石田衣良のレビュー一覧

  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    まあ、ここまできたら惰性でもなんでも読んじゃうよな。ただ相変わらず「読ませてくれる」根っからのストーリーテラーだね。

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    2019年12月02日
  • オネスティ

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    ネタバレ


    現実的には男と女の友情と体の関係を
    引き離して考えることはかなり難しいと思う。
    もし自分が妻の立場だったら
    かなり嫉妬もするとは思う。
    ただ家庭とは別に心の支えみたいなものが
    あったりするのはとてもよく分かる。
    カイの生き方もミノリの生き方も好きだなと思った。

    でもこんなに秘密がなくて一緒にいれるのならば
    結婚すればいいのにと思ってしまうから
    私にはこういう幼馴染みは無理だと思った。

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    2019年12月01日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    IWGPシリーズ

    子供虐待、覚醒剤、霊感、億単位の集団詐欺をテーマにした4作

    現代を切り取り、記録するマコト節

    久しぶりに「サル」がちょこっと出てきて嬉しい(笑)

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    2019年11月17日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    本から遠のいて久しい。ふと本に戻ろうと思った矢先に目に入ったのがこれ。読書再開にはもってこいの一冊。本作はシリーズ13作目。池袋を舞台にマコトが活躍するのはいつも通りだが何か物足りなさを感じた。それはきっと,焦りだとか葛藤のようなもの。それだけマコトも大人になったということだろうか・・・それはそれでちょっと寂しい。
    あらすじ(背表紙より)
    真冬の池袋で、超高給短期バイトの情報が駆けめぐる。たった半日で報酬は10万円以上。怪しすぎる誘惑に浮き足立つ若者たち。隠された目的は何なのか。そして、募集に使われた闇サイトの運営をめぐり、マコトのもとにはある財団から依頼が持ちこまれる―。表題作ほか3篇収録、

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    2019年11月12日
  • ブルータワー

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    ネタバレ

    石田衣良さんぽくなくていいが、設定に無理がありすぎて、ついていけない。食糧とか、他の国との交流とかどうすんだろう、とか疑問が多すぎる。そもそもタイムスリップだから、なんでもありなんだろう。

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    2019年11月04日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    IWGPシリーズも13巻目。
    いつもお彼岸の頃に読んでたけど、中古本屋で買うようになって、今年はひと月ズレた。

    今回取り上げられるのは、子どもへの虐待、覚醒剤、エセ霊感商法、振込詐欺。
    これまでも、良からぬ世相を切り取って、それに対する批評を加えてきたこのシリーズだが、今回はそれぞれの話の冒頭で、『ご清潔な人の道から、わずかでもはずれてしまえば、数の力を頼りにした恐怖のバッシングが待っている』とか『ニッポンの中年はいったいどうなってるんだろう』てな文章があって、取り上げたテーマ以外でも、今の息苦しい時代の色んな事象に対して、石田衣良、これまでになく憤っているもが良く分かる。その気持ちには全く

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    2019年10月27日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    シリーズ13作目。もう20年になるか。
    今回は、継父の子供虐待、シングルマザーの覚醒剤、信仰宗教、億単位の集団詐欺。
    常にリアルタイムの社会ネタを扱ってきたIWGPシリーズ。
    数の力か。大統領選挙もPPAPもフォロワー数、いいね数、数が金になる。
    日本も先進国から外れりゃ、ゆっくりした良い時代になるのかな。
    『PRIDE』で一旦シリーズが終わってから、新シリーズで書き方というか、方向性?が変わったね。
    淡々と社会に溢れる問題を取り上げはするが、シリーズ1期の方が個人的には好きだったが...
    シリーズ一作目から読み返してみようかね。

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    2019年10月24日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    マコトの母ちゃんはやっぱりかっこいい!

    千川フォールアウト・マザー
    マコトのおかんの話。シングルマザーが立ち直るためにおかんが一肌脱ぐ話。真島家の生い立ちが語られて、それと重ね合わせるように物語が進行する。カッコいい!
    池袋クリンナップス
    珍しくキングからマコトへの仕事の依頼が舞い込む。ボランティア団体のリーダーが誘拐にあう。当然の成り行きとして身代金の要求となるが、警察には届けずに解決しようとするのは解せない。
    定年ブルドッグ
    またしてもタカシからの依頼。元カレに脅される女性の話。
    ここに出てくる元刑事のかっこいい活躍と女性に相対するときの優しさのギャップがいい。
    非正規レジスタンス
    非正

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    2019年10月13日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    思ったのですが、このシリーズは一度終わって(確か『PRIDE』で終わりましたよね?)再開してから、方向性が少し変わった気がします。一つの物語として鮮烈な印象を残す、というよりは、「その時代を記録していく」方へ(対談の、朝井リョウさんの言葉で気付いた)。
    だから割とサクサク進行して、必要以上に事件を掘り下げないのかなぁと・・・。

    石田衣良さんがまた熱い物語を書きたくなったら、前のようなIWGPを読める時がくるかもしれないし、今のは今ので面白いから、どのみち読み続けるんですけどね。

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    2019年10月07日
  • カンタ

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    発達障害をもつカンタは世間の人の冷たい目を恐れており、親友の耀司はカンタを幼少期からずっと守ってきた。
    この物語に登場する大人は幼少期のカンタや耀司に対して、冷たく理不尽な人が多かったように感じる。心の拠り所になるような、二人を守ってくれる優しい大人が一人いてくれても良かったのではないかと思った。

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    2019年09月28日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    やっぱり真実は尊いし
    正直も誠実も大切にしたい。
    そういう世界で
    生きていたい。
    そういうふうに
    生き続けていきたい。

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    2019年09月25日
  • オネスティ

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    こんな2人みたいな関係一度でいいからなってみたいと思うのと同時に、ありえない、残酷という感情まで浮かんでしまう考えさせられる作品。
    難しいが、文体の綺麗さとキャラのセリフが心地よいため、サクサク読める、
    いろんな人が居て、その数だけ考え方があることを再確認できる良作でした。

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    2019年09月22日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    このシリーズももう20年経つらしい。マコト今いくつだったっけと思いながら、相変わらずの安定して読めるストーリーでした。最近のシリーズは、どうしようなく底辺にいる人間に手を差し伸べるストーリーが多い傾向なのかな。暴力的表現が減ってきてるような。まあマコトもタカシもオトナやもんね。

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    2019年09月11日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    最新刊。安心・安定のIWGP。
    なんか読んでいて思ったのは、IWGPのマコトはゲゲゲの鬼太郎の現代版じゃないかな、なんて思ったり。
    池袋という都会なんだけどどこか混沌とした場所に住んでいて、困った人の依頼があって動き、仲間と共に個人の悩みを解決する。なんかどこかに居そうな感じが鬼太郎っぽいなぁ。

    というわけで今回も児童虐待やスピリチュアルやドラッグや求人サイトやら色々と取り揃えていて盛沢山。あ、そうそう。怪しげなカード詐欺もあったか。
    マコトとタカシが居れば大丈夫って安心感がすごいなぁ。久々にサルとかジョナサンに居座る情報屋が出てきて懐かしくも嬉しい。
    アニメ化だというけれども変なヒロインは

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    2019年09月09日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    最初の児童虐待&SNS炎上の話に無理がありすぎて、もうダメかと思ったが、後はなんとか読みきった。購入は惰性だが、このシリーズ自体はなんとか見届けていきたい。過去ドラマの円盤を今さらでも買おうか迷っている。

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    2019年09月04日
  • 逆島断雄 本土最終防衛決戦編2

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    逆島シリーズの最終巻。
    ついに本土決戦になったんだけど、「この話の膨らませ方で残り数ページって着地できるのかな?」って別の意味でソワソワしながら読み進めたラスト。
    そして待ち受ける怒濤の着地。

    サクサク読み進めさせてくれる流石の石田さんの文体。

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    2019年08月07日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    終盤まではすごくいい本だと思ってた…東京大空襲という題材を綿密な取材によって包み隠すことなくリアルに再現しながらも石田氏の持ち味である三人の少年の暖かな友情と主人公タケシの淡い恋心を巧みに織り込みながら戦時の日常を描く傑作であるのだと。
    しかし悲劇の3月10日、タケシが雨の如く降り注ぐ焼夷弾の直撃を受けるところあたりから頭の中には「?」の雨が降り注ぎながら物語はクライマックスへと突っ走る。
    結論を言えばこの手法もありなのかも知れないがそれでも犠牲になられた10万の御魂のことを思えば心境は複雑でやはり問題作であることは間違いないだろう。
    伝えて行くためには仕方なしなのか

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    2019年08月05日
  • sex

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    衣良さん、って感じ。
    それぞれシチュエーションは
    バリエーションに富んでいるけど
    描写はけっこうどれも同じ。
    男性の雰囲気がすごい漂ってる。

    文字に溺れてと絹婚式が好きだったかな。

    あとがきや付録で言ってることには
    共感できるのになぜか作中では
    いまいちしっくりこない。

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    2019年07月31日
  • シューカツ!

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    就活のリアルだが、こんなにうまくはいかない。

    今時の就活のリアルを描いていて、良い本だが、自分が就活を終えて思うのは、この本に出てくる学生たちは就活生でも上位層だということ。主人公は大手放送局から出版社のどちらからもオファーをもらったっぽく終わるが、こんなうまくいく人は難関大でもごく一部。
    本当はもっとキツイし、こんなうまくはいかない。

    志望してた会社に全落ちして行きたくない会社に泣く泣く就職することとか、諦めきれず就職留年するのも普通。

    リアルを書いてるにしては綺麗すぎる。

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    2019年07月28日
  • ブルータワー

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    脳腫瘍で余命数ヵ月の周司。痛みで意識がとび目を覚ますとそこは、地上がウイルスに汚染され、塔の上層に住む特権階級の人間と下層や地表で暮らす貧しい人々の間で争いの絶えない200年後の世界だった。時間切れ間近の周司は未来を救うことができるか。
    大人向けライトノベル、というか大人が主人公のライトノベルという感じ。面白かったのは面白かったが、ご都合主義な感じも否めない。現代にしても未来にしても、妻の存在がよくわからず、少なくとも現代の妻は、家のためだけに周司の世話をしていたとも思いがたいのだけれど、特にフォローもなく終わった。でも、ココが可愛いから、いいか。

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    2019年07月14日