石田衣良のレビュー一覧
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今年はじめて読んだ本でした。
言い方はよくないが、どちらかというと貧しい方が多くでてくる作品だなと感じました。ケチケチしたところや人を憎むなどの感情の表現もあり、人の嫌な部分が全くない作品ではない(逆に多いのかも)が、あまり読んでいて嫌な感情に引っ張られず、逆に美しいと感じる部分が多くありました。
人は自分だけ繊細で他の人は鈍感だと思っている、という一文が印象に残りました。確かに思ってしまうなぁと思い、気をつけたいと思いました。
日菜子さんは自分は弱い弱いと思っているけれどいざとなったときに強いのはケンジさんではなく日菜子さんなんじゃないかなと思いました。
日菜子さんは、ケンちゃんは私と同 -
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シリーズの最初からずっと読んでいるが、なんと20作目。実に感慨深い。
池袋シリーズのおもしろさは、その時代ごとのホットなトピック(時事ネタとでもいえばいいだろうか)をテーマにしてエピソードが書かれていることだ。今回の20作目では、自転車のバッテリー盗難ビジネスや、フェミニストへのアシッドアタックが描かれている。
石田衣良のよさは、決して難しい言葉を使わずに、軽快なリズムで書かれているところだ。漢字をひらく割合も絶妙にちょうどよく、とにかく読みやすい。まあ、僕が20年以上も石田衣良を読み続けてきて、目が慣れているせいもあるかもしれないけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカンタは発達障害をもつ耀司の幼馴染で兄弟のような存在だ。
水商売をし家を空けがちな母に代わりカンタの母、恵美が耀司の面倒を見ることもよくあった。
2人の少年たちは高校受験まではずっと学校でも一緒だった。耀司がしばしばカンタを守っていた。
これは小学生の頃に恵美が耀司と約束した為だ。「カンタをこの世界の厳しさから守ってください」
発達障害の息子を遺す親の遺言だ。 すぐ後に母はカンタにも遺言をのこすが耀司は知らない。
カンタは耀司と同じ受験にはクリアできなかった。これでは耀司はカンタに付きっきりでいる事はできなかったけれど、高校のレベルを落とすことや目立たないようにすることで何とかなる。
高校在