ヤマザキマリのレビュー一覧
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静かな本という印象。死との向き合い方、死生観に心を揺さぶられた。『メメント・モリ』いつか必ず死ぬことを忘れないで、「善く」生きるとはどういうことか、考えながら過ごして生きたい。Posted by ブクログ
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再読であるが、新鮮な気分で楽しめた。
内容を忘れていたわけではなく、むしろ他の本でも読んだ記憶のあるエピソードもあったくらいだ。ただ、それを踏まえても読んでいて楽しかったんだよね。たまに読み返したくなるのは、だからだと思う。
テルマエ・ロマエで売れて、マンガの注文が来るようになり、必死でそ...続きを読むPosted by ブクログ -
あまりにも自分とかけ離れたタイプの方とお見受けするので余計に憧れる。
テルマエロマエの人,くらいにしか知らなかったけどEテレの読書の森へで拝見してから、そのきれいなお顔とドスの効いた声(笑)とサバサバした物言い、猫をかわい〜という笑顔、などなどにすっかり魅了されてしまった。
メメントモリ 死を思え...続きを読むPosted by ブクログ -
成金の趣味の悪さは今も昔もいずこも同じ、という話が面白い。
若い技師との交流の中で出たアイデアで完成した浴場にTシャツから来たオチ。
素晴らしい。 -
ウォータースライダーのある浴場を描くためのヤマザキさんの決死の取材の話が切ない。
こうして我が日本の叡智を真似した結果、ルシウスはなんと命を!? -
ヤマザキマリさんはイタリア在住で活躍されていることは知っていたが著作を読んだのは初めてだったが、素敵なだけではないイタリアのあれこれを垣間見られるのが新鮮だった。
型にハマらずバイタリティに溢れていて感じたことがストレートに表現されている署者の表現は読んでいて気持ちが良かった。
世界は広く、細かい...続きを読むPosted by ブクログ -
ヤマザキマリさんに興味を持ち、「国境のない生き方」「仕事にしばられない生き方」を読みつつ安部公房の「砂の女」を読んだ。その後に読んだこの本は、安部公房が表現する自由の壁、世間の壁、革命の壁、生存の壁、他人の壁、国家の壁を解説してくれる。この本のおかげで安部公房文学の神髄に触れることができたから、ヤマ...続きを読むPosted by ブクログ
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「仕事にしばられない生き方」を読む前に、この本を一通り読んでおくことで、ヤマザキマリさんの幼少期から現在に至るまでを知ることができ、他の書籍へと進みやすい。
「テルマエ・ロマエ」で有名な漫画家だけど、こんなにも芸術や文学に詳しく、文章でも知的に分かりやすく表現される方だとは知らなかった。Posted by ブクログ -
思わずお腹がグゥとなりそうなくらい美味しそうな話で溢れていた。食欲って生きる力なんだとつくづく思う。世界中を旅している気分も味わえて、各地のお粥のような存在の話も面白く楽しめた。漫画も素敵だけど、文章も上手なんだなぁ。Posted by ブクログ
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素敵なお母さん。
でもやっぱり子供は寂しい。お母さんの愛情や気持ちを理解できる賢い子だったから救われたんだな〜。
自然、虫、本、絵がマリさんを救ってくれた。
素敵なことだ。
好きなものがたくさんあるっていいよね。
それらが自分を救ってくれるから。
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漫画家・ヤマザキマリさんの破天荒な母リョウコについての本。
何の予備知識もなしに読んだけど、こんな風に子どもの自主性を育てる自由な子育てができたらいいなーと思った。
心に残ったフレーズ
・親というものは、子供にとって、まず強く生きる人間の手本だと思うし、手放しでも子供がしっかり育っていけること、...続きを読むPosted by ブクログ -
ヤマザキマリの肝の据わり具合の理由が伺える一冊。
俯瞰という言葉がキーワードかと思う。
今の彼女(この本は2018年初版だが)にたどりつくまでに経験したいろんなことの質と量に、ただ圧倒される。それはとても「もし自分だったら」とかいうありがちな仮定すらさせないほどの人生。そういう道を通ってきた人の言葉...続きを読むPosted by ブクログ -
老いや死について、ぼんやりとは考えていた。
老いや死は、避けたいし、受け入れられるのか不安があった。
この本を読み、枠にはめずに淡々と、できることをしながら生ききることが大事だと思った。
この本に今出会えて、よかった。Posted by ブクログ