石田衣良のレビュー一覧
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ネタバレ「泥だらけの星」
近頃は定期的と言っていいほどある、スターの未成年スキャンダル。
未成年だってわかってて、結果スキャンダルっていうならまだしも、未成年側が嘘ついてても罪に問われるのは成年スター側っていう構図に、ずっと違和感があったけど、これでひとつ納得した。
嘘をつかせるひとがいるわけだ、そしてそいつが得するわけだ。
今のご時世、テレビで公開処刑されるのはスターだけだとしても、未成年側もネットで社会的攻撃を受ける。それもわからないほど未熟なんだから、成年側がしっかりしろってことかと思ってた。
そのパターンもあるとは思う。
でもこの話のように、どちらともを嵌めて、私欲を満たすやつがいるんだ。
そ -
Posted by ブクログ
おぉ~新刊出てる。安心・安定のIWGP。
今回、懐かしのストラングラーとか書いてあったので一巻を読み直してみました。シュン君ってここにも出てたのか…となんか新たな発見。
イイネに踊らされる子供の話、今どきだなぁ。自己承認欲求とみんなでやれば怖くない、的な。マコトは子供と男性には好かれるんだよなぁ(笑)
そしてアニメ化だそうで。私はかの有名なIWGPのドラマは見たことが無いのですが、色々な媒体でこの作品を知っていく層が増えるのはうれしいかな。マコトの足るを知ってる所とか、タカシの自分の信念を曲げないスタンスとか、色々な人が居て色々な考え方があるし、みんな頑張って生きているんだ、ということを教 -
購入済み
20歳にして人生をあきらめた
20歳にして人生をあきらめた青年の物語。べとつかない静かなそしてどこかあきらめた 諦観した雰囲気が丁寧な文章に満ちている。主人公を狂言回しとして実際の主役は女性たちのような気もする。彼ら彼女らの細かな心情表現が中心の作品でストーリーの起伏という意味では乏しい。
コミカライズもされているがこちらの方もよい作品だと思う。 -
Posted by ブクログ
スーパー内の書店の平台に「短編工場」という文庫本があった。その中に、この短編の「ふたりの名前」が収められていて思い出した。
同棲して一年弱の朝世と俊樹。二人は全てのことにおいて、所有権をはっきりさせたいと、家の中にある「物」にイニシャルのAとTを書き記していた。あるとき、ひょんなことから子猫を飼う運びとなる。子猫と楽しい時間を過ごしたひと時だったが、子猫が突然・・。
この出来事をきっかけに二人は、理屈ではなく目に見えない大切なものに気づく。
私的に・・夫婦間で名前を書くって、ありえないけど。
命の重さが二人を救った。
子猫の名前がまだ付いていなかった。二人は最高の名前を付けた。
名前は誰かの所 -
購入済み
逝年
娼年を本ではなく、映像で見ました。
逝年、爽年があると知りこちらで購入。
凄く世界観が素敵で一気読みしてしまいました。
自分が思っている性より、もっともっと深いものを知れた気がします。
続きも読みたいのでまた購入します