石田衣良のレビュー一覧

  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    このシリーズ読むのは初めて。展開が面白く(って表現で合ってるのか分からないけど)あっという間に読めた。既刊されてるのも読んでみたい。

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    2024年12月05日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

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     今も昔もまったく縁がないアングラな世界。どの短編も面白い。今さらながらIWGPシリーズ読んでいるが、せめて平成の間にハマりたかった。マコトの淡々とした語り口が魅力。ホームの老人2人組や表題作のヒロキなど脇役の登場人物達のキャラが良いのもポイント高い。『水のなかの目』に出てくるパーティー荒らし達は、無茶苦茶なことをしておいて捕まったら情けなく怯えているのは無知で後先を何も考えていないからなのか。ボスの言うことには逆らえないから?ここまでやるなら覚悟を決めていると勝手に思っていたので、腑に落ちない。

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    2024年12月03日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    一つ目の終わりのマコトがサチにかける言葉が本当に素敵。四つ目の冒頭の「かわいさや母性本能なんて、本来は値札がついて売られるようなものじゃない」が好き。「少なくとも俺はあんたからの“ありがとう”には値札が付いてない方が価値があると思うぜ。」みたいな繋げ方でもいいなと妄想してた。

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    2024年11月26日
  • 男女最終戦争 池袋ウエストゲートパーク20

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    世情に疎い私は、石田さんの新刊で「ほぉ」と思うことばかり。
    確かにバッテリー盗難はありそう。フェイクニュースも、目の端でチラチラ見かける気はする。当然見出ししか見ないけど。
    乙女ロード、文芸カフェのナンバーワンが谷崎潤一郎に笑った。
    男女最終戦争、そんなことってあり?と思いつつなぜか手に汗握って読んでしまった。女性憎悪犯が捕まってなによりだが、犯行の動機の根っこが家族(婆さん)ってなんかね~。
    この問題を変えられるのは、意外に侮れない(失礼)お笑いの力なのかもしれない。

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    2024年11月18日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    私が小説を読むようになったキッカケであったIWGPシリーズの18冊目

    こんなに長くシリーズが続くほど、街に潜む闇って多岐にわたっていてこわいよなぁと毎回思ってしまう。
    個人的には、ゼロワンの恋バナが、ゼロワンも人間らしいところあるんだーと思って嬉しかったかな。

    馴染みのある街が舞台で、もとはドラマが好きで読み始めたシリーズだったので、このシリーズを読むと未だに頭の中では、マコトは長瀬さん、キングは窪塚さんで映像として場面が浮かびながらストーリーを追っています。

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    2024年11月05日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    常盤台ヤングケアラー/神様のポケット/
    魂マッチング/ペットショップ無惨

    高校生の少女が介護をする
    認知症もある寝たきりの祖母を……

    コンビニで真面目に働く留学生が逮捕される
    賽銭泥棒で!?

    ゼロワンが付き合う
    マッチングサイトで出会った人と??

    ペット業界で金の為に弄ばれるのは
    命あるものたち
    失くしたら二度と戻らないのに……

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    2024年10月31日
  • 美丘

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    ネタバレ

    ドラマをリアタイしていたけど、またこれも記憶を出来る限りゼロにして読んでみました。

    まずドラマと違った点として
    ・親が途中でほんとに1回出てくるだけ
    ・美丘の病気の描写は真ん中過ぎないと出てこない
    ・映せない映像になるからだと思うけど、小説の表現が生々しいところがちょいちょい…


    生きてることが奇跡
    愛情なんて別に難しいことない


    素敵な表現がたくさんあって、今良くない4文字が頭に浮かんでる人は読んでみて。

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    2024年10月27日
  • コンカツ?

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    ネタバレ

    主人公、友人、親それぞれの恋愛の価値観が多様で面白かった。
    一気に読んだが、ところどころ辛辣な箇所もあり考えさせられた。


    「後20年あっても、元気なのは10年かもしれない。5年かもしれない。」

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    2024年10月24日
  • 眠れぬ真珠

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    ネタバレ

    序盤はまだ面白さがわからずだらだらと読んでいた。性についてここまで生々しく数回のシーンで描かれている本は初めてで読んでいて少しくらくらした。女性として年を取ること、自分の人生で大切にしていきたいこと、どんな人生にしたいのか、好きな人とどんな関係になりたいのか考えさせられた。主人公の生き方、姿勢がただただかっこよかった。主人公のようになりたいというわけではないがやはり芯の強いまっすぐとした女性になりたいと思った。

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    2024年09月30日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    あいかわらず面白い

    もうシリーズ18作目ですか。
    単行本では19作目が刊行済みで、
    次作もそのうち出るとのこと。

    マコトはカツオやしんちゃんと同じように
    歳を取らなくなったようなので、
    ずっと続けて欲しい。

    本編では、
    まさかのゼロワンのロマンスが
    描かれているが、
    そろそろマコトのハッピーをみたいかな

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    2024年09月07日
  • 爽年

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    リョウは、自分が必要とされている限りは、娼夫として生きていくのだろう。
    どんな欲望にも真摯に向き合って、差別せず、あなたは素敵だと心から伝え続ける。

    リョウは、とても優しい。
    でも、その優しさが、いつか誰かを傷付けなければ良いと願う。
    すべての人に優しいということは、すべての人に優しくないのと、とてもよく似ているから。

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    2024年09月05日
  • スローグッドバイ

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    数年ぶりに好きな人ができたから、大好きな衣良さんの恋愛小説を読み漁ってるけれどその気持ちで読んだら痛すぎた。
    でもやっぱり衣良さんの恋愛小説が好きだなと思ったし、これからも読んでいきたい。

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    2024年09月05日
  • 眠れぬ真珠

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    主人公 咲世子の人生素晴らしい。
    版画家としての才能を、持ちながら、また、おそらく類い稀なる美貌の持ち主。
    不倫相手との応対、素樹との応対、どれも心が躍り読み進めた。切ない気持ちに同化してしまった
    もう一度読みたくなる小説です。
    次回読むときはどんなときめきを覚えるのだろうか、楽しみにして、貴重な今日を過ごす

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    2024年08月19日
  • スローグッドバイ

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    どんな時に読みたいか。
    恋の始まりと恋の終わりに。

    浮き足立つ恋心を沈めるため、悲しさに浸ることができるため、出会いの明るさに希望を見出すため、こんなにも簡単に人はくっついたり離れたりできるんだと再確認するため。

    読後に悲しみが残るのか、楽しさが残るのかを皆に教えてもらいたい。
    いつだって読み返したい。

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    2024年08月01日
  • シューカツ!

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    「実際の仕事っていうのは、毎日未知のトラブルが連発するんだ。それをモグラ叩きみたいにひとつひとつ潰して、自分でやりたい方向へなんとかチームを動かしていく。マニュアルが通用するようなやさしい世界じゃないんだよ。」
    やっぱりどの職業も実際に働いてみて分かる「仕事」の難しさ、面白さがある

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    2024年08月01日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    ブラック企業、整形、ユーチューバーと時事ネタ。やはり最近はタカシと必ずつるんで解決。サルも出てこないなぁ。終わり方も昔と比べて綺麗になっているような気がする。

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    2024年07月30日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    本棚からぱっと取って再読。
    もう十数年前の話なのか!
    ちょこちょこ今の時勢とは合わない描写が出て来て、ああ時は流れたんだなと思った。
    この頃はデフレで300円の弁当でお腹いっぱいだったんだねえ…。

    特にコロナ渦を経てリーマンショックの痛みは忘れてしまったように思う。
    それでもこの頃と変わらない社会問題もあり、全く改善はされてない。

    マコトは相変わらずで、こうやって久しぶりに再読して会いにいっても、いつだってほっとできるいい奴。
    今年の夏休みはシリーズを一からまた順番に読み返してみようと思った。

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    2024年07月15日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    久しぶりに池袋ウエストゲートパークシリーズの続きを読みました。
    こんな感じだった〜と懐かしくなりました。
    池袋にはいつまでもヒーロー?がいてくれるって思える。

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    2024年07月11日
  • 娼年

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    サクッと読めて面白かった!本当に性の世界は多種多様で奥深くて、深淵に辿り着くのは不可能だけど探っていく過程も気持ちよくて好奇心が止められなくて、潜れるところまで潜ろうとするリョウくんが、なんか少し羨ましく感じる。
    私も性に対しては探究心が強いし嫌悪感がないから色んな人とできるタイプだからこそ、貞操観念、とかそういう言葉でこの素晴らしい事象を一括りにしないで欲しい、ってめぐみ(やったっけ...)には思わず反発しちゃった。

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    2024年07月04日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    シリーズの大ファンでずっと楽しみに読んでいるIWP。
    いつのまにか16出ていたのか・・・と偶然見つけて読むということが最近のパターン
    タイトルを見ただけでいつ頃の話かなと分かってしまうのが面白いところ。内容にかならず時事ネタがまぎれこんでいるから。そしてテンポの良い文体が心地よい。
    タイトルになっている獣たちのコロシアムは、おぞましく胸がしめつけられる内容だが、当事者が平然として社会生活を送っていることの恐ろしさに背筋が寒くなる。マコトが相変わらず冴えていて人間臭いところも変わっていない(当然か)ページを開いた瞬間に感じるIWPの世界がやさしくてほっとする。

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    2024年07月01日