石田衣良のレビュー一覧
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シリーズの大ファンでずっと楽しみに読んでいるIWP。
いつのまにか16出ていたのか・・・と偶然見つけて読むということが最近のパターン
タイトルを見ただけでいつ頃の話かなと分かってしまうのが面白いところ。内容にかならず時事ネタがまぎれこんでいるから。そしてテンポの良い文体が心地よい。
タイトルになっている獣たちのコロシアムは、おぞましく胸がしめつけられる内容だが、当事者が平然として社会生活を送っていることの恐ろしさに背筋が寒くなる。マコトが相変わらず冴えていて人間臭いところも変わっていない(当然か)ページを開いた瞬間に感じるIWPの世界がやさしくてほっとする。 -
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Posted by ブクログ
学生の頃だろうか、大昔に読んでまったく面白さがわからなかった本書。こんなにシリーズ続くほどなぜ人気?と不思議だったが、再読すると納得の面白さだった。年齢としてはマコトらに近かったが、所謂ヤンキー系を疎んでいたことが原因か。池袋の土地勘がないことが残念だが、平成の空気感にノスタルジーを感じる。マコトはもちろん、タカシや京一、サル、和範など登場人物たちも魅力溢れる。売る予定だったがシリーズ追いかけよう。
池袋西口公園をGoogleマップで検索してみると、公園というより広場で緑がほとんどないことにびっくり。公園に集まるGボーイズのイメージが妙に牧歌的でチグハグと思っていたら、そういうことだったの -
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泣かない、泣けない、涙が出てくるほどに 共感が持てない。
そんな、現実離れした物語
せつない、やりきれないというのが正直な感想。
こんなことが起きて良いのか?と思うのだが、 実際にはあってもおかしくないし、あったのだろう。
ただ、生きたことへの感謝、命あることへの感謝がない。
自由に躍動するだけでは、生きて行けない
若者たちの、こわいもの知らずの面を出したかったのかも知れない、と思い至った。 美しさはメインではなく、商場、怖いもの知らずな 直進が記憶に残る。
約束を守ることが、命とひきかえだ。
これを背負って生きて行くことは、自分にはできない。
うばってしまうことが愛なのか? 肉親で -
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【2024年97冊目】
純愛とP活、ぶつかり男と老王女、デリバリーと強盗犯、ストーカーとネット炎上。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十七弾。
ついに文庫本の最新刊まで来てしまいました。寂しい、読み終わってしまった。読み始めた時にはまさか作中にコロナ、呪術廻戦、鬼滅の刃が出てくるとは思ってなかったので、共に時代を歩んでいる気がしてなりません。誠たちは歳を取らないですが。サザエさん方式?
今回も世相をうまく反映した話が詰まっていて、どれもこれも唸りながら読みました。表題作は特に、実際に芸能人の自殺者も出てますからね…笑えない話。ホノカさんの強さが素晴らしかったですが、怪物は人の皮を被って社会 -
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【2024年96冊目】
追い出し部屋とタピオカミルクティ、ラブホ強盗と誇りある仕事、バースデーコール詐欺と武将集団、児童虐待と闇のコロシアム。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十六弾。
思えばシリーズの最初の頃から比べると、社会問題を映すような内容ではあれど、ちょっと緩やかになってきた気もしていました。そんな中での表題作、「獣たちのコロシアム」。自殺幇助の話の時と同じ三人組が出てくることといい、胸を抉るような話といい、涙なしには読めませんでした。
本当にそんなサイトが実在しませんようにと祈りつつ、人はいろいろな意味でこの地球上に存在するどの種よりも残酷な存在なのだろうなという気もしています -
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【2024年84冊目】
アーティストと芸術破壊、ユーチューバー戦争、美醜の判断と整形話、低賃金長時間労働のブラックバイト。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十二弾。
一作目から変わらず4つの短編集で構成されてますが、今回は表題作が一番刺さりました。低賃金で働かされる若者。そこに添えられるのはやりがいという名の搾取。心に残った一文は記録するようにしているのですが、今作の「おれ、誰でもいい人間はもう嫌なんです」という発言が、今の日本を表しているというかなんというか…!
どんどんと社会課題を取り入れる小説になっていってる気もしますが、それが読み手にとっては重要なのかもしれない。目を背けず、向き合 -
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ネタバレ【2024年76冊目】
電話弁慶の振り込め詐欺師、池袋のエウリアン、放火をしてしまった少年、そしてGボーイズのキングとナイトを巻き込んだ冬の大戦争に忍び寄る影。池袋ウエストゲートパーク第七弾。
池袋ウエストゲートパークシリーズは読んでると結構うるっと来ることがたびたびあったんですけど、「バーン・ダウン・ザ・ハウス」は今までで一番泣きました。誠もこういう時泣いてるのが、またすごくいい。主人公と読者が遠くて近いみたいな絶妙な距離感なんだなと気付かされました。
もう一つ、今までも描写はあったけれど気づいていなかったこととしては、誠がものすごく考える人間だということ。名探偵のように調べ物をして、は -
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【2024年68冊目】
今作も真島誠が池袋を駆け抜ける――歩くだけで視線を奪うスカウトマン、往年のロックスターの大博打、人形に姉を殺された中国人女性、自殺を止めるため東奔西走する反自殺クラブとスパイダー。池袋ウエストゲートパークシリーズ第五弾。
シリーズを追うごとにどんどんとキャラクターにも深みがでて、面白くて仕方がない本作。誠が向き合う事件は面白いと表現しては不謹慎なものも多いのですが、物語の構成と魅力的なキャラクターを前にすると、やっぱり「面白い」というのが最初に口をついて出てしまいます。
五作目を読んで思ったのが、ちゃんと登場人物たちが日常を生きていることが丁寧に書かれているなという -
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【2024年67冊目】
まかないに手を出さないラーメン屋の店員、息子を殺されたジャズタクシー運転手、ビルマから来た少年、人体損壊映像と山形から上京した負け犬。池袋ウエストゲートパークシリーズ第四弾。
今回も情緒が忙しかったし、誠はいつも読者のそばにいてくれるし、タカシは変わらず王様でした。巻が進む事に面白さも増していく気がしています。
お馴染みの登場人物たちも少しずつ成長したり、変化していて、池袋の街がいつもそれを見守っているようです。
しかし、アングラ映像の描写はきつかった…文字の早送りはできないので薄ら読んだような読んでいないような感じで乗り切りました。
続きの巻がとにかく楽しみな