石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある青年の虐待の物語。
この世に生まれ落ち、幼稚園に上がる前から、虐待を受ける。平手ではなく拳で。
愛を知らず、優しさを知らず、恐怖と暴力の中でのみ育ちゆく。
父親からの殴る、蹴るは当然で、また母親も子をかばえば自分が殴られる為に、父親以上に子を虐待する。固く捻られた針金のハンガーで執拗に叩き殴り、腫れ上がった傷口の間に更に叩き込む。ミミズ腫れに身体が変形してゆく。そこから冬の寒空に裸で外に出される。
そんな幼少期から、小中高生と事細かに、虐待の連鎖が描写されてゆく。
主人公が高校生になった時、父親が精神を患い入院、さらにそこから病死。
父の死により一時的に虐待の嵐が止むも、暴力に依存していた -
Posted by ブクログ
IWGPシリーズの11作目
一応10で1部完となってからの2部みたいだけど、特に変わった様子はなし
というか、10の最後でタカシとマコトにも彼女ができたはずなんだけど
今回のはそんな存在はまるでなかった事にされている(ただ描いていないだけか?)
年齢も20台後半としか書かれていないし、1部だと4遍構成で「春、夏、秋、冬」の順番なのに「冬、春、夏、秋」の順番だし
時系列が確定できないなぁ
まぁ、これまでのも多分1冊で1年というあいまいな推測でしかないんだけどね
とりあえず、クーとリンが出てきてるので、それよりは後って事くらいしかわからぬ
次の巻ではもう30歳になってるんだったらわかりやすいんだ -
Posted by ブクログ
テーマは40からはじめよう。というもの
石田衣良の長編小説だけど、それぞれの登場人物の短編物語の集合体になってました。
真夜中のセーラー服
落ちぶれたIT企業社長と、その彼を献身的に支えるAV女優の話。
40というブログをやっている大手広告社を辞めた喜一に、ある日、AV女優から、ダーリンを助けて欲しいと、ブログにアクセスがある。
彼女の言うダーリンとはかつて飛ぶ鳥を落とす勢いだったIT会社の社長だった。
もどれないふたり
同窓会に出席する喜一。そこでいつも3人でつるんでいた伴と前原が同じ銀行のライバル同士だという事を知る。
伴から妻から離婚を切り出されていると相談をされ、彼の妻、綾乃とも