲間たち。捕まえたのはいいけど、呆気なく警察の手に渡ってしまった。今一つスッキリしない。マコトとタカシとその彼女4人で旅行なんて、そういう話はいまいちだな。

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    2014年10月03日
  • カンタ

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    ひと言で表現すれば陳腐かな。
    それぞれの小道具、登場人物の個性やストーリー展開などか小説の世界ではありふれたものばかり。上手く組み合わせて読める作品に仕上げたのは流石だけど、石田氏にそんなものを求めていません。さらに解説を書いているのがホリエモンとは…

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    2014年09月29日
  • カンタ

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    カンタというのは発達障害の子供で、ひょんな偶然からほとんど同居生活をすることになった、同い年の秀才少年との間の友情物語。

    解説が堀江貴文さん。何とも微妙にアンバランスな締めくくりであった。

    (2014/9/2)

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    2014年09月19日
  • てのひらの迷路

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    超ショートショートな短編集。でも短い文章の中にも石田衣良ワールドがあり、それぞれのお話にじんわりくるものがありました。物語を作っていくステップを描かれた短編や、石田衣良さんが小説家になった経緯が描かれた短編もあり、ややエッセイ的な要素もあり、スラスラと読めました。

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    2014年09月18日
  • 空は、今日も、青いか?

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    石田衣良さんのエッセイ集。

    10年前の題材で少々懐かしいものも多々ありました。
    前向きな気持ちになれる感じがします。

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    2014年09月11日