石田衣良のレビュー一覧
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面白かった。タピオカもサンタフェもホストも良かったけど、最後のコロシアムの話がやはり良かった。それぞれの話に共通して、マコトの根底にもあるものなんだろうけど、人を想うということがとても好き。自分がおっさんになっても若いままのマコトは少しずるいけど、相変わらずカッコよくて、それでいて友達・家族・困っている誰かに共感して、困ってる奴がいたら助けて一緒に笑いたいだろ?と何の躊躇いもなく言ってくれそうなマコトが相変わらずかっこいい。自分の仕事やプライベートに置き換えても、人を想うことや一緒に笑うことが本当に大事だよなと改めて考えさせてくれる気がした。石田衣良はいっとき表現にキレがなくなった期間も感じたけど、この作品とその前くらいはビビッドな雰囲気が蘇った印象。
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Posted by ブクログ
もうすぐクリスマス~ってことで、吉村和敏さんのクリスマス写真集「SILENT NIGHT」です。カナダのクリスマスが楽しめます。そして、石井衣良さんの3つの短編、すごーく短いものだけれど、クリスマスにまつわるストーリーも読めます♪
写真の方は、吉村和敏さんが18年間カナダのクリスマスを撮りためたもの…カナダではクリスマスは家族と過ごすのが定番なんですって…。日本のように恋人や友達と過ごすものではなく、クリスマスに外を歩いていると、なぜ家族と過ごさないんだ??と言われ、家の中に招き入れてくれることもあるらしいです…。あ、これ最後のお二人の対談からです。異国とはいえ、ちょっとだけあたたかさを感じますよね。写真はクリスマスならではの、ツリーやイルミネーション、雪景色等とっても素敵です。表紙は真っ赤、じゃなくて、実は真っ白!赤はカバーなんだけれど、中身はとってもキレイですよ。
そして石井衣良さんの短編は「CANADIAN STAR」と「30回目のクリスマス」「東京で会いましょう」の3作品…。「CANADIAN STAR」は前述の対談の内容を想起させるもの、「30回目のクリスマス」は、道ならぬ恋に終わりを告げるもの、「東京で会いましょう」はカナダに一人旅していた女性と写真家の出会いを描いたものです。一番好きなのは「CANADIAN STAR」かな…でも短い、ホント超短いです。
発売されたのが、2005年とだいぶ前なんだけれど、古さは全く感じない…あ、唯一対談のお二人が若いことはあるかな…でも、内容は古さを感じさせないものです。きっと来年のクリスマス前にはまたこの作品開いてみるんだろうなぁ…と思える、大好きな作品です(*^^*) -
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シリーズ本編16作目
以下、公式のあらすじ
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――闇の虐待ショーをぶち壊せ!
ダークウェブの深奥にある「逆隊コロシアム」。
通常の手段ではアクセスできないサイトでは、競うように児童虐待動画がアップされている。
「逆隊コロシアム」を潰して、その一部始終をドキュメンタリーにしたいというテレビ・ディレクターの梅原から依頼を受け、3人の虐待サバイバーの若者とともに調査に乗り出したマコトは、ある日テレビで見た子どもの虐待死のニュースが、「逆隊コロシアム」の動画に映っていた少女のことだと気づく。
小さな命を救えなかった悔しさと怒りを胸に、マコトはタカシや仲間たちと巨大なウェブに巣くう獣たちに戦いを挑む。
表題作のほか、
池袋の路上で繰り広げられたタピオカ抗争の顛末、
日本屈指のラブホ街を狙った強盗団との闘い、
恋人のいない若い女性を狙ったバースデイコール詐欺を描いた4編を収録。
累計430万部突破のIWGP16弾!
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いつも通り、表題作含む4遍収録
・タピオカミルクティの悪夢
サルが始めたタピオカミルクティ屋で働きたいと言ってきたおじさん
大企業で人員整理の追い出し部屋で就職活動をさせられているという
そして、サルを勝手にライバル視しているヤクザが丸パクリの店を近所で開店
追い出し部屋が取り沙汰されたのって、もっと前だった気がするけど
まぁ、出社しても何もすることがなく、ただ転職活動をする事だけというのも辛いものがあるな
・北口ラブホ・バンディッツ
ラブホテルを狙った強盗が池袋で連続して発生
マコトの同級生の女性の実家がラブホをやっていて、用心棒代わりに夜間のバイトに雇われる
狙われるラブホの共通点とは……
何だかんだ言って、やはりマコトのお母さんが大部分の話題をかっさらっていくなw
・バースディコールの甘いわな
孤独な若い女性を狙ったホストによる特殊詐欺
真面目に生きてきた人ほどハマると疑いの目を向けなくなってしまう罠
デート商法とかロマンス詐欺と呼ばれるのでしょうけど、若い女性もこんな詐欺に遭ってしまうのか……
それにしても特殊詐欺って、その手間と得られる金額と捕まるリスクが合ってない気がするんだけどなぁ
まぁ、それは末端の捕まる人間を見てそう思っているわけで、金主や組織としては儲けてるのでしょうねぇ
・獣たちのコロシアム
児童虐待動画を趣味で共有しているクソ野郎達のコミュニティーをぶっ潰す話
読んでいてマジで気持ちが悪くなってた
マコトの気持ちがよくわかる
今回意外だったのがゼロワン
ここまで熱くなるのも珍しい
もしかして石田衣良さんの想いが若干入ってしまったか?
ま、フィクションであってもクソ野郎共が裁かれる展開は必要ですからね
一番の着目点は、新型コロナウイルスによる影響の描写かな
2019年から2020年にかけてのエピソードなので、後半は人々が外出を控えて街には人が疎らな様子が描かれている
現代の世相を若者視点での物語に昇華するのが今作なので、現実と地続きになっているように感じられるのがいいですね
あと、解説でマコト達が歳を取らなくなった事に関する言及もされている
私の感覚としては、10作目まではちゃんと1作1年で1歳の歳を取ってたけど、それ移行はサザエさん時空になったと思っている
もしくは、それまでとは別の作品という解釈をした方がいいのかもしれないなぁ -
Posted by ブクログ
面白かったー。
これでデビューしたんだって。すごいね。
この作家さんの作品、どれもわりと好きかも。
軽やかだけど扱っていることはなかなかに深くて、性問題も暴力問題も、なかなかの描写なんだけど、グロくはなくて、さらっと読ませる。
このお話は勧善懲悪のヒーロー物語で、そういう意味で読みやすいんだけど、ヒーローが、何でもないはずの青年で、何か特殊能力を持っている訳じゃないけど、なぜか争いを解決していく、っていう(笑)。
短編集(話は繋がっている)だから、細切れで読まざるを得ない最近の私でも、読みやすかったです。
マコト君、なんかすごいクールガイを想像しちゃうけど、実際はどんな顔なんだろうか(笑)。