石田衣良のレビュー一覧

  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

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    これは完全に個人的な意見なのですが、エッセイが書ける小説家って、ものすごい才能があると思うのです。
    石田衣良はまさにそれ。
    ただ、恋愛小説がうまくないところが残念ですが。

    でも、青春小説がうまいだけあって、20代、30代の人に向けて発せられるメッセージというのは、強烈なインパクトがある。
    ただ、強烈に感じるのはインパクトだけで、あくまでその囁きは穏やか。
    R25でのエッセイ「今日も~」がまとめられたエッセイ集もいいけど、このほんもなかなか集め方がいい。

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    2010年09月06日
  • 赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    ざっくり言うとギャンブルにはまって、借金した男が犯罪に手を染める。
    んで、成功するんだがその金を奪われ、最終的にはギャンブルで大逆転を起こすという話。
    よくありそうな話ではあるけど、石田さんの描くキャラクターはやっぱりいい味を出している。

    ギャンブルにはまる気持ちは自分にはよくわからんが、「自分はやっぱりだめだ。どん底に落ちて初めて、そう安心する。」ってのはなんとなくわかる気もするんだなー。
    ストレスなのかなんなのか、自分の中にたまっていくものを解消する方法ってのはなにかしらみんな持っているのかもしれない。

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    2019年01月16日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

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    全体的に内容が昔の収集だが
    石田さんらしさは十分伝わるエッセイ。

    小説も好きだけど、エッセイもいつも面白い。

    若かりし頃にFEN放送でTOP40を書き出していた、
    というエピソードに勤め先の同年代の人が全く同じ事をしてたとのこと。
    これにはビックリ。

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    2010年05月09日
  • うつくしい子ども

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    子どもの語り口調で物語が進んでいくので、
    さほど重苦しさを感じませんでしたが、
    大量の問題提起をしてますよね、これ。

    報道のあり方とか、少年法とか、
    いじめの問題にしても、
    自分には関係ないとどこかで思っているから、
    真剣に考えることもないし、
    その裏側まで考えることもしないし。

    でもホントはいつ自分に降りかかってもおかしくないし、
    息苦しくて生き辛いって思うのもホント。
    あ~なんかわかるわ~、
    と14歳の子供の目線ではありえないけれど、
    ちょっぴり共感。

    でも、黒幕を死亡させてケリをつけるのはちょっと・・・。
    綺麗にまとめようというか、
    丸くおさめようとしたらそうするしかないのかもしれ

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    2010年04月29日
  • 池袋ウエストゲートパーク(3)

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    IWGPは読んだことがないが、こんな雰囲気なのかな?
    イラストとストーリーがマッチしていて、面白かった。

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    2010年04月26日
  • 池袋ウエストゲートパーク(4)

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    IWGPって読んだことがないけど、たぶんこんな雰囲気なんだろうね。
    イラストのタッチも嫌いじゃないし、面白かったよ。

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    2010年04月26日
  • 池袋ウエストゲートパーク(1)

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    IWGPは読んだことがないが、たぶん、こんな雰囲気なんだろうね?
    イラストのタッチも嫌いじゃないし、オレは好きだよ。

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    2010年04月26日
  • てのひらの迷路

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    半身浴をしながら毎日少しずつ読んでいきました。
    どの話も個性的なようで身近な雰囲気。
    もう1周したい。

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    2010年02月08日
  • てのひらの迷路

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    ショートショート集。
    粒ぞろいで楽しめた。

    それぞれの話の前書きに石田氏がコメントを付けている。
    それも楽しみの一つ。

    引っかかりも無くすんなりと読めた。
    ワタシは多分、石田良衣作品にあまり感情移入しないから。好きだけど。

    (2009,02,11)

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    2010年02月05日
  • うつくしい子ども

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    小学生女児が殺害されて平穏な町は騒然となる。
    その女児は中学3年生の主人公の妹と同級生。
    そして犯人は中学1年生の主人公の弟だった。
    ってことを軸に物語が展開される。
    もちろん犯人はすでに分かっている。

    タイトルの「うつくしい子ども」っていうのは、単純に言えば主人公の弟と妹は非常にかわいらしくて子役モデルなどもしていて母親から溺愛される。
    でも一方の主人公の容姿は決してそうではない。だからと言って母親から嫌われるとかも全然ないけど。

    主人公は「どうして弟がこんなことをやってしまったのか」という疑問を持ち、それを調べていく。
    弟はいつまでたっても弟で、だから分かってあげなきゃいけないんだ。

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    2010年02月04日
  • 波のうえの魔術師

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    灰色のデジタルの波の上を歩く魔術師。
    彼に見いだされた主人公のコンゲーム。

    「変額保険」というメガバンクが仕掛けたワナにより、多くの老人が被害にあった。
    逆に銀行の株価を奈落の底までたたき落とし、復讐を果たそうとする主人公&小塚老人。
    秋のディールによって、罠は発動するのか?
    主人公と老人は、投資家としてどのような道を選択するのか?
    常にワクワクさせられる、痛快な作品でした。
    石田さんの小説は、恋愛ものよりこういった作品の方がおもしろいな。

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    2009年11月18日
  • 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    【成功というのはある時点でどれだけ勝ったかじゃないの、いつまで勝ったなのよ。】

    IWGP外伝。
    カジノ、狂言強盗といった話。系統はIWGPだね。
    まぁまぁおもしろい。

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    2010年01月30日
  • 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    池袋ウエストゲートパークの外伝。マコトが主人公ではないのですが、なかなかいい出来です。楽しかった。サルとタカシは出てきましたし。

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    2011年07月31日
  • 池袋ウエストゲートパークR(2)

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    2巻完結でした。

    IWGPはドラマではまって、原作も読み始めて、漫画も買った口です。
    ドラマのキング(窪塚洋介)にメロメロでしたが、原作のクールなキングも好きです。
    漫画のキングは見た目はドラマのキングっぽいけど、キャラは原作に忠実?

    このストーリー自体どこまで原作ままなのかが分からないのですが、
    うまくまとめているんじゃないかな、と思います。可もなく不可もなく。

    またゲリラ的に続編描いてくれると嬉しいかな?
    原作読んでれば充分って話もあるけども。

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    2009年10月07日
  • 波のうえの魔術師

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    銀行を潰せ、株で。1998年の日本を舞台に株を何も知らぬ一人の男が、老人に誘われひとつのディールに絡んでゆく。冒頭はかなり風呂敷広げた壮大な経済コンゲームだったが、話が進むにつれ、なんだかわびしくなっていくのが残念。

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    2009年10月04日
  • 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    IWGPに出てくるマコトのツレでヤクザのサルが助演男優の小説。
    ギャンブル好きにはたまらないかも。。。

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    2009年10月04日
  • 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    石田衣良本人の垢抜けた印象から、軟派でライトな小説を予想していたが、意外と硬派な犯罪小説だった。女の子は妖艶というよりは健気で献身的。お色気シーンはほとんどなく、男臭い話だ。伝説のギャンブラーの唐突な登場とか、安易なハッピーエンドとか、多少ご都合主義はあるものの、イケブクロのアンダーグラウンドを舞台に二転三転するストーリーはテンポがよく、文章も素晴らしくうまい。脇役たちのキャラクターもいちいち個性的で面白く、最後まで楽しく読めた。
    主人公は映像ディレクターという職業柄、目に映った映像を記憶する特殊な能力がある。昔、子供向けの翻訳童話で「名探偵カメラちゃん」というシリーズを読み漁っていたことを思

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    2009年10月04日
  • ブルータワー

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    石田衣良さんはわりと好きなので、おもしろく読めた。
    でもなんていうか、小説ってかんじはしなかった。
    映像を文にした、というか。
    SFって読んだことないしあまり興味ないけど、だいたいこんな感じなのかな。

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    2019年05月19日
  • 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    池袋ウエストゲートパークの「サル」を重要人物に据えた外伝。本家よりも犯罪の度合いが強いかなと感じます。

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    2009年10月04日
  • 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV

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    お馴染みのIWGP第5弾。
    中国に行った飛行機の中で読んでいたのだけど、質量ともに旅の友としては安心して持って行けるというところ。
    今回は中国を扱った物語があったけど、持ち込まれる事件はその時代時代の風俗を切り取り、回りに描かれる細かな風景やファッションはそれを際立たせる。その辺はこの作家の真骨頂。
    しかし、マコトは歳を取らんね。

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    2023年04月03日