石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きな石田衣良の作品で、この本はショートショート+エッセイです。なかなか面白い趣向なのですが、残念ながら文章がない部分が多くて残念です。
でも内容は一編一編に工夫があって、結構面白いです。
個人的には長編のほうが好きで、ショートショートはイマイチかなぁ?なんだけど、石田衣良は短編が上手い!で、ショートショートも上手い!!
さすが石田衣良だな、なのでした。
でも、なんかこの連載でなんとか一本の作品集として出版するってコトが商業主義なのかなぁ?ってなって、少しシラケちゃったりもするのでした。
作品自体は良いんだけどなぁ…。
もっと一冊でもっと読みたいなぁ…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◆あらすじ
バブル崩壊後の不良債権の回収のため、まつば銀行が年配の方をターゲットに契約を取っていた変額保険。
契約者達は、だまされたも同然、不幸な人生を余儀なくされていた。
トレーダーの小塚老人に見染められた白戸は、老人のマーケットを使った、まつば銀行への復讐計画を手伝うこととなる・・・・。
◆感想
面白かった。
まつば銀行の汚いやり口や、小塚老人の生い立ちや、マーケットの事など、エピソードとして面白い話が盛り込まれていて、ドンドンとテンポよく先に読み進めたくなる。
ところが、計画を実行した後の話は、話のテンポを崩されてしまった感じ。
★4つ以上にしなかったのは、後半部分と、話の終わり方が -
Posted by ブクログ
こちらも年1回この時期のIWGPは第8作。
世相を鋭く切り取って、いつものトラブルシューティング。
今回のお題は格差社会と非正規労働者ってところかね。
前作でも階級化社会への視点が見え隠れしていたけど、今回はシングルマザーやネットカフェ難民、日雇労働派遣労働者の姿を描いて結構リアル。
とは言え、暗い話を描いて余りくどくならず、理想的に終わるっていうこの本のスタイルは、いつも通り。
うちの会社を相手にして裁判起こしている派遣社員の人もいたりで時々会社の周りでもデモがあったりするけど、デフレで就職難のこのご時勢、代表選に現を抜かす現政権では状況の好転は望み薄。いつまでこんな社会が続くかねぇ…。
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Posted by ブクログ
子どもの語り口調で物語が進んでいくので、
さほど重苦しさを感じませんでしたが、
大量の問題提起をしてますよね、これ。
報道のあり方とか、少年法とか、
いじめの問題にしても、
自分には関係ないとどこかで思っているから、
真剣に考えることもないし、
その裏側まで考えることもしないし。
でもホントはいつ自分に降りかかってもおかしくないし、
息苦しくて生き辛いって思うのもホント。
あ~なんかわかるわ~、
と14歳の子供の目線ではありえないけれど、
ちょっぴり共感。
でも、黒幕を死亡させてケリをつけるのはちょっと・・・。
綺麗にまとめようというか、
丸くおさめようとしたらそうするしかないのかもしれ -
Posted by ブクログ
小学生女児が殺害されて平穏な町は騒然となる。
その女児は中学3年生の主人公の妹と同級生。
そして犯人は中学1年生の主人公の弟だった。
ってことを軸に物語が展開される。
もちろん犯人はすでに分かっている。
タイトルの「うつくしい子ども」っていうのは、単純に言えば主人公の弟と妹は非常にかわいらしくて子役モデルなどもしていて母親から溺愛される。
でも一方の主人公の容姿は決してそうではない。だからと言って母親から嫌われるとかも全然ないけど。
主人公は「どうして弟がこんなことをやってしまったのか」という疑問を持ち、それを調べていく。
弟はいつまでたっても弟で、だから分かってあげなきゃいけないんだ。