ヤマザキマリのレビュー一覧

  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    『この地球に生まれてきたからには、この海がどれだけ広いのかを教えてあげる。
    海という世界で生きるのは厳しいけど、どこまでも、どんどん思う存分に泳げるということだけは教えてあげる。だから、そのあとは自分で好きなようにどんどん生きていくのよ』

    シングルマザーのリョウコさんと娘マリさん
    母娘の愛情は、一緒に居られる時間に比例しない

    「リスボン日記」でのパワフルで愛情深いマリさんは、この母リョウコさんから受け継がれたものだと感じた

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    2024年11月11日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    NHKの「最後の授業」のヤマザキマリさんの回を観て。番組でも語っていた生い立ち、イタリアでの生活、漫画家になってから、それぞれの時期において、お金と仕事についてどう考えてきたかを綴っている。グローバルな生き方を体現するマリさんだが、その根本にあるのは幼少期から育まれた客観的思考と自立心、そして「なんとかなる」と思って軽やかに生きること。小さなことに悩まずに、自分らしく前に進む勇気をもらった。

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    2024年10月27日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

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    ネタバレ

    ヤマザキマリさんのお悩み相談コーナーが毎日新聞に連載されていたらしく、そのまとめの本。

    新聞コーナーに載るものなので字数制限もあるのか、回答は相談者に寄り添いつつもズバリ簡潔。時に厳しく時に優しく。イタリアでの生活やご自身の人生経験に基づき、サクッと回答されてます。この文字数で回答できるのすごいな〜。

    印象に残った回答は「大学のゼミ面接に落ち、目標を失った」学生さんへのアドバイス。
    『信念や目標を持つことはあくまで自分勝手な行為であり、思い通りにならなかったことへの落ち込みの責任は、その他の可能性と向き合おうとしなかったあなたにもある』
    『(いちずな目標を閉ざされたおかげで)あなたは右や左

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    2024年10月08日
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)

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    この方の軽快な文章が好きです。
    考え方も好き。
    だって、私であれば思いもつかないようなことをバンバン発言してくれてるから。
    札幌のイタリアンレストランの方々には少しだけ?同情しますが…。
    もっと彼女の頭の中を知りたい。

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    2024年10月01日
  • 続テルマエ・ロマエ 1

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    なぜ、今またテルマエなのかな?
    書き足りなかった?
    と、あれこれ想像しつつ手にとると、ルシウスが年をとっていた!

    20年後という設定らしいけれど、テルマエ・ロマエの1が出版されたのは2009年だから、実際には20年は経っていないのね。

    さて、あいかわらずお風呂への偏愛が強く、平たい顔族の国へとワープしまくる、ルシウス。
    今回は、コレぞという温泉をピックアップしていますね。

    温泉は好きですが、泉質がどうであるとかあまり気にしていない私には、ピンとこないこともあるけれど、そんな温泉があるなら行ってみたいという、温泉紹介の部分も楽しめます。

    ただ、今現在は無くなった温泉もとりあげてあって、日

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    2024年09月26日
  • テルマエ・ロマエ 5巻

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    今回表紙は、難しかったです。
    どうやら2体とも、ハドリアヌス帝の彫像のようです。


    4巻から続いて平たい顔族の国編。

    ルシウスは、古代ローマに戻りたいと思いながらも、温泉の仕組みや温泉街や温泉宿のあり方まで、学べることは吸収し尽くしていこうと、日々熱い思いで過ごします。

    その間、古代ローマでは、もうひとりの主人公といえるかもしれないハドリアヌス帝が、いよいよ人生の最後を迎えようとしています。

    この人物については、歴史に即して描かれています。
    プーブリウス・アエリウス・トライヤーヌス・ハドリアーヌスという名をもつこの人物は、14代ローマ皇帝。
    のちには五賢帝のひとりとも評価されますが、そ

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    2024年09月26日
  • テルマエ・ロマエ 4巻

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    今回の表紙は、ジュリアーノ・メディチ(Giuliano de Medici)の墓碑彫刻だそうです。
    コレは、思いつくものがなかったので、調べてみました。
    ミケランジェロ作だそうですよ。

    今回、初めて、ルシウスは平たい顔族の国に長期滞在しています。
    もっとも、自分から其処にいようとしているわけではなく、帰れなくなってしまったのですネ。

    どうしよう!?
    あせるルシウス。
    焦って、古代ローマに帰ろうといろいろと方策をとるルシウスも可笑しいのですが。
    ルシウス一世一代の出会いもあります。

    そして、なんといっても現代日本ですから、文明の機器もあれこれあるわけです。
    前巻まででも、ルシウスは車や扇風

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    2024年09月25日
  • ムスコ物語

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    ネタバレ

    地球規模で移動し、若い頃から規格外(?)の生活をしてきたヤマザキマリさんが、ムスコや家族との関係、ムスコに対する思いを綴ったエッセイ。

    "他者という鏡に自分を投影することで自らの存在を確認などしなくても、地球に受け入れられているという自覚だけ持って堂々と生きて欲しかったし、私の息子である以前に、この惑星の生き物として生まれてきたことを感じてほしかった"という信念で子育てをしてきたヤマザキさんもすごいが、子どもの側から見ると必ずしも子ども中心とは思えない暮らし方、生活の変化を強いられてきたにもかかわらず、グレることもなく、両親や祖父母への気遣いを見せられる人に育った息子のデ

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    2024年09月24日
  • テルマエ・ロマエ 2巻

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    コレは、ミロのヴィーナスですね!
    両腕が付いていますが、ドライヤーを掲げていたとは。
    酒店の手拭いも効いています。

    さて、あいかわらず、クスッといわせながらも、いたって真面目な風呂技師ルシウス。

    1巻目で、すでにローマ皇帝までにも重用されたルシウス。
    今度はどんな活躍をするのかと思ったのですが、古代ローマの情勢を現しているのが、なかなか興味深いです。

    ローマでは、公共事業をドーンとしてみせるのが、人気の秘訣。
    公共の入浴施設を作る必要性が、なぜなのかがわかったりします。

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    2024年09月24日
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

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    年を重ねること、生きることを楽しむイタリアの在り方は羨ましいし美しいなと思う。死に対しても、日本のお葬式は悲しみの共有、そしてそれを強要する傾向が強いので、私も子供の頃から嫌だった。喜びも悲しみ方も人それぞれなのに。マリさんのお母様のリョウコさんの追悼コンサート。舞踏会の美女から始まり威風堂々で締める、こんな幕引き最高すぎますね!

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    2024年09月22日
  • 扉の向う側

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    ヤマザキマリさんの漫画を読んだことはないのだが、エッセイも素晴らしい。
    短編小説?連作小説?オムニバス映画?を読んだり見たりしたような感じだった。普通の人がそれぞれ主人公になっていて、余韻が残る。

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    2024年09月20日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

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    ネタバレ

    以下が一番心に残った。

    妊娠を機に離婚し、その決断を周りの人には、子どものために離婚は我慢すべき、と言われた。
    という話を実母にしたところ、あなたは周りの人のために生きているのではない。自分の人生でしょう。という答えだった。
    というエピソード。
    結婚に反対していた母は、あなたの決めたことだから、と気持ちを受け入れてくれ、次の決断でもあなたの人生だ、と言い切ることができる人だった。
    こう伝えられる母親からヤマザキマリが生まれ、このような回答になるのだと痛感する。

    模範解答ではなく、自分がしてきたからこそ出せる回答ばかり。
    他にも
    努力は美徳ではない
    遠くから親に見守られることほど心強いことは

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    2024年09月16日
  • リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―(とんぼの本)

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    端々までえらく贅沢な漫画。不思議な味わいの面白さ。著者のメッシーナ愛が炸裂してて笑ってしまった。微笑ましい。テーマからするとキレイに収まってはいるが続き読みたい。

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    2024年09月05日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    ヤマザキマリさんのお母さんみたいに、私もひとりのはしゃぐ人間であり続けたい。
    感動できるという感情があることが有り難い。
    「他人の目なんて気にしなくて良い。
    他人の目にうつる自分は自分ではない。」
    可愛い子には旅をさせよで、自分の子どもにも様々な体験をさせてあげたい。
    途中で紹介される小説もとても面白そうで、読みたいと思った。

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    2024年09月01日
  • 歩きながら考える

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    ・家族の関係は人それぞれで、自立することが大事
    ・信じることはある意味怠惰(責任を任せてしまうと言う意味で)
    ・オリンピックの意味の変異
    といった内容が記憶に残った。
    信じることはある意味怠惰というのはグサっと刺さってしまった。
    確かに簡単に信じることにしがちだったが、そんな側面もあるなと。
    どんな可能性もあり得るんだから、思考を放棄しちゃいけないし、予定調和だけじゃつまらない!ぐらいの価値観で生きたい。

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    2024年09月01日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    じんわり心に沁みるようなことが書かれているのに、笑い出してしまうような文章になっていてとても面白い。途中に挟んであるマンガも面白い。素敵なお母さんであり、同志でもある。自分の子供ともこんな関係を築けたらいいな。

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    2024年08月31日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    ヤマザキマリさんが破天荒なのは、お母さまの生き方や子育ての影響が大きいのかな。
    とても楽しく読めました。

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    2024年08月30日
  • イタリア家族 風林火山

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    コミック嫌いの返上を宣言!
    めちゃ面白く、ひっくり返る文化論。
    絵の巧さ、人を引き付けるキャプション、そして何と言ってもきっちり論理も展開し、自他ともに「気持ちの表現」が明確。
    日本特有の以心伝心がない分、小学生でも理解できそう。

    マンマもパードレも凄いけど、ペッピが笑えて‥お目にかかりたい(ラブレターの下り)
    ヨットの2週間は、波しぶきと

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    2024年08月29日
  • 扉の向う側

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    ふと手に取った一冊から筆者のエッセー集に恋してしまった。網羅して読むべく。。。
    この作品も素晴らしい味わいと感動を受けた中身ばかり。
    個人的に「リスボンの隣人」「マッちゃんの筆入れ」「ハルさんの葉書」「象の灰皿」そして装丁にもなっている「アレッシオとリー」は胸中に疼きを覚えた。

    私より一回りしtの筆者が生きた時間と世界の彩は数百倍も広がりを見せる。
    そこから抱かされた多々の経験則と場面から受けるインパクトがかように筆者の内面をゆたやかなものにしている事は当然。

    文の、チョイスする語彙の豊かさにも繋がることで読み手に更なる広がりへの誘いをしてくれる。

    挿入されているデッサンの素晴らしさにも

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    2024年08月26日