ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ヤマザキマリさん、こんなに面白い人だと知らなかった!!!
    とにかく視野が広くて本当に国境のない生き方。囲いの外に出てのびのび生きるまでには色んな苦労も悲しみもあっただろうけど、教育や教養や知識と経験で、「知らない、わからない、やったことない、聞いたことない」も全部吹っ飛ばすように受け入れて楽しんで生...続きを読む
  • プリニウス 12巻(完)

    完結

    記録者「プリニウス」を描ききった本作、10年の連載完結。
    最後の最後は思ったのと違ったけど、なぜベタな終わりでないのかは
    巻末の作者の対談で延べられている。合作というのも挑戦的な試みであったと
    思います。お疲れ様でした。
  • プリニウス 12巻(完)
    プリニウス完結!!
    フェリクスさん好きだな~。そして忘れかかっていた船のあの子が登場してくれてよかった!

    巻末のマリさんととりさんの対談。
    お互いはっきり意見を述べるタイプのようなので、毎回読みながらヒヤヒヤしてしていた。
    プロだからこそ、相手に否定されたり直されたりしたら1話で喧嘩別れになりそう...続きを読む
  • 歩きながら考える
    コロナが始まってからの世の中をヤマザキマリさんの冷静な視点で考察していたり、家族との関係の変化なども書かれていて非常に興味深く読んだ。日本とイタリアでは文化も違うし、考え方も違うけれど、様々な国で生活をしてきた経験のあるヤマザキさんはどんなことに対しても柔軟な対応をしていて尊敬する。
  • 妄想美術館
    フランスのマハさん、イタリアのマリさん、という感じでめっさ面白かった!「カノーヴァ ぶつぶつ」を私も検索してしまった。案の定、ギャーってなった。笑

    マリさんのメッシーナ、ウッチェロ推しが伝わる。おかげでイタリアの画家が描いた絵についても覗きたくなった。「美術館は幸せになりに行くところ」っていうのが...続きを読む
  • ムスコ物語
    海外での子育てのエッセイってありそうでない。
    作者の漫画には馴染みがあるが、活字には馴染みがないがみずみずしい表現で読みやすかった。
    息子デルスの子育てが羨ましい。
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    ヤマザキマリ氏を知りたくて読んだ。幼い頃の北海道でのお話。漫画も織り交ぜながら。読みやすく楽しかった。
  • パスタぎらい(新潮新書)
    イタリアにとどまらず、世界中で食べた物について、高級なものからスナック菓子まで実体験に基づく話はどれも面白かったです。

    ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、と、ヨーロッパの国々の違いについてもなるほど、と思うところが多かったです。

    長くはない、私の海外生活体験からすると、日本食が恋...続きを読む
  • 生贄探し 暴走する脳
    ヤマザキマリさんをテルマエロマエの漫画家ぐらいとしてしかしらなかったので、こんなにも知識深く、語る方とは意外でした。
    お二人の話がもりあがってる感じで傍目からみて楽しそう。
    中野さんの、とある言葉があって、そんな視点もって考えているんだ、って驚き。面白い。

    ヤマザキマリさんの5章から、抜粋。
    ‐-...続きを読む
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

    何度かTVでお見かけしたことがあるヤマザキマリさん
    失礼ながら何ひとつ作品を読んだことがなくテルマエ・ロマエも映画をチラっとTV放映で観た程度なのであるが…
    この方のコメントを聞いていると、間違いなく自分の好きなタイプの女性であることがわかった
    そのうち、この方はどんな人生を歩んで形成されたのか...続きを読む
  • 男子観察録
     漫画家ヤマザキマリさんの好きな男たち。ハドリアヌス帝(76年−138年)もいれば、奥村編集長という漫画業界の名物編集者なる人(テルマエロマエの担当者でもあった)もいれば、トムとジェリーのトムまでいる。
     裏表紙の紹介文など読むと「真の男らしさが見えてくる」「新男性論」などとあるので、「男とは…」「...続きを読む
  • ムスコ物語
     日本における、既成概念と予定調和の暮らしで生きていると、ヤマザキさんの生き様は、現実の話ではないのではと、一歩引いてみてしまう。
     羨ましいとは違うが、さまざまな体験を通した価値観を身につけた人と、日本しか知らない、情報だけの知識を持つ自分と比較しながら読んだ。
     最後のデルス氏の「ハハ物語」が、...続きを読む
  • 妄想美術館
    アーティストたちの血と汗と涙で創り出された美術品たちを観に行きたくなります。ヤマザキさんのイタリア愛が強く、新婚旅行で行ったシスティーナ礼拝堂を思い出したりして本当行って良かったと思えました。欲を言えば、フィレンツェやヴェネツィアの美術館も行きたかった…。

    ヤマザキマリさんの漫画読んでみたくなりま...続きを読む
  • 歩きながら考える
    コロナ禍のために思いがけず東京で長期滞在することになったときに考えていたことがまとめられている。世界各地で生活してきたからこその俯瞰的な視点で見る日本の様子が興味深い。自分で考えることの大切さを考えさせられる一冊。
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    Audibleで途中まで聞いて、サブスクを解除してからも気になっていた一冊。

    趣味の話から現代社会論まで、とても幅が広い連続対談集。養老先生も、ヤマザキさんも、すっごい読書家だ。すごくいろんなことを考えていらして、面白い。

    『考えるのはカッコ悪い』

    とか、

    『賢そうな顔しやがって』

    とか、...続きを読む
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    ヤマザキマリさんの自由な発想、自由な発言が好きだと思っていましたが、この本を読んで、どうやって今のヤマザキさんが育まれたのか、少しわかった気がした。

    特定の国ではなく、地球の住人として、世界地図を標準に考えたり動いたりする、そのパワーも考え方もステキ。
    そういう考え方ができれば、人は小さなことで悩...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第一巻。
    古代ローマのテルマエ(大衆浴場)技師ルシウスが、タイムスリップで目にした現代日本の風呂にまつわるetcに驚嘆しつつ再現に挑む姿は、ユーモラスであると同時に、古代ローマの目を通した日本風呂文化論にもなっていて、一石三鳥のおいしさ。
    風呂...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 3巻
    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第三巻。
    今回は大きく二つのエピソードに分かれて、前半が温泉街を作る話、後半が成金趣味に詫び寂びで対抗する話。後半は珍しくルシウスが教えを与えるほうに回る(もちろんそこで得られた気づきを持ち帰って古代ローマに生かす)。

    温泉街のあのゆったりと...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 2巻
    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第二巻。
    今回は男根信仰、お風呂マナー、風呂スライダー成功の裏返しの古い銭湯の危機、そして物語のベースは皇帝の苦悩と皇位継承の足音と、ちょっぴり社会派?色もありつつの内容。そんな中、テルマエを軸に大活躍のルシウスは健在。最後現れた怪しい人影に、...続きを読む
  • ムスコ物語
    自分では経験することのない人生の歩み方に、ただただ驚くばかりでした。
    私にはとてもこのような環境で子育てをする勇気がありませんが、ヤマザキマリさんのムスコさんは様々な環境でいくつもの体験をする中で、たくましく成長されています。少し羨ましくもあり、心配にもなり…
    とても楽しく読ませていただきました。