石田衣良のレビュー一覧

  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

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    石田衣良のライフワークと呼べる池袋ウエストゲートパークの第15弾。その時の社会情勢をモチーフにする手腕は流石のもの。だけど、時とともにネタが軽くなってくるような気がするのは気のせいか。

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    2021年09月09日
  • 爽年

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    ネタバレ

    ようやく読めた。女性の欲望の底知れなさに、ひたむきに向き合おうとする男娼「リョウ」。彼の魅力も素晴らしく、また出てくる女性達の秘めた欲望がすさまじい。わたしもリョウくんにあったらその優しい言葉にきっと涙しちゃうだろうな。

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    2021年09月07日
  • チッチと子

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    シングルファザーで、10年間売れてなかった作家に直木賞ノミネートのお知らせが届く。もしや?と思うが、一度は惜しくも落選。そして2度目のチャンスに当選し、直木賞作家となる。父として、作家として努力を続ける事の大切さ、家族の絆など心を揺らされる。

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    2021年09月06日
  • 夜の桃

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    ネタバレ

    主人公、、、最後は妻、愛人2人の全員から去られた直後なのにまだ懲りずに新たな女の人にいってこの話が終わった・・・(笑)
    頼むから少しの期間だけでも反省して(;´Д`)ノ(笑)

    でも人間ってそういうものなのかなあ、、、。
    考え方の癖も本気で変わりたいと思えなければ変わらないだろうし、難しいところですね。

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    2021年09月05日
  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

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    新刊出てる!
    安心・安定のIWGPという感じ。自分にとっては鬼平犯科帳みたいな感じかな。安倍首相の長期政権とか出てきて、ナルホドこの頃はそんな感じだったんだな~と思ったり。池袋の街並みも変わったし、Gボーイズも大分年齢が上がったりと変化はあるけれどもマコトもタカシもスタンスが変わらないから安心できるなぁ。

    留学生を食い物にしているのもありそうだなぁという感じだけれども、是非、外国人技能実習制度の闇も取り上げてほしいなぁ。

    目白キャットキラー
    西池袋ドリンクドライバー
    要町ホームベース
    絶望スクール

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    2021年09月08日
  • うつくしい子ども

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    衝撃的な「酒鬼薔薇事件」を下敷きに書かれた小説。

    事件を起した子の兄の視点から、その家族の悲しみ苦しみ悩む姿も描いている。
    そう、加害者にも被害者にも家族が居るのだ、ということを教えてくれる。

    この14歳兄の成長が好感度だ。力になってくれた新聞記者の言葉

    「大人になること。正しさの基準を外側にではなく、自分自身を中心に据えること。」

    押しつぶされそうな事実をも勇気を持って見つめられたらすばらしい。つらいだろうけどそれでも、若いということは…最後の文章にほっとする。

    「この幸せがあと永遠の半分は続くってことを。」

    ああ、「永遠」があった日々を思い出してしまった。いいなー、瑞々しいって

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    2021年08月29日
  • ブルータワー

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    ネタバレ

    タイムスリップ、200年後の世界、2キロのタワー、テクノロジーの進化…、明らかにSFなんだけど、コロナ禍の今、感染病の描写にはSFだと割り切れない怖さや身近さがあって、今読めたからこそ楽しめた部分もすごくあった。
    なかなかに設定や言葉が難しく、細かく、読むのには少し時間がかかった。

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    2021年08月29日
  • エンジェル

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    親からもらった10億の資産で投資会社を始めたが、何者かに殺されてしまう。しかし、幽霊となって蘇り自分がどうやって死んだかを突き止める。まさか、最愛の人が殺人に加担していたとは、思いもよらなかったことであろう。金持ちは狙われるって教訓なのだろうか?

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    2021年08月27日
  • 夜の桃

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    社長である奥山は、妻と4年付き合ってる愛人、そして最近、若い会社の派遣を愛人にして、人生を謳歌している。友人もW不倫をしていて、ある日4人で会うことに…やっぱりこういうのが、バレる原因になるんだよな。やっぱり、愛人の話は誰にもしてはいけないし、合わせてもいけない。全部がダメになったが、新たな出会いが懲りずに続けられる

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    2021年08月17日
  • スローグッドバイ

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    恋愛についての短編小説集。
    セックスに関係した話が多い。
    ドキドキ•キュンキュンするような話はないけど、全てあっさりして後味が悪い話もなくて読みやすい。
    男性が書いた恋愛小説を読むのは初めてだったから面白かった。

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    2021年08月14日
  • 親指の恋人

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    ネタバレ

    六本木ヒルズに住む社長の息子の澄雄と、薄給のパン工場で働く樹里亜は、出会い系サイトで意気投合して付き合いを始める。しかし、ぼんぼんの澄雄の頭はお花畑で、樹里亜にはこの世の不幸をコトコト煮詰めたような災難がこれでもかと襲いかかる。やがて樹里亜はこの世を去ることを望み…。
    と言うか、1ページ目にいきなりふたりの心中のネタバレ新聞記事が載ってて、バッドエンド確定の話を読み進めるのはかなり辛かった。

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    2021年08月12日
  • 初めて彼を買った日

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    とても刺激的な8つの短編集

    初めの3つのお話の性描写が濃厚すぎて、ちょっと恥ずかしくなりました。

    後半のお話ほど、石田衣良さん特有のキレイなみ
    文章が際立ち、落ち着いて読めました(笑)

    どうやら、初めの方の話は2010年前後に書かれたもので、後半は最近書かれたもののようです。
    最後の作品は、コロナ後のお話でした。

    どんな性癖も、どんな関係も、有り得るよねというような、メッセージを感じました。

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    2021年08月05日
  • スローグッドバイ

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    ずっとセックスの話ばっかりしてるな…と思ってたら、最後の短編で全てが腑に落ちて、読後感が良い感じになる不思議。


    『スローグッドバイ』
    著︰石田衣良
    2005年 集英社文庫

    『泣かない』
    失恋の後に泣けない女性と、ぼく。
    泣ける映画のタイトルが大体分かるのがおもろい。

    『十五分』
    夏の間ひたすらセックスし続けた思い出の話。

    『You look good to me』
    アヒルの子と僕の、チャットから始まる恋。
    美醜。

    『フリフリ』
    熱心に恋人候補を紹介してくるカップルに半ばうんざりした僕と潤子は、付き合う「フリ」をすることで今後の煩わしさを解消する。

    『真珠のコップ』
    コールガールと

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    2021年08月05日
  • ブルータワー

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    ネタバレ

    寿命わずかなおじさんが200年のタイムスリップを繰り返して、世界の平和のために蔓延したウイルスと闘う。
    ヒーローにしては本当に大事ときはいつも周りの人に助けてもらって、もう少しシュー自身も頑張って欲しかったかな。
    世界を救ったにしてはあっさりしたラストで、若い女の子しか勝たん!て感じで笑えてしまった。

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    2021年07月30日
  • 5年3組リョウタ組

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    あまり先生っぽく無い教師のクラスの物語。色々な事件が起きるのは学園ものならでは。生徒と真摯に向き合う姿が頼もしい。同僚の先生との恋心も楽しかった。

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    2021年07月30日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    ゼロワンの恋?が新しい展開過ぎてニヤける。
    巻末対談読んでて思うけど、13作目、よく続いてるシリーズだな。
    時代のトピックスを題材にしてるから、あーこんな時代あったなって思えたりするのが好き。
    最近のは当然そんなこと思わないけど、マコトがライン教えてとか言ってるのも新しくて好き(笑)

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    2021年07月27日
  • sex

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    色んなsex、性に関わる人間関係を描いた物語。
    性によって救われるもの、傷つくもの、様々である。
    描写は良いが、物語の面白さとしてはどうだろうか…

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    2021年07月23日
  • 初めて彼を買った日

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    読み終わった。再読後。

    近代を生きている人達が、どうやって
    人生を紡いでいるのか、少しわかった。

    目の前だけで紡いでいる人もいれば、
    相手との距離感で計っている人。
    流れに身を任せている人。
    休んでいる合間に大切なものをみつけで先に繋げる人。

    いろいろあるなぁと。。。

    また再読。

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    2021年08月17日
  • 逝年

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    娼年のような、さまざまな女性とのセックスの話は少なかったけど、性のことを考え、素直に見つめる主人公を始め登場人物のアズマ、アユム、メグミなどに心をうたれる。
    静香さんとの最期は、厳かでエロくて濃密で愛があって、切ない。
    エイズの症状進行ってほんとにそんな感じなのか、現実味がないのと、著者が、女性のエクスタシーというものを幻想があるような気がするのが、ちょっと気になる。

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    2021年07月18日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    地元で鳴らしたヤンキーでも、大人になったら社会に出ないといけない。
    今まで怖がられていた中年やガリ勉君と、立場が逆転するかもしれない。
    クローズとか読んでても思うときあるけど、若いときの自由の代償感じる瞬間。

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    2021年06月30日