石田衣良のレビュー一覧

  • 約束

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    石田衣良の短編集。短編集はあまり読まなかった。一つの話を長く深く読みたいから。
    しかし、最近忙しくちょっとした隙間に読むことができる短編集がとても良い。当たり前のことだが、自分の時間によって読みたい本も変わる。
    石田衣良の本は読んだことはなかった。
    読んでいて思ったのは情景の描写がとても繊細であること。
    主人公が、子供から大人まで様々な状況なので読む年齢や状況によってどの話が好きか分かれそうである。

    好きな作品はこの3つ。

    私が最も涙腺を緩くしたものはハートストーンだ。ありがちな展開でもあるが、そこがいい。大どんでん返しがないからこそ、小説の少しのリアルに胸を締め付けられる。

    青いエグジ

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    2018年11月09日
  • REVERSE リバース

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    性別を偽ったメールのやり取りが初読では少しややこしかった。何度か読み返したら違うんだろうなあと思ったし、購入本だったらそうしたかったかも。秀紀にがっかりしてきつくなる千晶にはがっかりしてしまった。厳しさを異常なほどと表現されていることにほっとしたり、その上で咎めない目線で描かれていることに、著者は優しいなあと思ったりした。反面、女性は多感で面倒臭いのかなあと思ったりもした。最後まで読み終えたら少しすっきり出来て良かった。

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    2018年10月17日
  • 5年3組リョウタ組

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    雰囲気がすき。全然特別じゃないっていう良太のキャラクターも軽やかで嫌味がなくて良い。最後の章の狡ささえ人間ぽさとして嫌悪感には傾かなかった。先生達を主体にしているところも新鮮だった。でも脱走する生徒に教師の不登校に正しさの強要と、それぞれの問題の解決法や考え方が微妙にしっくり来なかったことが残念だった。みんなが迎えに来てくれて嬉しいっていう生徒の感覚も、そこだけ抜き出してしまって共感出来なかった。あとがきの、子どもたちも学校もきっとだいじょうぶって言葉も相俟って、全体的に安易に感じられる部分があった。

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    2018年10月17日
  • スローグッドバイ

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    恋愛短編集。
    普通の人たちの恋の始まりだったり終わりだったり。

    ドラマのようなストーリーではないので、想像しやすく感情移入しやすく。
    男女のすれ違いとか、恋が始まりそうな予感とか。
    個人的には『ローマンホリデイ』が好きでした。

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    2018年10月15日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    長編だと思って購入したが、短編集であった。
    本文よりも、巻末の「追い詰められる若者たち」に心が痛んだ。学生時代にはその時代にしか出来ない事をして欲しい。

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    2018年10月13日
  • 東京DOLL

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    マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる三十二歳の天才ゲームソフト制作者がコンビニで出会い新作のモデルにスカウトした二十歳のヨリは、好きな男性の未来の不幸が見える。屋外でヌードを撮ってもどこか爽やかで、生々しさが増えても淡々としている分まあ抵抗は薄い。都会の夜景みたい。ふたりの世界が開放的で眩しい。

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    2018年10月10日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    相変わらずテンポもいいし、読みやすい/ ここ最近ずっとそうであるように時事っぽいブラックネタひっぱって浅い知識で書いてるね/ 飽きないからいいけど/ 一番最後のGボーイズ冬戦争だけはちょっとセンスない/ ああいう漫画みたいなキャラ出しちゃダメでしょ、IWGPなんだから/ ネタ切れかと思う/ 完璧超人みたいなのは子供向けに振りすぎてるからやめて欲しいわ

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    2018年10月08日
  • スローグッドバイ

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    先日の飲み会(合コン)でとても話のうまいうてうての男に会いました。

    朝までカラオケ行って、帰りの始発電車で二人になったので、
    「なんでそんなに話がうまいのか?」聞いたところ、
    手帳と思っていた革張りのなにかが分厚い本だということが分かった。
    年間で約100冊は読んでいるらしい。

    そういわれてみると、何事にも詳しかったり、話が面白かったり、
    物事の理解がはやかったりするやつは、みんな読書をしている。

    ということで、ミーハーなので、僕も読書を始めようと思う。
    それも今年の抱負とする。今年っていうか今年からの。

    「スローグッドバイ 石田衣良」
    2006年の9月頃に読んだ。
    どこかかけ離れて

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    2018年10月06日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    このシリーズがいつまでも続いて欲しい気もするし、
    そろそろマコトを卒業(?)させてやって欲しいという気持ちも。

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    2018年10月04日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    たまに読みたくなるIWGPの主人公マコトと主要キャラタカシの過去のお話。
    いろいろと突っ込みどころはあるものの、いつもながらの読みやすい文体と安定のわかりやすい冒険譚で楽しく読めました。

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    2018年10月03日
  • 空は、今日も、青いか?

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    若者へ向けたエッセイ。

    少し前の作品なので、時代背景は違いますが、ぐっときたり、はっとさせられたりするフレーズがちらほら。
    その時その時で響く言葉は違うだろうな。

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    2018年10月02日
  • MILK

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    10編による官能小説。

    人の世には様々なセックスの形があるのがわかるのと、
    セックスを楽しまなくては損じゃないかと思わされました。

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    2018年09月18日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    行きがかり上全巻読んでる。マンネリといえばマンネリだけど、それなりに楽しめるレベルを維持しているところは流石。

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    2018年09月19日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    安心して読める、水戸黄門的な一冊。

    初期のシリーズでは登場人物の特技とかパイプとかが生きて解決するものも多かったと思うんだけど、この巻はタカシだけだったなあ。
    ブラックバイトのダンゴとヤスとマサルくらいか。

    いまのマコトとわたしは同じ年くらい。
    夢みたいな技術や人脈だけじゃなくて、きちんと弁護士とか警察とか、警察みたいなキングタカシとか、大人のやり方も使うようになっているのが共感できる。

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    2018年09月17日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    安定の面白さ。
    メイン登場人物の年齢がだいぶ高くなってきたからか、昔に比べての迫力やスリル感は減ったけれど、その分、人と人の繋がりが強くなったような気がする。

    安心のマンネリだから、結果最良の解決に行き着く事は分かっていても楽しめる。
    これってよくよく考えて見ると1冊になった時の構図が『東京バンドワゴン』と一緒なんだな。
    まあ、IWGPの方が先に書かれ出した作品だけれど。

    久しぶりの文庫化だからか、時事ネタがちょっと古い。
    それでもいまだに続いているネタも多く、IWGPは池袋を日本の縮図にした作品なんだなと思わされる。

    帯はなかなか。
    言葉もマコトが言いそうな言葉だし、赤と黒のコントラス

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    2018年09月14日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    シリーズ12作目。
    今回のテーマはブラックバイト。前作の非正規雇用者に引き続き、若者の労働雇用環境について。
    ブラック企業も今じゃ当たり前のものに。
    政府は労働環境の働き方改善なんて言ってはいるが...
    ますます企業の利益を優先され、雇用環境の劣悪さは酷さを増すばかりだ。
    ここのところ、労働環境ネタが多いな。シリーズ初期のがわりと好みではあるが、好きなシリーズに変わりはないな。

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    2018年09月13日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    おお~最新刊出てる。やっぱり安定して面白い。
    マコトとタカシが安定しているからだろうな。街も人も世界も変わるけど変わらないものもある。今回マコトの口から疲れたという言葉が出て驚いたけれどもこれは作者の言葉なのかもしれないなぁなんて読みながら思いました。でも、ファンとしては続けてほしいシリーズだなぁ。
    若者視点ではなくても、これからもマコトの目から見た日本社会の問題を取り上げてもらえると嬉しい。全面解決は無理でもお話の中だけでも救われた人が居れば現実に同じようなトラブルを抱えている人が、問題に立ち向かうちょっとした勇気と希望みたいなものをもらえたらいいなと思ったりするのです。

    西池第二スクール

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    2018年09月09日
  • スイングアウト・ブラザース

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    憧れの先輩が立ち上げたモテ男養成ビジネスの初代受講者としてトレーニングを受ける三十代男性3人組。
    今さら女性にモテようとは思わないけれど、オトナの男として気をつけるべきポイントは参考になるものが多かった。

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    2018年09月01日
  • スローグッドバイ

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    短編なので、どこからでも読めます。
    10編。。いろんなシーンで自分を重ねてみる。。
    実際は重ならない。。
    けど、「自分だったら、、」なんて空想してみる。 
    猛暑の中に、少しの清々しさを見つけた。。。。

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    2018年08月22日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    ネットで仕掛けられたラーメン戦争・人体損壊DVDの謎を追う負け犬ネットおたく…
    池袋のストリートをマコトが事件解決に走る。

    IWGPシリーズ4作目。

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    2018年08月12日