石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっとセックスの話ばっかりしてるな…と思ってたら、最後の短編で全てが腑に落ちて、読後感が良い感じになる不思議。
『スローグッドバイ』
著︰石田衣良
2005年 集英社文庫
『泣かない』
失恋の後に泣けない女性と、ぼく。
泣ける映画のタイトルが大体分かるのがおもろい。
『十五分』
夏の間ひたすらセックスし続けた思い出の話。
『You look good to me』
アヒルの子と僕の、チャットから始まる恋。
美醜。
『フリフリ』
熱心に恋人候補を紹介してくるカップルに半ばうんざりした僕と潤子は、付き合う「フリ」をすることで今後の煩わしさを解消する。
『真珠のコップ』
コールガールと -
Posted by ブクログ
毎年、秋の彼岸花が咲く時期に出る新刊を読んでいたこのシリーズだが、中古本で読むようになってからは入手時期も思うに任せず、前作はひと月遅れで済んだが、この本は今頃になってしまった。
今回は、俳優のスキャンダルを巡るマスコミを使った攻防、出会いカフェを舞台にした犯罪捜査、オカルトチックに仕上げた監禁事件、ネットで広がるデスゲームが題材。
もはや安定のシリーズは、マコトとタカシ&Gボーイズに任せておけば全て解決(3話目に珍しくマコトだけの話もあったが)だが、ネット社会、格差社会でやっつけるべき敵の姿が見えにくい中、行き着くまでの知恵の絞り出しは結構大変である一方、表面的には『芸能事務所のスケベ社長 -
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3.11からインスピレーションを受けて書いたという200年後と現在を行ったり来たりする脳腫瘍持ちのサラリーマンを描いた壮大なスペクタル作品!
石田衣良っぽくない深さがある!!!
インフルエンザウイルスが全世界に蔓延して世界の9割の人間が死に至る。そこでPCR検査とかしちゃうあたりが、今のコロナも彷彿とさせるような内容になってて、、、これは。近い将来こんな戦争も起きるのでは、、、と。思うくらい、SFなのになんだかリアルで怖いです。。。
ホント。
IWGPを書いてる時くらいに書いた小説なのに、、、今、コロナのこの時期に!これ!!!って思う、むしろリアリティがあってゾッとする内容です。いや、 -
Posted by ブクログ
短編集。半数以上が実話を元にしているとのこと。
●印象的な描写
・人の心の強さは各自ばらばらでらある者には耐えられる衝撃がたやすく別の者の心を砕いてしまうのだ。
・今日子は自分が夜の川に吸いこまれていくように感じた。身体ではなく、心がである。もう別に死にたくはなかった。この流れのまえでは、自分の命も、失恋も、ほんの一滴の水のようなものだった。わたしたちは一滴にとらわれ、一滴を憎み、それでもその一滴からほんの一歩も外にはでられない。それでも、その他大勢の滴たちといっしょに、この川のように流れていかなければならないのだ。生きていることなど、ちいさくてつまらなかった。
・人には立場があって、台詞とい -
購入済み
石田衣良の小説のコミカライズで
石田衣良の小説のコミカライズである。小説のコミカライズ作品はセリフが長くなったり、説明文が長くなったりという欠陥がつきものであるが、この作品は原作が電脳物であるにも関わらずうまくその欠点を免れている。逆に電脳物の数字や記号をうまく使っている。
しかしストーリーが込み入っていて今ひとつわかりにくい。 -
Posted by ブクログ
片想いとか、両思いとか、好きとか嫌いとか恋愛のドキドキとかそういうのを全て上から冷静な視点でもって観察して、愛し合うっていう不思議な恋の話。
このお二人。とっても冷静で、見ていてなんとも言えない気持ちになります。
もう、一心不乱に恋愛して、好きだの嫌いだの、浮気しただのなんだのってのを。
ふーん。
と、鼻で笑っていいんじなないのーそれも。的な、なんというか愛とか恋とかなんだとか。もうさ、そういうんじゃないんだよ。ホント。
みたいな達観が、読んでて清々しいわぁ。
盲目的に愛して。苦しくて、嫉妬してとかじゃないの。淡々と愛し続け、そして、そんな自分を冷静に分析し続ける2人が見ていてなん