ヤマザキマリのレビュー一覧

  • たちどまって考える

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    大好きなヤマザキマリさん♡

    カッコいい!
    ますます好きになりました。
    紹介されていた映画や本、ヤマザキさんの視点を踏まえて、もう一度観たり読んだりしてみようと思います。

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    2024年12月08日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    知らない作品や人物が出てくるたびに調べて、世界が広がる読書体験でした。言葉に実感がこもっていて、軽く読めるけど読み応えのある文章です。
    特に最終章がよい。
    ・持っている地図のサイズを変えてみたらいい
    ・ただのいきものみたいに、生きることそのものに夢中になったらいい
    ・生きることは、あらゆる扉を開け放つこと
    ・遥か遠くに美しいものを思い描くことができるなら、人は、足元にある小石はまるで気にならなくなるから

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    2024年12月07日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    特に日本人は誰かに言語化してほしい、納得。直接伝えるのが苦手で、意見を言うと協調性がない、強いと思われる。誰かに整理してもらうことで自分の考えを昇華させる。でも目の前の問題は解決できてないかも。

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    2024年12月07日
  • 生贄探し 暴走する脳

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    日本人は陰湿!?
    直接本人には言わずに、周りを固めて陰口を言ったり、匿名性を利用してネットで誹謗中傷したりと、これは日本人に特に見られる特徴なのだと言う。
    正義を振りかざし、標的、それこそ生贄にして人を陥れて自分を守る。
    世間体を気にし、同調圧力が強い。
    分かる分かる、こうゆうところ、本当に苦手。
    人とは違う考えを持った人や個性のある人を排除したがるのは生物としての本能らしいけど、人って何も進歩も学びもしないし、変わらないくだらない生物だと本当に思う。
    危険クラスで言えばどの生物よりも危険だと私も同感する。
    周りの意見になんとなく流されないためには、考える事を辞めない。想像力を働かせる事。自分

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    2024年12月05日
  • 妄想美術館

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    ヤマザキマリ×原田マハ
    もうそれだけで面白いに決まってる。好きな2人の対談。
    あー面白かった。
    美術館に訪れたくなる一冊。
    マリさんの強烈なウッチェロ推し(笑)
    ルソーとモランディを並べるのは確かに面白そう。

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    2024年12月04日
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)

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    朝ごはんは慣れ親しんだものを食べたい感覚、同感。異文化に興味があって、挑戦したいと思いつつも胃は正直。一気に読めてしまう

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    2024年11月23日
  • オリンピア・キュクロス 2

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    今回はなんと、超有名漫画家さん登場。
    表紙からわかりますよね。

    主人公デメトリオスの壺絵と、漫画の表現を絡めて話は続きます。
    表現するとはどういうことか、ということを、漫画家に教えられ、デメトリオスは自分の壺絵でも実践しようとしますが、なかなか周りの理解が得られません。

    走るという事を楽しんでいたはずの円谷幸吉さんも、周りとの軋轢に耐えられず。
    難しいものだなと、考えさせられるものがありました。

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    2024年11月19日
  • 扉の向う側

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    ヤマザキマリさんが出会った人たち。苦労のない人生なんてない。みんな辛いことを乗り越えているんだから自分もがんばらないとと思った。挿し絵が素晴らしい。

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    2024年11月17日
  • 猫がいれば、そこが我が家

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    今まで読んだ著者のエッセイでは猫のことはあまりフィーチャーされていなかったので、こちらでたくさん出てきて嬉しい。掲載されているベンガル猫のベルムの写真は著者自身と息子さんのデルスさんによるもの。
    「猫エッセイ」と言うには収まらない、色々と心に残る言葉がある一冊だった。
    ハワイ、行ってみたいなあ。。。

    「猫の行動をうっとりした思いで見つめてしまうのは、本能とそして生きるのに最低限必要なインテリジェンスのみでシンプルかつ優雅に生きているように思えるからだ」

    「精神性を備えた生き物である人間はお腹をいっぱいにするだけでは必ずしも充足しない。知性や教養という名の栄養を頭にも行き渡らせなければ人間は

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    2024年11月16日
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

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    今春より 感ずることがあって山崎さんのエッセーを仮名りょんで来た。
    当然、重複する箇所も多く、この版では大半既知内容だった。
    が最期に掲載されたリョウコさん手書きのノート等の写真は初めて目にする。
    誰しも子を持つことによる意識の高まりは同じ・・若い頃の必死さが目に浮かぶ様な。。そんな数葉のショット。

    幾冊が読んでくると、どなたかが、どこかで述べられていた「外国に長い時間いたから」日本の文化には相容れないことを意識外に置いている・・と言う感覚がちょいちょい湧き上がってきているのは事実。
    ましてマリさんは私より4歳下。

    歩んできた人生街道で吸った空気、腹に入れた食べ物、感じた文化など街道筋のソ

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    2024年11月16日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    『この地球に生まれてきたからには、この海がどれだけ広いのかを教えてあげる。
    海という世界で生きるのは厳しいけど、どこまでも、どんどん思う存分に泳げるということだけは教えてあげる。だから、そのあとは自分で好きなようにどんどん生きていくのよ』

    シングルマザーのリョウコさんと娘マリさん
    母娘の愛情は、一緒に居られる時間に比例しない

    「リスボン日記」でのパワフルで愛情深いマリさんは、この母リョウコさんから受け継がれたものだと感じた

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    2024年11月11日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    NHKの「最後の授業」のヤマザキマリさんの回を観て。番組でも語っていた生い立ち、イタリアでの生活、漫画家になってから、それぞれの時期において、お金と仕事についてどう考えてきたかを綴っている。グローバルな生き方を体現するマリさんだが、その根本にあるのは幼少期から育まれた客観的思考と自立心、そして「なんとかなる」と思って軽やかに生きること。小さなことに悩まずに、自分らしく前に進む勇気をもらった。

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    2024年10月27日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

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    ネタバレ

    ヤマザキマリさんのお悩み相談コーナーが毎日新聞に連載されていたらしく、そのまとめの本。

    新聞コーナーに載るものなので字数制限もあるのか、回答は相談者に寄り添いつつもズバリ簡潔。時に厳しく時に優しく。イタリアでの生活やご自身の人生経験に基づき、サクッと回答されてます。この文字数で回答できるのすごいな〜。

    印象に残った回答は「大学のゼミ面接に落ち、目標を失った」学生さんへのアドバイス。
    『信念や目標を持つことはあくまで自分勝手な行為であり、思い通りにならなかったことへの落ち込みの責任は、その他の可能性と向き合おうとしなかったあなたにもある』
    『(いちずな目標を閉ざされたおかげで)あなたは右や左

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    2024年10月08日
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)

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    この方の軽快な文章が好きです。
    考え方も好き。
    だって、私であれば思いもつかないようなことをバンバン発言してくれてるから。
    札幌のイタリアンレストランの方々には少しだけ?同情しますが…。
    もっと彼女の頭の中を知りたい。

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    2024年10月01日
  • 続テルマエ・ロマエ 1

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    なぜ、今またテルマエなのかな?
    書き足りなかった?
    と、あれこれ想像しつつ手にとると、ルシウスが年をとっていた!

    20年後という設定らしいけれど、テルマエ・ロマエの1が出版されたのは2009年だから、実際には20年は経っていないのね。

    さて、あいかわらずお風呂への偏愛が強く、平たい顔族の国へとワープしまくる、ルシウス。
    今回は、コレぞという温泉をピックアップしていますね。

    温泉は好きですが、泉質がどうであるとかあまり気にしていない私には、ピンとこないこともあるけれど、そんな温泉があるなら行ってみたいという、温泉紹介の部分も楽しめます。

    ただ、今現在は無くなった温泉もとりあげてあって、日

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    2024年09月26日
  • テルマエ・ロマエ 5巻

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    今回表紙は、難しかったです。
    どうやら2体とも、ハドリアヌス帝の彫像のようです。


    4巻から続いて平たい顔族の国編。

    ルシウスは、古代ローマに戻りたいと思いながらも、温泉の仕組みや温泉街や温泉宿のあり方まで、学べることは吸収し尽くしていこうと、日々熱い思いで過ごします。

    その間、古代ローマでは、もうひとりの主人公といえるかもしれないハドリアヌス帝が、いよいよ人生の最後を迎えようとしています。

    この人物については、歴史に即して描かれています。
    プーブリウス・アエリウス・トライヤーヌス・ハドリアーヌスという名をもつこの人物は、14代ローマ皇帝。
    のちには五賢帝のひとりとも評価されますが、そ

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    2024年09月26日
  • テルマエ・ロマエ 4巻

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    今回の表紙は、ジュリアーノ・メディチ(Giuliano de Medici)の墓碑彫刻だそうです。
    コレは、思いつくものがなかったので、調べてみました。
    ミケランジェロ作だそうですよ。

    今回、初めて、ルシウスは平たい顔族の国に長期滞在しています。
    もっとも、自分から其処にいようとしているわけではなく、帰れなくなってしまったのですネ。

    どうしよう!?
    あせるルシウス。
    焦って、古代ローマに帰ろうといろいろと方策をとるルシウスも可笑しいのですが。
    ルシウス一世一代の出会いもあります。

    そして、なんといっても現代日本ですから、文明の機器もあれこれあるわけです。
    前巻まででも、ルシウスは車や扇風

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    2024年09月25日
  • ムスコ物語

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    ネタバレ

    地球規模で移動し、若い頃から規格外(?)の生活をしてきたヤマザキマリさんが、ムスコや家族との関係、ムスコに対する思いを綴ったエッセイ。

    "他者という鏡に自分を投影することで自らの存在を確認などしなくても、地球に受け入れられているという自覚だけ持って堂々と生きて欲しかったし、私の息子である以前に、この惑星の生き物として生まれてきたことを感じてほしかった"という信念で子育てをしてきたヤマザキさんもすごいが、子どもの側から見ると必ずしも子ども中心とは思えない暮らし方、生活の変化を強いられてきたにもかかわらず、グレることもなく、両親や祖父母への気遣いを見せられる人に育った息子のデ

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    2024年09月24日
  • テルマエ・ロマエ 2巻

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    コレは、ミロのヴィーナスですね!
    両腕が付いていますが、ドライヤーを掲げていたとは。
    酒店の手拭いも効いています。

    さて、あいかわらず、クスッといわせながらも、いたって真面目な風呂技師ルシウス。

    1巻目で、すでにローマ皇帝までにも重用されたルシウス。
    今度はどんな活躍をするのかと思ったのですが、古代ローマの情勢を現しているのが、なかなか興味深いです。

    ローマでは、公共事業をドーンとしてみせるのが、人気の秘訣。
    公共の入浴施設を作る必要性が、なぜなのかがわかったりします。

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    2024年09月24日