石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
石井依良さんの初めての短編、恋愛作品集。あとがきまで絶対読んでほしい。
You look good to me
「そういえばCGではきれいなものは簡単に作れるけど、汚しがきいたものをつくるのは難しいと、ゲーム制作のアルバイトをしている友人に聞いたことがある。大切なのは個性あふれる醜さなのかな。」
ハートレス
「人間は自分の欲望は見えるのに、なぜ他人の欲望は見えないのだろう。それも毎日いっしょに暮らしている、これ以上はないほど親密な相手でさえ。」
スローグッバイ
「あと十七キロで、わたしたちも終わりだね」
こんなにも別れの描写を細かく書いてる小説初めて気持ちを持っていかれる。
別れることがわかっているデートの切なさ…
あとがき
"読み終わった後で心地よい酔いを残すようなラブストーリーにしたい"
本当にかすかに酔いが回るような読後感でした。気持ちいい〜
"読む時間も代価もコンパクトだし、ジェットコースターにように物語に煽られて、ぐったり疲れてしまうこともない。巨大な作品世界ではなく、風のそよぎや気分のひとゆらぎだけを、淡く心に残すのが小品の魅力です。短篇を読む人は、いつだってゆったりと自分自身でいられるのです。"
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Posted by ブクログ
石田衣良さんは4冊目かな?
これまでの流れは、
「娼年」→「コンカツ?」→「波の上の魔術師」
と、たまたま毛色の違う3作を読んできたが、今回の作品も全然違うんかい…。
『石田衣良』って何人か集まったチーム名なのか?
作品紹介にもある通り、古風な熱血教師が悪戦苦闘する青春ストーリー。
GTO世代としては、こういう枠にハマらない教育ってのがタマラナイ。
しっかり目に潤いを与えたい人にはおすすめです。
今のご時世、叩いたら体罰ってなるし、何か言ってもモンスターペアレンツが学校に乗り込んできたりで、結局先生は何もできず、見て見ぬふりしかできず…。
そんなこんなで教育現場はほぼ破綻してるって聞くけど、これってどこまで真実なんかな?
悪い噂だから耳にするだけなのかな?
本作の主人公みたいな熱血教師が多いことをただひたすら祈るのみ…。
日本の未来を考えたら、国をあげてもっとしっかりしてほしいと思うのよね。
給食が質素って話も聞くし…。
子供の数が減ってる、っていうのなら、一人当たりの取り分は増えるってことじゃないのかな?
そういや、とあるコメンテーターが、『国は、頭いい人作ると税金集めが捗らなくなるから、敢えて教育に力を入れないようにする』みたいなことを言ってた気がする…。
投資後進国と言われるのもこういう背景があるのかな?
最近は高校の必須カリキュラムで金融教育が出てきたらしい。
そうなってくると、今までの教育は何だったんだ?って思う学生の心忘れた45の春。
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
小学校のとき、『継続は力なり』という言葉を教えてくれた担任の先生
中学校のとき、お絵かきロジックやってるのをみて授業に取り入れた数学の先生
高校のとき、平均点低すぎて留年しそうって言ったら成績をちょろまかしてくれた化学の先生
大学のとき、研究室でいろいろお世話になったチェスの元日本チャンピオンの先生
皆様の教えが、私という人間を構成する1つ1つの細胞になっているかと思うと、ただただ感謝しかありません。
まともな人間になっておらず、申し訳ないす…。 -
Posted by ブクログ
免許も持てない中学生時代、時間を持て余したり、思い悩んだりした時は自転車に乗って風に吹かれる心地よさを感じに行ったものです。本作は東京•月島を舞台に14歳の少年4人組が、それぞれの社会的立場や周囲との関係性に少しづつ気付き始め、様々な壁にぶつかりながらも前に向かって成長を遂げる青春ストーリー。
東京出身ではないながらも、似たような集まりを行っていた自分にとっては、懐しさを感じる一冊でした。テツローの「怖いのは、変わることだ。みんなが変わってしまって、今日ここにこうして四人でいるときの気持ちを、いつか忘れてしまうことなんだ」という感情も良く分かる。
進学、就職、結婚と人生のステップが進むごとに否応なしに人間関係は変わるものですが、当時の思い出や感情は、ふとした瞬間に蘇るくらい意外と覚えているものです。続編『6TEEN』の展開も楽しみです。
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Posted by ブクログ
これ、発売と同時に読んでる。
なので多分20年ぶりくらいの2度目!
まっっっっっったく覚えてなくてゼロスタート。
自分の記憶力に感謝。
石田衣良さんといえばIWGPの他はちょっとエロ描写多めな近頃、みたいな社会問題とか訳あり恋愛みたいなイメージが印象強めだったんだけど
こんなSF書いてたんだ!
そして買って読んでたんだ!と笑
あとがきまでしっかり読んだら、石田衣良の学生時代のほとんどはSFでした、みたいな感じだったので意外すぎてびっくり。
そして当時NYテロ後に読んだ、でも今コロナ後で読んだ。
え、、もしや、、予言者だったの?
これはもうコロナと黄魔は切り離せないだろ…
ゾワっとしました。久しぶりに。
20年前なので、ちょっと男女のあれやこれや設定にいやいや!そんな!
みたいな無理は感じつつも、とてもテンポよい長編です。
石田衣良っぽくない石田衣良、すてき! -
Posted by ブクログ
とうに二十歳を過ぎた人こそ読んでほしい一冊。主人公の若さゆえの思考がこそばゆくてたまらない。世界は思ってるより広いと気付くが、少し知らない世界を見ただけで感じてしまう万能感や人生の選択肢の狭いこと。きっと誰しもが通ってきた道なのではないだろうか。
若さは搾取される。世間の汚さや己へ対する客観性の乏しさのせいだろうか。
数十年後、初めて搾取されていたのだと気付くそのときは自分が搾取する側になっている証。搾取されていたことを自覚しても、悔しいとも、悲しいとも思えないほど過去のことで、搾取されていたという事実だけがあり、それもまた自分の人生のいちぶなんだなと思うだけ。
続きも読みたい。