石田衣良のレビュー一覧

  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    どうも石田衣良氏は村上春樹いぢりがライフワークのようで。
    もはや伝統芸とも言えるパターンとなっているなぁ。

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    2020年06月13日
  • 逝年

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    再読本。
    娼年の続編。
    最愛の人との死別、性同一性障害とテーマは重たい。
    主人公リョウの視点を通じて、視る世界は何が普通なのか、自分の概念を覆される。
    決して表には出られない仕事だけど、飾らずに人と接し、ありのままでいられる彼らが羨ましい。

    印象的だった言葉
    ①大好きなことに集中する。そういう時間をどれだけたくさんつくれるか。それが、人生の満足度を計る鍵。
    ②人は死なない。ただ消え去るだけ。

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    2020年06月06日
  • sex

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    「好きな人とたくさん」
    その一言に尽きますね。

    「気持ち」が良くなるsexを。
    たくさん出来たら良いね。

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    2020年05月27日
  • 再生

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    内容(「BOOK」データベースより)
    妻を自殺で亡くしたシングルファーザー、恋人から突然別れを切り出されたOL、不況に苦しみ、鉛のような心と身体をもてあます会社員…思うようにいかない人生に、苛立ち絶望しながら、それでも新たな一歩を踏み出そうとする勇気。苦しんでも、傷ついても、人は夢見ることをやめられない―。平凡な日常に舞い降りたささやかな奇蹟の瞬間を鮮やかに切り取り、かじかんだ心に血を通わせる感動の短篇集。

    令和2年5月14日~17日

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    2020年05月17日
  • シューカツ!

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    主人公は大学3年生。
    就職活動を控え、マスコミへの内定を狙うゼミ仲間7名でシューカツチームを結成する。
    目標は「全員合格」。
    大学受験とは違い、知識だけでなく人間性を問われ正解のないシューカツ。
    出口の見えない不安に押しつぶされそうになりながらも懸命に乗り越えていく学生の話です。


    ・・・自分の就活時代を懐かしく思い出しました。
    進路に悩み、エンドレスな不安を抱えたこともあったけど
    結果、今楽しい社会人生活を送ってるから意外と人生どうにでも楽しく生きれるものかも♪

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    2020年05月13日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    全体としては低調。
    でも、ギャンブラーズゴールドの中で「嘘つきで、見えっ張りで、攻撃的で、自己中心的。自分が完璧なはずなのに、それでも全然安らげない。不安が心を探す、やめたいのに他者への攻撃を抑えられない。憎しみの対象を探さずにはいられない。」という言葉には物語としてというより、人間の持つ弱みが端的に書かれている気がして、心に残った。ギャンブル依存者だけでなく、皆が持っている心の闇。そこから這い上がって正直に、皆に感謝しながら生きていこうとする人の話も心に刺さる話だった。

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    2020年05月10日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    第一話の千川フォールアウト・マザーが最高によかった!!!

    マコトのお母さん、すんごいいいキャラしてて大好き。あと普段からマコトがお母さんをめちゃくちゃ恐れてる感じが最高に面白くてすき!

    いいお話だった〜

    ラブが溢れていたな

    母は偉大

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    2020年04月23日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    ネタバレ

    きろく

    Gボーイズ冬戦争の黒幕はシリーズ2作目の4話目、「水の中の目」に出てくるアキラの弟。

    水の中の目の物語覚えてなくて、慌てて読み返した。こういう時本棚から引っ張り出してページめくらなくてもいいから電子書籍めっちゃいいわ〜

    Gボーイズの王様タカシとマコトの友情劇。
    タカシのキャラクターがめちゃくちゃ好きなんだけど、今回珍しくガッツリ登場してくれてさいこー!
    マコトとのやり取りがだいすき。
    最後2人が握手したシーンはグッときた〜

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    2020年04月20日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    本の装丁が気になり手に取った1冊。
    3月10日に起きた東京大空襲の前後を描いた本。

    中盤までは、作者とはどうも合わないなーとグダグダ読み進めていたのだが、
    空襲の場面に入ってからはかなり引き込まれた。

    恐ろしい。
    焼夷弾の描写が物凄く、私が思っていたのとはまるで別物だった。
    逃げても逃げても終わらないB29からの攻撃。

    私だったら恐怖に負けて生きることを諦めてしまうかも、
    と何度も思った。

    本当に単純な話、戦争なんてしても何も良いことないな。

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    2020年04月11日
  • スローグッドバイ

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    ネタバレ

    どの短編も割とセックスばかりで、んー。まぁ恋人同士はみんなするからわざわざ避けるのも変なんだけど、んー。

    スローグッドバイはIndigoの忘れて花束のPVを思い出した。お互い思いあいながらの別れは、別れが完全に不幸なものとして捉えられることがないから好き。

    ローマンホリデイとスローグッドバイは星4!
    この人の作品は服とか家具とかの描写が細かくて、とても情景が思い浮かべやすい反面、名前を知らないものが出てきた時に一気に話に入り込めなくなる感じがした。

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    2020年03月21日
  • REVERSE リバース

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    ネタバレ

    なんか今の自分に必要な本だと思った。
    「自分はこれまで男と女という線引きにこだわりすぎていたのかもしれない。秀紀のことも、月なみな男らしさを基準に厳しくあたっていたのではないだろうか。第一、外見などあまり気にしないタイプだったのに、秀紀にだけは冷たくジャッジをくだしていた気がする。」
    「現実の世界を超えるイメージの力。それなら、実際の男女の差だって、イメージと相手への気もちがあれば、のり越えられるのかもしれない。」

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    2020年03月15日
  • 約束

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    どの短編も、一度は底まで落ちた人が這い上がり、前を向いていく話。どの話のなかでも、人は落ちるとこまで落ちている。でもそういうネガティブな時間も、人生を進めるためには必要なものなんじゃないかと思う。立ち止まる時間をじっくりもって、丁寧に、あせらず、自分の思いによりそうこと。そうするなかで、自分の声だけじゃなく人の声がきちんと聞けるし自分の心に届くようになる。そういう過程があってこそ、人は救われていくのだと思う。

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    2020年03月05日
  • IWGPコンプリートガイド

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    ネタバレ

    好きになった作家さんのこういう「作家本」は、見かけたらわりと買っっちゃいがちだったりする(笑)。ミーハーだな。
    (過去には…海藤尊、誉田哲也など)

    肩の力を抜いて気軽に読めた。

    ・石田衣良さんの母校を知って、土地勘のある地域だった点に親しみが増した。
    ・辻村深月さんの「IWGPファン」っぷりが微笑ましかったり
    ・今度、辻村作品も読んでみよう、と思わされてみたり

    おまけ(?)の小編「北口アンダードッグス」も普通に楽しめた♪義妹の再登場にニンマリ。

    ★3つ、7ポイント半。
    2020.02.28.古。

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    2020年02月28日
  • 夜を守る

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    石田衣良さん気になってて初挑戦。
    ストーリーが良いタイミングで区切られていたから
    ペース良く読むことができた。
    内容にもう少し膨らみとかが欲しかった。

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    2020年02月20日
  • 再生

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    平凡な人たちが主人公の短編集。どのお話もよかったが個人的には「仕事始め」がよかった。自律神経失調症になってしまう主人公のお話なのだが、私もその病気らしきものにかかったことがあり、周りにはつらさをわかってもらえないが、自分自身が自分でない気がしてつらかったのを思い出した。

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    2020年02月02日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    毎回読んでいるシリーズなので。
    読みながら、前にも読んだことあるような….とも思いつつ、サクッと最後まで読めました。

    今回のテーマは「貧困、格差社会」
    借金や低賃金に苦しむ現代の若者の姿が4作にわたって描かれている。

    マコトは池袋のトラブルシューター。日々池袋に潜む問題を自分の目で、脚で確かめ、頭で考えて解決していく。

    この作品を読むといつも、マコトの世の中をみる目と人への寛容さにハッとさせられる。自分より偉い人や立場の弱い人、たとえばホームレスなどにも平等に接し、人間と人間として会話をする。前文にはいつもマコトが私たちに語りかけてるくる文があるのだが、それを読むといつも私は胸が痛くなり

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    2020年01月30日
  • エンジェル

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    ネタバレ

    死体目線で進む話。何故自分が殺されたのか、その訳と空白の二年間の謎。
    死んだように生きていた主人公純一が、亡き後の方が生き生きしていて良かった。

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    2020年01月08日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    池袋を舞台に、違法ドラッグやパチンコのイカサマ、ノマド用ワークスペースの放火や反日デモなど、いかにも治安の悪い地域に起こりそうなフィクション。
    世の中のクロな部分を取り上げられているので、ある程度の大人が読まないと変な知識がついてしまう懸念。

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    2019年12月31日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    今回の主人公は池袋のストリートのキングのタカシ。
    10巻目にしてキングに少し人間味が出てきた感じがする。
    そしてマコトとタカシの友情と信頼関係が一段と高まったことがよくわかる。
    二人とも彼女ができて引退するのかと思いきやそうでもないらしい。
    表題作PRIDEでのタカシの怒りはよくわかる。でも、タカシを守ろうとしたマコトの気持ちも素晴らしい。
    サル以外の関係者の消息も分かったので、とりあえずの区切りですね。
    次のシリーズに期待。

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    2019年12月30日
  • エンジェル

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    主人公が幽霊になって話が進んでいく。
    ファンタジーな設定で本格的なミステリーというとても面白いバランスだった。

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    2019年12月20日