石田衣良のレビュー一覧

  • 波のうえの魔術師

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    石田衣良さんの、若者と手ほどきの年長者コンビ&裏事情を知ったような気になれる&最後は希望を持って終わる、という構成、いつも安心できる。今回はジジィに教わる株式投資教室。読むと、題名の比喩がわかる。
    そんなにうまくいくかいな、個人投資家が何をできるんだ、と思うけれども、なんとなくわかった気がして良い。
    下町の描写もリアルで、まさに町屋にいるような気がするから地に足がついて現実味がある。

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    2019年01月02日
  • REVERSE リバース

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    まぁ、こう行った展開はもうすでに新しくは感じないかな。
    でも、登場人物に魅力はあった。
    マッキーが可愛い。

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    2018年12月28日
  • 水を抱く

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    ある種の心の闇を綴った作品。
    自分は体験も出会ったことま無いけれど、徹底的に己を責める負のエネルギーには大きな魅力があるのかもしれない。
    たぶん自分は耐えられる強さを持っていないと思うので、未知であることを悔やむより感謝したい。

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    2018年11月23日
  • 再生

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    短編集で、とても読みやすかったです。
    実話がベースになっているからなのか、どの話も身近に感じました。

    疲れている時や、あまり元気が出ない時にも無理なく読める話が多かったです。

    私は、焚き火の話が1番好きでした。
    読み終わった今、焚き火がしたくてたまりません!
    同じような場所が近くにあったらいいのになぁと、つい探してしまいました。

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    2018年11月19日
  • マタニティ・グレイ

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    石田衣良さんの想像力創造力ってすごい。。。男性が書いたと思えぬこのお話。どうやったら、ここまで詳細なリアル妊婦が描けるのだろうか。

    ただ、どうでも良いところかもしれないけれど気になったのは、カフェイン摂取をとても気にしているような人が妊娠中に果たしてお祝いとかの場でも飲酒を何回もするのだろうか、、、。なんで、その描写必要だったのかなぁ、、、。カフェインレス云々の表現がなければ気にならなかったのかもしれないけれど、、、。

    話の始めにここまで子供が欲しくないと言っていた人物が本当にここまで心境を変える事が出来るのだろうか(誰もが思うかもしれないが、始めの主人公はやたらイライラさせられるレベルに子供を嫌っている)。ただ、妊婦と一言で言っても人によって千差万別、こういう人も実際にいるのかもしれない。
    主人公以外にも不妊治療をしている人や、流産など、妊娠出産とは切り離せない問題をスルーせず描かれていて良かったと思う。

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    2018年11月17日
  • 約束

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    石田衣良の短編集。短編集はあまり読まなかった。一つの話を長く深く読みたいから。
    しかし、最近忙しくちょっとした隙間に読むことができる短編集がとても良い。当たり前のことだが、自分の時間によって読みたい本も変わる。
    石田衣良の本は読んだことはなかった。
    読んでいて思ったのは情景の描写がとても繊細であること。
    主人公が、子供から大人まで様々な状況なので読む年齢や状況によってどの話が好きか分かれそうである。

    好きな作品はこの3つ。

    私が最も涙腺を緩くしたものはハートストーンだ。ありがちな展開でもあるが、そこがいい。大どんでん返しがないからこそ、小説の少しのリアルに胸を締め付けられる。

    青いエグジットも良かった。リアルに近い感じがする。五体満足で一生を終える人ばかりではない、出世街道まっしぐらの人ばかりではない、そんな誰にでも起こりうる人生の事柄。マイナスに感じることの中でそれが交互に組み合わさり人の原動力にもなるんだと思わされた。
    この父謙太郎はリストラ研修にいかされているが、人間性はとても立派で覚悟のある人と感じた。

    天国のベルはリアルからは遠いところがある。ありえないファンタジーはあまり好きではないが、この作品はそうだといいなと思わされた。夫の不倫事故で夫を失った主人公と夫と離婚協議中の2人は学生時代なら仲良くなってなかったかもしれない。人の縁は不思議なもので、決して善の感情ばかりで仲良くなるわけではないし、負の感情で結びついて関係性を築くこともあるなと思った。

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    2018年11月09日
  • REVERSE リバース

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    性別を偽ったメールのやり取りが初読では少しややこしかった。何度か読み返したら違うんだろうなあと思ったし、購入本だったらそうしたかったかも。秀紀にがっかりしてきつくなる千晶にはがっかりしてしまった。厳しさを異常なほどと表現されていることにほっとしたり、その上で咎めない目線で描かれていることに、著者は優しいなあと思ったりした。反面、女性は多感で面倒臭いのかなあと思ったりもした。最後まで読み終えたら少しすっきり出来て良かった。

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    2018年10月17日
  • 5年3組リョウタ組

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    雰囲気がすき。全然特別じゃないっていう良太のキャラクターも軽やかで嫌味がなくて良い。最後の章の狡ささえ人間ぽさとして嫌悪感には傾かなかった。先生達を主体にしているところも新鮮だった。でも脱走する生徒に教師の不登校に正しさの強要と、それぞれの問題の解決法や考え方が微妙にしっくり来なかったことが残念だった。みんなが迎えに来てくれて嬉しいっていう生徒の感覚も、そこだけ抜き出してしまって共感出来なかった。あとがきの、子どもたちも学校もきっとだいじょうぶって言葉も相俟って、全体的に安易に感じられる部分があった。

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    2018年10月17日
  • スローグッドバイ

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    恋愛短編集。
    普通の人たちの恋の始まりだったり終わりだったり。

    ドラマのようなストーリーではないので、想像しやすく感情移入しやすく。
    男女のすれ違いとか、恋が始まりそうな予感とか。
    個人的には『ローマンホリデイ』が好きでした。

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    2018年10月15日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    長編だと思って購入したが、短編集であった。
    本文よりも、巻末の「追い詰められる若者たち」に心が痛んだ。学生時代にはその時代にしか出来ない事をして欲しい。

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    2018年10月13日
  • 東京DOLL

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    マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる三十二歳の天才ゲームソフト制作者がコンビニで出会い新作のモデルにスカウトした二十歳のヨリは、好きな男性の未来の不幸が見える。屋外でヌードを撮ってもどこか爽やかで、生々しさが増えても淡々としている分まあ抵抗は薄い。都会の夜景みたい。ふたりの世界が開放的で眩しい。

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    2018年10月10日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    相変わらずテンポもいいし、読みやすい/ ここ最近ずっとそうであるように時事っぽいブラックネタひっぱって浅い知識で書いてるね/ 飽きないからいいけど/ 一番最後のGボーイズ冬戦争だけはちょっとセンスない/ ああいう漫画みたいなキャラ出しちゃダメでしょ、IWGPなんだから/ ネタ切れかと思う/ 完璧超人みたいなのは子供向けに振りすぎてるからやめて欲しいわ

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    2018年10月08日
  • スローグッドバイ

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    先日の飲み会(合コン)でとても話のうまいうてうての男に会いました。

    朝までカラオケ行って、帰りの始発電車で二人になったので、
    「なんでそんなに話がうまいのか?」聞いたところ、
    手帳と思っていた革張りのなにかが分厚い本だということが分かった。
    年間で約100冊は読んでいるらしい。

    そういわれてみると、何事にも詳しかったり、話が面白かったり、
    物事の理解がはやかったりするやつは、みんな読書をしている。

    ということで、ミーハーなので、僕も読書を始めようと思う。
    それも今年の抱負とする。今年っていうか今年からの。

    「スローグッドバイ 石田衣良」
    2006年の9月頃に読んだ。
    どこかかけ離れているが、どこか現実的で、恋愛がしたくなった。

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    2018年10月06日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    このシリーズがいつまでも続いて欲しい気もするし、
    そろそろマコトを卒業(?)させてやって欲しいという気持ちも。

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    2018年10月04日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    たまに読みたくなるIWGPの主人公マコトと主要キャラタカシの過去のお話。
    いろいろと突っ込みどころはあるものの、いつもながらの読みやすい文体と安定のわかりやすい冒険譚で楽しく読めました。

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    2018年10月03日
  • 空は、今日も、青いか?

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    若者へ向けたエッセイ。

    少し前の作品なので、時代背景は違いますが、ぐっときたり、はっとさせられたりするフレーズがちらほら。
    その時その時で響く言葉は違うだろうな。

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    2018年10月02日
  • MILK

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    10編による官能小説。

    人の世には様々なセックスの形があるのがわかるのと、
    セックスを楽しまなくては損じゃないかと思わされました。

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    2018年09月18日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    行きがかり上全巻読んでる。マンネリといえばマンネリだけど、それなりに楽しめるレベルを維持しているところは流石。

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    2018年09月19日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    安心して読める、水戸黄門的な一冊。

    初期のシリーズでは登場人物の特技とかパイプとかが生きて解決するものも多かったと思うんだけど、この巻はタカシだけだったなあ。
    ブラックバイトのダンゴとヤスとマサルくらいか。

    いまのマコトとわたしは同じ年くらい。
    夢みたいな技術や人脈だけじゃなくて、きちんと弁護士とか警察とか、警察みたいなキングタカシとか、大人のやり方も使うようになっているのが共感できる。

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    2018年09月17日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    安定の面白さ。
    メイン登場人物の年齢がだいぶ高くなってきたからか、昔に比べての迫力やスリル感は減ったけれど、その分、人と人の繋がりが強くなったような気がする。

    安心のマンネリだから、結果最良の解決に行き着く事は分かっていても楽しめる。
    これってよくよく考えて見ると1冊になった時の構図が『東京バンドワゴン』と一緒なんだな。
    まあ、IWGPの方が先に書かれ出した作品だけれど。

    久しぶりの文庫化だからか、時事ネタがちょっと古い。
    それでもいまだに続いているネタも多く、IWGPは池袋を日本の縮図にした作品なんだなと思わされる。

    帯はなかなか。
    言葉もマコトが言いそうな言葉だし、赤と黒のコントラストもいいな。

    解説は、初めてのパターン。
    ほぼ作品についての話はしていない上に4章中の最後についてのみなのだけれど、この解説を読むとすごく考えさせられるし勉強になる。
    こういう解説もアリだな。

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    2018年09月14日