石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「こんなにいい先生や生徒はそうそういないよ」というのが、学校もののドラマなどを見てもよく抱く感想で、本書においても同様だった。熱血な先生ではないし、確かに現代の教育現場には珍しくないのであろうトラブルが描かれている。そこは興味深く、物語としても面白かった。けれど著者の作品に多く出て来る特徴的な「人の好い」人物達は、教育現場においてはあまりにもフィクション的というか、「そううまくいかないよ」「こんなにいい先生や、こんなに素直な小五はいないよ」と思ってしまう自分がいる。(でも染谷先生や九島先生は普通にいそう。)
それは本書の内容云々ではなく、自分が過ごした短くない学校生活の経験から抱いたものであり -
Posted by ブクログ
『 読み落としてますか』
うーん。簡単なお涙頂戴ではないのはわかるのだけど、少しだけ、ほんの少しだけ残念だった。どんなラストを迎えても、こういった話はどうにでもできるのだけど、あまりにも綺麗すぎるのではないか。
そして、私はいやらしく疑ってしまうのだ。これは、病気と戦い真実の愛を見つけた男の話ではなく。出産がいかに素晴らしいかということを誇示するためだけのCMではないかと。
子供名前について最後描写があっただろうか?他にも沢山取り残しの物語があったように思う。広げた風呂敷を綺麗にたためとは言いたくはないが、少なくとも私はなにも感じなかった。 -
Posted by ブクログ
『白んだ空とスズメの鳴き声、そして空っぽのコーヒーカップ』
実に石田衣良らしい作品だ。主人公をなんとなく、石田衣良本人に重ねて読んでしまうのは、実際の彼もユーモアに溢れそしてどんなことを考えて様々なことへ思いを巡らせているのかを私が知っているからだろうか。50も遠に超えた人に向かって半分も生きていない私が彼と呼ぶのもおかしい話だが、私の中での石田衣良とはこの主人公の当馬そのものでその当馬もまた私にとって彼と呼ぶことがしっくりときた。
この作品をまだ私は前半しか読んでいないわけだが、今の時点で書けることだけ書いておく。いつも通りしっかりと風刺がきき、そしてさりげなく業界への敬意と呼んでいいの -
Posted by ブクログ
雑誌編集の女性とフリーカメラマンの夫婦が子供を生む話し
この主人公の女、ムカつくな
言ってることはわかるんだけど、ぐだぐだ言うならさっさとそうしろ!とか、オマエがそう思うんんならそうなんだろうな、お前の中だけではな!と言いたくなる
読んでるうちに、何というか女性のしょうもない愚痴を聞いてる気になってきた
そして何より、自分の妻の妊娠・出産持のアレやこれやらが思い出されてとても辛い
もう、妊婦はそれまでの人とは全く異なる別の人という認識くらいに思っておいた方がいいのかもね
特に主人公へのムカつきポイントは
切迫早産の人は偉くて、つわりで苦しんでるヤンキーはゴミクズみたいに思ってるように