石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
石田衣良本人の垢抜けた印象から、軟派でライトな小説を予想していたが、意外と硬派な犯罪小説だった。女の子は妖艶というよりは健気で献身的。お色気シーンはほとんどなく、男臭い話だ。伝説のギャンブラーの唐突な登場とか、安易なハッピーエンドとか、多少ご都合主義はあるものの、イケブクロのアンダーグラウンドを舞台に二転三転するストーリーはテンポがよく、文章も素晴らしくうまい。脇役たちのキャラクターもいちいち個性的で面白く、最後まで楽しく読めた。
主人公は映像ディレクターという職業柄、目に映った映像を記憶する特殊な能力がある。昔、子供向けの翻訳童話で「名探偵カメラちゃん」というシリーズを読み漁っていたことを思 -
Posted by ブクログ
オタクって定義が難しい。
本物のマニアからすればド素人レベルでも「オタクなんです」と言いたがる人も居れば、比類ないレベルでも隠したがる人も居る。レベル分けは実はかなり難しいと思われる。
本作はTVドラマ、映画化、コミックス化されている。IWGPなどから考えても、石田衣良の独特のハイテンポが活きている作品で◎
ただし、登場人物の設定もまた独特すぎるので意見が分かれるだろう、とも思う。あまりにもリアルなオタクが描かれていたら逆にひく気もするけれど…。
私的には映像や漫画のほうが受け入れやすいに違いない!と思った(…読みにくかった…。)のですが、ページの言葉にははっとさせられるものがあったので -
ネタバレ 購入済み
欲望
石田衣良、テレビでよく見かけるから、アイツの願望、欲望はこんなんなんだなと、想像しながら読んでしまう。
いっぱい浮気して、セックスして、でも両方の女から好かれて、仕事でも成功して、っていう男の願望がいっぱい詰まった小説でした。