石田衣良のレビュー一覧
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ネタバレ池袋のトラブルシューター、マコトの活躍を描くこのシリーズも14作目。
持ち込まれたトラブルを、培ってきた人脈を駆使して鮮やかに解決します。時には“痛み分け”になるような時もありますが、世の中、白黒はっきりしていることの方が少ないので、その方が現実的に思えます。
今回も、ネット上で盛り上がっているデスゲームの管理人を追う『七つの試練』、億ションの最上階に響く謎の音の正体を突きとめる『幽霊ペントハウス』、首を絞めるという変態プレイを好む客に困っている出会いカフェからの依頼を受けた『鏡のむこうのストラングラー』等、Gボーイズのキング、タカシの手を借りながら解決していきます。
一番印象に残ったの -
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読者が選ぶ、上位作品の抜粋だそうで。
なるほど、こうやって読むと初期のマコトは若いなぁ。お金を受け取ってるのが結構驚きだったり。少年計数機の、数の覚え方は覚えてましたがどういう理由で誘拐されたとかは忘れてたので色々新しい発見が。子供がベランダから落ちた話もラストのオチはこうだったのか~とかすっかり忘れてました。
IWGPはそういえばこんな事件あったなぁという社会の問題点を拾ってくれるので、ある意味昔の歌舞伎スタイルとも似ているかな、なんて思いました。
個人的に強く印象に残っているエピソードは、マコトがプールに置き去りにする話と、マコト母と地元民のデモの話かな。そういえば男になったイケメン君は -
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ネタバレ「泥だらけの星」
近頃は定期的と言っていいほどある、スターの未成年スキャンダル。
未成年だってわかってて、結果スキャンダルっていうならまだしも、未成年側が嘘ついてても罪に問われるのは成年スター側っていう構図に、ずっと違和感があったけど、これでひとつ納得した。
嘘をつかせるひとがいるわけだ、そしてそいつが得するわけだ。
今のご時世、テレビで公開処刑されるのはスターだけだとしても、未成年側もネットで社会的攻撃を受ける。それもわからないほど未熟なんだから、成年側がしっかりしろってことかと思ってた。
そのパターンもあるとは思う。
でもこの話のように、どちらともを嵌めて、私欲を満たすやつがいるんだ。
そ -
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おぉ~新刊出てる。安心・安定のIWGP。
今回、懐かしのストラングラーとか書いてあったので一巻を読み直してみました。シュン君ってここにも出てたのか…となんか新たな発見。
イイネに踊らされる子供の話、今どきだなぁ。自己承認欲求とみんなでやれば怖くない、的な。マコトは子供と男性には好かれるんだよなぁ(笑)
そしてアニメ化だそうで。私はかの有名なIWGPのドラマは見たことが無いのですが、色々な媒体でこの作品を知っていく層が増えるのはうれしいかな。マコトの足るを知ってる所とか、タカシの自分の信念を曲げないスタンスとか、色々な人が居て色々な考え方があるし、みんな頑張って生きているんだ、ということを教 -
購入済み
20歳にして人生をあきらめた
20歳にして人生をあきらめた青年の物語。べとつかない静かなそしてどこかあきらめた 諦観した雰囲気が丁寧な文章に満ちている。主人公を狂言回しとして実際の主役は女性たちのような気もする。彼ら彼女らの細かな心情表現が中心の作品でストーリーの起伏という意味では乏しい。
コミカライズもされているがこちらの方もよい作品だと思う。 -
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スーパー内の書店の平台に「短編工場」という文庫本があった。その中に、この短編の「ふたりの名前」が収められていて思い出した。
同棲して一年弱の朝世と俊樹。二人は全てのことにおいて、所有権をはっきりさせたいと、家の中にある「物」にイニシャルのAとTを書き記していた。あるとき、ひょんなことから子猫を飼う運びとなる。子猫と楽しい時間を過ごしたひと時だったが、子猫が突然・・。
この出来事をきっかけに二人は、理屈ではなく目に見えない大切なものに気づく。
私的に・・夫婦間で名前を書くって、ありえないけど。
命の重さが二人を救った。
子猫の名前がまだ付いていなかった。二人は最高の名前を付けた。
名前は誰かの所