ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 扉の向う側
    大抵のエッセイは、読んでいるうちに飽きてしまう。ところが、これは、ぶっ飛んでいる。様々な価値観の人と触れ合うのは、なかなかであろう。
  • 別冊NHK100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる
    「ゲゲゲの謎」という映画が流行っている昨今、水木さん入門書として良い、というトゥートを見かけたので購入。
    水木さんの漫画・人生に自分の語りたいことをおっかぶせている様子も、後半ちょっと散見されるが、水木さん本人のおおきさが上回って語りきれない感じなので、たしかにかえって入門書としてはよかったと思う。...続きを読む
  • ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず
    mixiがはやっていた頃のインターネットのブログ感が、懐かしく、ヤマザキさんの奮闘振りとともに、一気に読んでしまいました。
  • パンデミックの文明論
    日本では若者と高齢者が交流する場がないというのは確かにそうだなと思いました。
    イタリアでは年齢層ごとの雑誌がなく孫と同じ雑誌読むとか、ホームパーティーにおばあちゃんが普通に参加するとか。いいなーと思いました。
    交流があれば、選挙のシニア票とかももしかしてバラけないかなと思ったり。

    民衆の検閲という...続きを読む
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて
    読んでいて穏やかな気持ちになった。

    マリさんも母リョウコさんも、エネルギーに溢れた生き方をされているのに、それを読むと明日への活力をもらえるというより、老化も死も避けられないものなのだから、抗わずにそのまま生きてよいのだと安心感をもらえる。
    自分の存在価値など求めずに、ただ生を全うするだけでよいと...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    「ヤマザキマリは一代にしてならず」「この親にしてこの子あり」という感じの本であった。
    リョウコさんはすごい人だった。世間や周囲にとらわれず、自分の信じた道をまっすぐ生きる強さ、潔さ。真似はできないにしても、何かに行き詰まった時は、リョウコさんを思い出したい。
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    力強い物語?エッセイです。
    疲れたとき、ヤマザキマリさんのエッセイを読むと、自分ってまだまだだな、と勇気を与えられます。
  • テルマエ・ロマエ 2巻
    しょっぱなからリアルな男根信仰(子孫繁栄の意味があるのは日本も含めて世界どこも同じ)とか、それを象った「ティンティナブラム」とか、ちょっとお子ちゃまやピュアな女子には絵面的に難しいところから始まり、このまんがが単なる古代ローマ浴場技師の日本タイムトリップ物語ではないことを感じさせられました。
    阿部寛...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    阿部寛主演で映画化された古代ローマ×日本の温泉文化=パラダイスを描いた作品の第1巻。
    しょっぱなから全裸のおじさんが表紙で、古代ローマとキリスト教文化が入ってくる前の日本のおおらかさを表現しています。

    古代ローマの浴場技師がどうして日本にタイムスリップしてくるのか、どうして古代ローマに戻れるのかの...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 3巻
    古代ローマの浴場技師ルシウスが現代日本で色々学んでいくコメディ作品の第3巻。
    それだけ現代日本の浴場・温泉文化が素晴らしいということで、せっかく今の日本で暮らしているのだから、もっと温泉文化を堪能しなければ…と思わせてくれました。

    地方の温泉街のおみやげ屋さんとか屋台とかって怪しいモノ…というイメ...続きを読む
  • 人類三千年の幸福論 ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話
    ニコルさんのエピローグを読むまで、この本が幸福論についてのものだということを忘れていた。
    とにかく、2人の教養の高さ、しかも絵画や本についてだけではない、文化や生命、精神論まで及ぶものに圧倒された。

    読後の反応として正しいのかわからないけど、とにかく無性に美術館に行きたい。
    ここで「正しいのか」な...続きを読む
  • パンデミックの文明論
    ヤマザキマリと中野信子の対談形式の文章
    コロナ禍で会話した内容を文字起こししたようになっている

    発売されたのは2020年8月20日
    確かにあの頃は真っ最中でもあり、徐々に何かが分かりかけてきた時期でもありましたねぇ

    パンデミックが歴史的にどう影響を与えてきたのかという縦軸と、洋の東西を横軸に語ら...続きを読む
  • CARPE DIEM 今この瞬間を生きて
    「老い」や「死」について考えさせられる。
    ヤマザキさんのようにはできないと思うけど。
    「あたかもよくすごした1日が安らかな眠りを与えるように、よく用いられた一生は安らかな死を与える」
    そもそもよくすごした1日というものがあまりないのでそこからか。
    良き人生を。
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)
    すごく面白かった。
    お母様の生き方、子育て方針が爽快で、参考になりました。
    たくさん、言葉をかきとめました。
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    漫画家として身を立てるまで、イタリアで絵の修行をしたり、札幌でTVのレポーター含め何でも屋をしていたり、こんな波乱万丈の人生を送られていたとは。夢を追い続けたくても、生きるためにはお金が必要で、他の仕事をすると夢のための時間が奪われて…という芸術家として生きていくことの難しさ、ジレンマみたいなものを...続きを読む
  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」
    生きていく上での壁をテーマに、安部公房作品を通して、ヤマザキマリさんの経験を加味して、作品の解説本。パンデミックで生きづらさが表面化されてきて、この本読んで頭の中がすこし整理できた部分があった。安部公房作品読んでみたくなりました。
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    ヤマザキマリさんの仕事やお金に対する考え方があふれていて、勉強になった。疲れたら風呂に入ってゆっくり休もうという呼びかけがいいなと思い、ヤマザキマリさんの代表作「テルマエ・ロマエ」を読んでみたくなった。
  • イタリア家族 風林火山

    ( =ワ=)७🇮🇹

    何作か持っていて、
    何作もウキャキャ、
    と涙ながらになる、
    異国と異種の文化〃
  • ムスコ物語
    ヴィオラかあさんに続いて読み終えた。
    すでに2人の子供が社会人になった今、思うことが色々あり。

    バブルの頃に子供を持った私。
    もっと他のことにお金が使えたのではなかったかと今更ながら思う。
    そんな話を息子にしてみたが、彼は彼なりに育っていた。
    まぁ、人生は一度きりなので、他の道はなかったかと。
    ...続きを読む
  • プリニウス 10巻
    暴君ネロの最期。奸臣の企みの原因が明かされましたが、私怨を晴らすためのようですが、その影響を受けた民衆は、たまったものではないですね。裏切りはわかっていたかも知れませんが、自分でコントロールできない状況下では、自分の見たいものにとらわれるしかなく、それすら裏切られる悲惨な末路。孤独な立場に耐えられな...続きを読む