ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    「砂の女」は自由と不自由について書かれた本だと思うが、ヤマザキさんは「壁」をキーワードに彼女の視点から解説してくれている。
    “自由を求めるのであれば、そこに必ず普通している不安や不条理から目をそらしてはならない、それが安部公房文学の核心”
    安部公房の作品が本当に好きなんだろうし、文章自体も表現が多彩...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 6巻
    いろいろとその後が気になりますが、
    ロマンスとしてみるなら大団円なのではないでしょうか。

    あと、手に職をつけておくって大事ですね。
  • テルマエ・ロマエ 2巻
    温泉施設に限らず、普段何気なく使っているものすべてに、
    誰かの意思が込められていることを思い出しました。
  • テルマエ・ロマエ 5巻
    ベン・ハーのシーンは笑っていいところですよね。
    ほんわか便だもんね。

    個人的には、さつきのお爺ちゃんもツボでした。
    デ・ニーロやん。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ヤマザキマリ(1967年~)氏は、東京生まれ、北海道育ちで、イタリア在住の漫画家、随筆家、画家。
    私は著者とほぼ同世代で、これまで著者について、イタリア人と結婚し、イタリアとの関わりが深い書き手である程度のことしか知らず、何となく気にはなりつつも、漫画を含めて作品を読んだことはなかったのだが、昨年1...続きを読む
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    虫は正直苦手だけど、虫を通じて色んな世界が垣間見れた本だった。
    マリさんが暮らしてきたイタリアやイスラエル、アメリカやキューバでの文化や思考、価値観の違いから、日本を地球を俯瞰できたような気になった。
    養老先生の虫屋と医者、科学者としての目線も、奥が深くとても勉強になった。
    面白い対談だった。
  • テルマエ・ロマエ 4巻
    ヒロインの登場でますます面白くなってきた!
    自分もラテン語の勉強を始めてみようかな……いや、まず英語か?
  • テルマエ・ロマエ 3巻
    「色」が落ちても「個」が残るというのは、人間に当てはめて考えてみても、ひとつの理想といえるのではないだろうか。
    そんなことを想いました。
  • リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―(とんぼの本)
    ルネサンス期の画家達を、ヤマザキマリがフルカラーの漫画で描いた一冊。
    ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、メッシーナ等の修行時代から巨匠となるまでを追いかける、ドキュメンタリーチックな物語。
    劇画チックだけども優しいタッチの人物と、超リアルな背景がストーリーを盛り上げる。背景は、とり・みき氏が担当してると...続きを読む
  • 歩きながら考える
    人生の速度がジェット機から徒歩に変わったら見えてきた世界。

    2022年9月発行。『テルマエ・ロマエ』の作者、ヤマザキマリさんがコロナ禍で日本に長期滞在しその中での体験が綴られている。

    昆虫の飼育、東京五輪、息子の就活、などなど。

    ヤマザキさんの作品は『テルマエ・ロマエ』を冒頭ちょこっと読んだだ...続きを読む
  • 生贄探し 暴走する脳
     以前に読んだ『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』にも通ずる内容。日本人は他国民と比べて圧倒的に「出る杭を打つ」、良く言えば群れとの調和を重んじる、悪く言えば正義の御旗を振りかざし執拗に異質と思われる他者を排除する種族とのこと。もうちょっと大らかで大雑把に生きようぜ、と軌道修正を図るのは相当...続きを読む
  • 歩きながら考える
    コロナ禍でまさかの日本への長期滞在。ウィズコロナの生活でヒトという生き物について深く考察する。

    筆者の博識に何より驚かされる。18歳こらのイタリア留学。筆者の作品を支えるのは波乱の人生経験だけではないことが良く分かる一冊。秀逸な指摘が実に多い。

    コロナを通じて考える筆者独自の文明論。
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    「映画は観たし、何度もアニメ化されてるから面白いんだろうけど、今から読むのもなあ……」
    というためらいを越えてよかった。( *˙ω˙*)و グッ!
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    ■ Before(本の選定理由)
    一体どんな組合せの2人なのだろう。共通点が無いように感じる。タイトルに惹かれて読んでみる。

    ■ 気づき
    まさか昆虫愛が2人の共通点。本のタイトルはきっと後付けで、プチ詐欺かなとも思う。前半は虫と、2人の周辺の人の話。後半は、コロナ禍もあって人類・民族というか、文化...続きを読む
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    オーディブルで聞いた

    2人に共通する昆虫の話が中心。それを通した世の中の見方が、書いてあった。
    私が常識と思ってた事と真逆の事が多く勉強になった。
    日本と海外の差など知識が多岐に渡り、付いていけてない所もあったので、時間を置いて読んでみたいなと思う。
    印象に残ったのは、
    •日本人は言語化能力が低い...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 6巻
    今更ながら通読。以前、さわりだけは読んだことがあったんだけど、その時の印象とは違ってだいぶ楽しめた。歳とともに感性も変わりますわな。
  • 妄想美術館
    マハさんとマリさんの対話の中で次々に出てくる画家や美術館や絵画の名前や名称が盛りだくさんで、カラーで写真や絵画が載っているものもあったけれど、載っていないものはスマホで調べながら読み進めていって楽しかった〜!!
    絵画ってなんだか構えて鑑賞しに行ってしまうけど、もっと気軽に行っていいんだよ、フラッと本...続きを読む
  • たちどまって考える
    ヤマザキマリさん、イタリアを含め様々な国に行き、経験を積まれて、世の中を俯瞰的に見れる人なんだなぁということがわかった。
    日本という国が民主主義を育める土壌を持っているのか、という問いが全編通して練り込まれた話だった思う。私としては、主張のできない、空気を読む、リーダーが決めたことに反対しない、そう...続きを読む
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    まさに本と旅の「本」でした。ヤマザキマリさんが100分de名著に出演されていたのを拝見し、本書を手に取りました。同世代の人間として、同じ人生の時間だったはずなのに、濃い生き方をされているし、エネルギッシュですね。少しマネてみようかと思いました。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    audiobook の聴き放題プランに来ていたので聞いてみた。
    ヤマザキマリさんについては「どこかで名前を見たことがある…」と思っていたら、そうかテルマエ・ロマエの作者さんか!と少し遅れて思い出した。

    漫画家の方の書くエッセイ…ということで興味を持ちながら読んだ(聞いた)。

    するとびっくり。ただ...続きを読む