石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2にも、期待☆
タイトルのまんま、だけど、色んな形や色んな状況を描いた作品。
ただの官能小説ではなく、
読み手の想像を膨らませるような幅を含ませた内容だった。
性(sexという行為も含めて)に嫌悪感を持つ方にも、文字でなら受け入れ易いのではないかと思う。
子どもを持つ身としては、【純花】の話は人ごとだとは思えなかった。
一歩間違えば、同じ状況になるかもしれない、と思いながら読んで、自分ならどうしたら良いだろうか……と考えさせられた。
内容を読む前に、あとがきを読んで欲しい!
ー生と性のよろこび。
自分としての解釈にはなるが、
生と性。性にはりっしんべんがついている。
ただ単に、体を合わせるだけでは成り立たないことだから、なのかなと。
心を伴った生きる行為。
そういうのを、著者は伝えたかったのかな……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ若くてして成功した、ゲーム作りの天才であるMGと、
彼が見つけたモデルのヨリ。この二人を中心に進んでいく
恋愛小説です。
ゲームのヒットによって得た莫大なお金を持つMGには、
ギラギラした出世欲のようなものはありません。
もともと、良いゲームを作ればそれでいい、というような人のようです。
なので、ある意味で、やぼったい生活臭のない、夢のような生活の中の
おとぎ話のような恋愛がそこにあります。
おとぎ話と言ったって、小学生が読むような話ではなくて、
ちゃんとセックスが行われていて、それが官能的に読者の心を喚起したりもする。
面白い小説でした。
僕はどっちかというと、「文学」と呼んだ方がしっくりくるような読み物を
読むことが多く、この石田衣良さんのような「小説」と呼ぶ方がふさわしい
ような読み物に触れることは少なかったです。
特に、東京の今の話なので、余計に自分とは遠く感じてしまうがゆえに
新鮮なところがある。
石田衣良さんって、NHKか何かでみたときに、ちょっと独特な人なんだけれど、
ちょっと「?」がつく印象の人物だなぁと見ていましたが、
小説はとても上手なんですね。
また、違う作品を読んでみるかもしれないです。
ヨリは魅力的な女性でした。
新たな「マイ・フェア・レディ」として読んでも良いですね。 -
Posted by ブクログ
IWGPシリーズのすごいところは表題作以外もそれぞれにしっかり魅力があるところだと改めて思った。
そして本書のラストを飾る表題作は、
久々のGボーイズ内戦もので、本書全体の構成としてはとても懐かしくこれぞIWGPと思うものだった。
だけど、表題作の中身を読んでいくとあきらかに違うことと変わらないものがあると感じた。
昔と違うのはマコトもタカシも年を取っているということ。
とくにマコトの大局を見据えれている感じや池袋内での立ち位置に関しては何年か経ったということがひしひしと感じる。
それをここで如実に表現しているのがすごいと思う。
変わらないものはとくにキング・タカシのカリスマ性である。
かっこよすぎるのはいつも変わらない。
本作では、べつの戦闘のカリスマが現れ、そして内戦雰囲気でタカシも揺らぐのかと思ったが、そんなことは決してなかった。
ただし、自分で年を取ったと語り、その時の哀愁は作中のリアリティを引き出している感じがした。