石田衣良のレビュー一覧

  • ブルータワー

    Posted by ブクログ

    現代において身近なウィルスを題材に、未来に「起こるかもしれない」と感じる世界観を作り出し、物語にリアル感を持たせたところがとても良い。
    序盤終盤、著者らしい「取って付けた」感じはあるが、本筋はしっかりしていて一気に興味を焚きつけてくれる。
    空想世界に興味のない人にはあまりおすすめしない。

    0
    2013年02月02日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

    Posted by ブクログ

    それぞれの事件の当事者の人間性と、マコトの事件への関わり方が好きなシリーズ。
    今回も一気に読んじゃった。

    ちょっとしたマコトの読者への語りかけ形式のつぶやきが何とも。



    振込め詐欺を悔やむ、電話でなら何者にでもなれる少年
    絵画商法の加害者と被害者
    自宅に放火した少年と連続放火事件
    GボーイズのNo.1とNo.2の争い諸々とマコトとタカシの友情

    要町テレフォンマン/詐欺師のヴィーナス/バーン・ダウン・ザ・ハウス/Gボーイズ冬戦争

    0
    2013年01月29日
  • 東京DOLL

    Posted by ブクログ

    人恋しい時に何となく読みたくなる作品。
    この頃の作品は、設定がライトノベルのようなものが多い気がするんですが、安っぽくならないのが流石というか…。主人公が通称「MG(Mater of Game)」なんてキャラクター名で、初めはラノベかと思ったんですが;;
    MGと少女の精神的な掛け合いが凄く好きで、一期一会の喜び、哀愁、寂しさが染み渡ります。
    私の中では、人が愛しく思える作品です。

    0
    2013年01月22日
  • チッチと子

    Posted by ブクログ

    とっても楽しく読めた。一人の作家と彼を取り巻く日常がとても良くて心温まる。
    子供のカケルの存在がとても大きかった。生意気なんだけれども憎めなくて良い奴だ。
    最後の方では活字が滲んで読みにくい程うるうるきてしまった。
    大好き!こういう作品。

    0
    2013年01月14日
  • ブルータワー

    Posted by ブクログ

    石田衣良さんにはめずらしい作品。
    ヒーローファンタジー的な内容で、サクッと読めました。
    アニメ化してほしいな。

    0
    2012年12月19日
  • ブルータワー

    Posted by ブクログ

    映画化できないと思った作品の一つ。でもホログラムとか2020年ぐらいになったらできるって話聞いて、技術進歩って恐ろしいと思った。人って環境でこんなに変われるんだな。私も変われるかな。

    0
    2012年12月04日
  • てのひらの迷路

    Posted by ブクログ

    石田衣良さんが書きたいようにかいた
    ショートショート。どの作品もスピード、テンポ感が良くて何より実体験の素材に色づけしてファンタジーやホラーを描いていて、小説家の頭の中を見ているようだった。話の前にかかれているエピソードも面白かった。

    0
    2012年11月04日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

    Posted by ブクログ

    物語自体が少々説教くさくなったが、まこっちゃんの考え方は好き。
    後キングことタカシとのお話も多くて嬉しい限り。まこっちゃんはいつもすっきりスマートに片付けてくれてすてき。

    0
    2012年10月23日
  • LAST

    Posted by ブクログ

    アンダーグラウンドな話しをたくさんご存知で、すごいなぁといつも思わされます。主人公がうしろめたいことをしていて、どうなるんだろうというハラハラ感がたまりませんでした。

    0
    2012年10月09日
  • 親指の恋人

    Posted by ブクログ

    現代版「ロミオとジュリエット」
    六本木ヒルズに住む社長令息で大学生の澄雄と、パン工場で働きながら借金まみれの父親と暮らすジュリア。
    出会い系サイトで知り合った二人が、愛し合い、二人の幸せな未来を願いながらも…最後は心中するまでの物語。


    1ページ目、最初から結末がわかっています。
    出会った二人がどんなに未来を望んでも、そのためにどれほど頑張っても…最後はそうなるんだってわかってるんです。
    わかっているのに、二人の未来を、幸せを望まずにはいられない。

    光が見えたと思ったら閉ざされる。
    そんな悲し過ぎる運命に翻弄される二十歳の恋愛に、涙なしでは読めません。

    0
    2012年09月22日
  • ブルータワー

    Posted by ブクログ

    悪性の脳腫瘍で死を宣言された主人公の周司が200年後の世界に意識だけスリップする。200年後の未来の世界は地表に殺人ウイルスが蔓延し、人々は高さ2キロメートルの塔の中で階層社会を形成して暮らしていた。

    このような話。
    話の展開とかおもしろくて一気に加速して読めました。寝る前読んでたら朝になってたり(笑)

    この話は非現実的なただのSF小説として読んでいるならとてもおもしろいんだけど、世界で今も続いてる紛争やテロを考えると小説の世界だからというわけにもいかない。
    テロに対する報復攻撃、それに対するさらなる報復テロ、憎しみの負の連鎖。この小説の中の世界の希望は周司が鍵を握っていたが、現実の世界

    0
    2012年08月28日
  • 東京DOLL

    Posted by ブクログ

    今回は、久しぶりに石田衣良さんの作品を読みました。


    人間関係を描きながらも、文章がきれいだなーという相変わらずの印象。


    BOOKOFFで特に中を見ることもせずに買った本でしたが、個人的には当たりに入る作品でした。

    0
    2012年07月20日
  • SILENT NIGHT

    Posted by ブクログ

    いつかのクリスマスに親からプレゼントされた写真集、小説です。
    カナダのクリスマスのが心が澄んでいきそうなくらい綺麗で、実際に見たいと思い、大学生の時に冬のカナダに旅行しました。

    0
    2012年06月26日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

    Posted by ブクログ

    石田衣良はエッセイもすごい深い言葉が随所に(*^^*) このエッセイを自分の考えを持つための参考書に出来るかも(^^)/ これを丸暗記じゃだめだけど、これを基に考えることで俺の就活に役立ったのは事実!!時事対策になる(^.^)

    0
    2012年06月24日
  • ブルータワー

    Posted by ブクログ

    石田衣良さんの始めてのSF作品、ということで購入しました。

    SFが苦手だったのも忘れ手にとり、最初はなかなか入り込めませんでしたが
    苦手だったことを忘れ途中からはどっぷり「青の塔」の世界にはまり。

    読み終わって数日たちますが、未だに「青の塔」が頭の中にあって
    また再度読みたくなってます!

    ラストの終わりは、「え?え?あれ・・?」って感じもありますが、面白かったです。

    0
    2012年06月21日
  • 東京DOLL

    Posted by ブクログ

    タイトル*東京DOLL
    作者*石田 衣良
    出版社*講談社

    マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームソフト制作者・相良は、新作のモデルに翼のタトゥを背負った少女・ヨリを選ぶ。映像モデルとして完璧な「人形」ぶりを発揮するヨリに、MGの孤独は癒されていく。だが、彼女には愛する男の不幸が見えるという異能があった。東京の今を描いた長編恋愛小説。

    0
    2018年08月12日
  • 5年3組リョウタ組

    Posted by ブクログ

    それが答えだ!
    小学校が舞台ですが、先生が主人公の本です。4章あって、それぞれ四月、七月、十二月、三月なんですが、読み進むたびに、あー終わりが近づいてきたなぁ、と思ってしまいました。読み終わりたくない、ずっと希望の丘小学校5年3組を見守っていたい、という気持ちにさせられます。
    事件のときの記者会見で、「先生にも責任があるということなんでしょうか」という記者の質問に、良太が毅然と答え返したシーンはグッときます。いま「責任」という言葉が「持つもの」から「取るもの」に変わってきてしまっている時代に、「あります」と言い切ることができる大人がどれほどいるのだろうかと考えると、胸がスカッとしました。また、

    0
    2015年03月21日
  • 40 翼ふたたび

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    40歳を過ぎてからの迷いや希望…誰しも同じことを感じるんだなと共感しました。若者だけではない、おじさんも迷っているんだ。そして感動のラスト。やはり40歳前後の人に読んで欲しい本です。

    0
    2019年06月02日
  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    エッセイ『空は、今日も、青いか?』の第2弾になります。ここに収録されているものはすべて『R25』に掲載されたものですが、あの雑誌のクオリティの高さをこの本を読んで改めて思い知りました。

    この本はリクルートから発行されているフリーマガジン「R25」にて筆者が連載しているエッセイ「空は、今日も、青いか?」のうち、20006年1月~2008年2月に掲載されたものを加筆・修正した上でまとめたものです。今回、読み返してみて、ここに掲載されている文章を僕はほぼ、リアルタイムで読んでいたことを思い出しました。

    思えば「格差社会」「ネットカフェ難民」という言葉は、このアタリから取りざたされてきたなという

    0
    2012年01月11日
  • 空は、今日も、青いか?

    Posted by ブクログ

    リクルートの発行する『R25』にて連載されているエッセイを中心に収録した筆者初のエッセイ集です。ホリエモンや村上ファンド…。「時代」を感じさせるキーワードが多かったです。

    この本は「R25」を中心に発表された石田衣良さんの初のエッセイ集になります。この本は発行されたときに読んでいたんですけれど、ちょっと思うところがあって、また再読をしていました。ここに収録されているエッセイがリアルタイムで発表されていたのは主に2003年から3006年までの世相に関することで堀江貴文氏のニッポン放送株争奪問題やら、村上ファンドに関する話は僕もあの当時堀江さんの公演を聴きに行った事があったので、
    「そういうこと

    0
    2012年01月11日