石田衣良のレビュー一覧
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■ぼくたちは、勝ち組でも負け組でもなく、ひとりだけで一度きりの生を送るのだ。
■ひとりの自殺者のかげには、十人の十冊未遂者が隠れている。
■社会に出たら、毎日が試験だ。しかも、正解のない試験だ。
→正解は、誰も教えてくれない。というより、誰にも分からない。
■今、誰もが夢について語りたがる。夢を持っていないと、どこかおかしいという風潮さえある。
→だが、本来、夢がなくても、人間は生きていけるのだ。
→夢は人を勇気付けるものであって、傷つけるものではない。
→自分を不幸にする夢なら、捨てることで、前進できるのだ。
■親たちは、自分に与えられるものは、すべて与えてきた(子供に)。
→けれ -
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ゲームクリエーター?の主人公とコンビニ店員の女の子がゲームに登場する人物のモデルをして恋に落ちるという典型的な恋愛小説。
石田衣良特有のブランド品の描写がこれでもかというくらい出てくる。
レンジローバー、カルティエ、クロムハーツなどなど。
興味のない人には全然分からないだろうに。。。
すごいんだろうけど、名前ばかりが先行してすごく気になった。
良くできた彼女(本作では婚約者)がいるけど、他の女の子が気になる。
しかも、自分の手で徐々にきれいになっていくという王道中の王道。
少女漫画の原作にありがちな展開すぎるとも思うけど。
だからこそ、石田衣良のファンは女性率が高いのかもしれない。
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ネタバレ池袋ウエストゲートパーク1を読んでから友人に勧められて読んだ。
前回のが池袋の裏の世界だとすると、裏のさらに裏の世界の話。
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・ミステリーとしての面白さ。
・ギャンブルにのめりこむ登場人物の描写
・サルがいい味出してた。(優しさ、頭の回転、迫力、人間味)
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・復讐の動機が、あまり共感できなかった。(自分がギャンブルをやらないため主人公に終始共感できない)
・最後の結末がちょっとあっけない。
一番、印象に残ったのは解説だった。
パチンコで得た景品を換金する行為は法律で禁止されている。
⇒15年前まで取り締まられていた。
⇒しかし、警察が、景品買取機構を立ち上げた。誰も取り締まれない -
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ネタバレ池袋WGPシリーズの外伝ってことで、WGPの主人公マコトは出てきませんが、シリーズで良く出てくるサルがサブ。そして、池袋のGボーイズのキングたかしも出てきます。
しかし、主人公はあまり売れない映像ディレクターで、博打にはまってしまっている小峰という男です。ひょんなことから誘われて、サルのところがしきっているカジノバーの売り上げ1億円を狂言強盗でかっさらうが、仲間に裏切られて、サルにもつかまって崖っぷちに立たされる。
しかし、小峰はその金を取り戻せたら許してくれるかと、自信もないのに大きな博打に打って出る。そこから、サルと二人三脚の捜査がはじまる。犯人は見つかったが、簡単には取り返せないと分 -
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20年前、バブル期の杉本怜一の「就職戦線異状なし」もワセダ、マスコミ就職活動であった。先行した「就職〜」がいささか戯画的に書かれていたのに対し、本作の登場人物は等身大、こじんまりと描かれている。マニュアルに頼り友人のネットワークを何よりも信頼する傾向は、この1世代分で、なお強まった。
アメリカでは、ロースクールやメディカルスクールの「過酷な体験記」がジャンル化しているようだが、日本では「就職活動」がジャンル化した。苦しい体験を通した若人の内的成長を描くというのは共通だが、かたや勉強を通じ、かたや社会の入り口のドアを叩いて初めて気づく、というわけだ。 -
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少年犯罪の話。犯罪を犯した13歳の弟をもつ14歳の兄の視点で、犯罪の本質、家族の様子などが描かれてる。
東野圭吾の「手紙」と同じような読後感。
引き込まれてすぐ完走できる。
ちょっと入り込まれへんのは、14歳の兄含め、中2の子たちが、中学生離れしすぎているところ。
とくに最後の方の兄の発言「でもあの人(松浦署長)は最後に間違うことはない。それは山崎さんの方が詳しいんじゃないですか」に関しては笑ってしまった。なんで、この子が松浦署長の性格、山崎さんと松浦署長の関係をここまで知ってるんやろ。
好きな言葉は「いつだってなにがあったって、ふざけていられるというのは立派な才能だ。」 -
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ショートショート集です。もとは連載ものなので、締切ギリギリでやっつけ仕事だったんだろうなあというものもありますが、色々挑戦していて飽きないです。切り抜け方を見るのも有りかなあと。
私小説要素が強いですが、どこまでが現実かわからない不思議な感じ。どこかシャープで攻撃的な感じが見え隠れするのは、やっぱり石田さんだなあと思います。短編集というより試作集?
個人的当たりは少なかったのですが、「終わりのない散歩」が好きでした。
石田衣良ファンには楽しめそうですが、初めて石田作品を読む人にはついていけないかも。何冊か他のを読んでから手を出すのがおすすめです。 -
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大好きな石田衣良の作品で、この本はショートショート+エッセイです。なかなか面白い趣向なのですが、残念ながら文章がない部分が多くて残念です。
でも内容は一編一編に工夫があって、結構面白いです。
個人的には長編のほうが好きで、ショートショートはイマイチかなぁ?なんだけど、石田衣良は短編が上手い!で、ショートショートも上手い!!
さすが石田衣良だな、なのでした。
でも、なんかこの連載でなんとか一本の作品集として出版するってコトが商業主義なのかなぁ?ってなって、少しシラケちゃったりもするのでした。
作品自体は良いんだけどなぁ…。
もっと一冊でもっと読みたいなぁ…。 -
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ネタバレ◆あらすじ
バブル崩壊後の不良債権の回収のため、まつば銀行が年配の方をターゲットに契約を取っていた変額保険。
契約者達は、だまされたも同然、不幸な人生を余儀なくされていた。
トレーダーの小塚老人に見染められた白戸は、老人のマーケットを使った、まつば銀行への復讐計画を手伝うこととなる・・・・。
◆感想
面白かった。
まつば銀行の汚いやり口や、小塚老人の生い立ちや、マーケットの事など、エピソードとして面白い話が盛り込まれていて、ドンドンとテンポよく先に読み進めたくなる。
ところが、計画を実行した後の話は、話のテンポを崩されてしまった感じ。
★4つ以上にしなかったのは、後半部分と、話の終わり方が