ヤマザキマリのレビュー一覧

  • テルマエ・ロマエ 2巻

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    主人公のルシウスは1巻の後半にハドリアヌス帝の知己を得て重要人物の1人となり、ローマと日本を何度も往復して斬新な浴場を造っていくうちに、ローマに「浴場に於ける新たな問題」を持ち込んでしまったものの、それを鮮やかに解決に導く。しかしその働きにより、元老院の有力者から目を付けられてしまった、というのが2巻全体のあらすじ。
    2巻の出色は、やっぱ第6話の「男根崇拝」ですかね? 今巻で個人的に特に好きなエピソードは、ナイルとワニ、バナナなどの第8話でしょうか。バナナに驚くルシウスが面白かったです。

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    2025年06月04日
  • テルマエ・ロマエ 1巻

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    好きな作品なので、何回も再読しています。新シリーズの方も2巻まで読んでいるので、懐かしさも感じつつ読みました。
    古代ローマと戦後(現代)日本を「浴場」という共通要素で繋ぎ時空間転移させる、という発想には、まだ見ぬフィクションの可能性を感じさせるものがあります。
    1巻の中だと第2話のエピソードが特に好きです。お猿さんかわいいし、温泉卵も美味しそう。
    「平たい顔族」との様々な交流で、いちいち真面目に驚いているルシウスは、滑稽で可笑しみも感じますが、微笑ましく面白い。

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    2025年06月04日
  • 扉の向う側

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     扉の向こう側には未知と日常が交差する風景が広がっている。ヤマザキマリの軽やかな筆致はエッセイでありながら旅の記憶や人との出会いを鮮やかに蘇らせる。
     ときに異国の風景が読者の心に風穴をあけ固まった価値観をやさしく揺さぶる。ユーモアと観察眼が織りなす一文一文が人生の豊かさを再認識させるのだ。重たさはなくとも確かな余韻が残る。

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    2025年06月04日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    養老孟司さんとヤマザキマリさんの対談集。
    前半は虫の話が中心で、できるなら虫は避けたいと思っている自分にはヒットはしなかったものの、専門家でもないのに(?)ヤマザキさんの虫の知識には驚くばかり。

    後半は、身近な話題をもとに、欧米と日本の違いを宗教感、文化的習慣なども交えながら語り合っているが、これがまた深い!
    お二人とも見識が広くて、紹介される本や映画も読んでみたい、観てみたいというものが多かった。

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    2025年05月31日
  • 国境のない生き方 -私をつくった本と旅-(小学館新書)

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    幼少期から色々な経験をして、多くの本を読んで、感性が豊かだからこその文章。思いがけない出会いの数々が素晴らしくて、小さなことで悩んでないで動いてみようと思わせてくれる。

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    2025年05月20日
  • 扉の向う側

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     久しぶりにエッセイを読んだ。昔、欧州に暮らしていたこともあるので、イタリアを中心とする本書のエピソードがなんとなくリアルに感じられる。欧州イタリアにクラス人たちの暮らし、生きることのモノ哀しさや面白み。静かにそんなことを感じさせてくれる佳品。各エピソードに添えられる絵も素晴らしい。

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    2025年05月20日
  • 妄想美術館

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    原田マハ大先生とテルマエロマエの作者、ヤマザキマリの対談本。
    イタリアの美術館や画家が1番多く登場する。
    冒頭の大先生の経歴を見て共感する所が多かった。
    それぞれ2人の個性が出ていて対談に参加したいと思った。

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    2025年05月18日
  • パスタぎらい(新潮新書)

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          『パスタぎらい』

    『テルマエ・ロマエ』でお馴染み
    ヤマザキマリ 極上の食文化エッセイ♪


    …って、表紙のインパクト強すぎでしょ♡
    "ジャケ 買い♪" しちゃったよん (๑˃̵ᴗ˂̵)


    ヤマザキマリ さんのこと全然知らなくって
    『テルマエ・ロマエ』の人 ってことくらいしか知らなかったのね…恥ずかしいんだけど



    読みやすかったなぁ✨

    いくら海外暮らしが長くても、家族が外国人であっても、やはり私の味覚はなんだかんだで和製優位なのだろう。茹ですぎてぶちぶち切れてしまう、お弁当の付け合わせに入っているようなケチャップベトベトの冷めたスパゲッティを口にした

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    2025年05月10日
  • 座右のラテン語 人生に効く珠玉の名句65

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    ラテン語さんの前作を読んでラテン語に興味を持った。今作は格言集であるが、ヤマザキマリとの対談形式で各々の格言にコメントがされており、テルマエロマエ好きとしては嬉しい内容であった。

    ラテン語は印欧言語のルーツ的な存在であるが、意外にも日本人的な感覚の格言が多いのが印象的だった。私はユダヤ教・キリスト教などの一神教的価値観には本能的な拒否反応を示すが、ラテン語時代まで遡ると、共通の何かにたどり着けそうな気がした。

    好きな格言は in vino veritas(酒に真実あり)である。飲み会の時にこそ本音が出せるというのは如何にも日本的ではないか。現在でもローマの土産物店で、この格言のマグネットが

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    2025年05月01日
  • 続テルマエ・ロマエ 2

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    硫化水素による中毒死が起こったソルファタラに因み、恐山温泉を紹介した第6話が印象深い。ルシウスの息子マリウスも、父と同じ異次元の温泉トンネルを抜けて日本にやってきた。そして母さつきに束の間だが会えて良かったね。作者おすすめの妙見温泉・石原荘を惜しげもなく紹介されていた。関東から鹿児島は遠いが、ぜひ行ってみたい!

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    2025年04月27日
  • 妄想美術館

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    二人の会話を読んでいるうちに、美術館に行きたくなる。
    講義や細かい解説の形ではなく、この本で教養が深まるというよりは、自分であれこれ妄想を広げながら楽しみを見出すきっかけをくれる本だった。

    作品自体についての妄想に留まらず、画家同士が実はこのタイミングで出会っていたかも、こんな話をして、影響をうけていたのかも?という妄想、自分が美術館をつくるなら、、? そうやって好奇心を次々と刺激されて新しい知識も増えていくんだろうなと思った。

    メジャーな作品や巨匠にも、有名になるまでの物語があるし、日本ではあまり知られていないアーティストの中にも素晴らしい人がいる。知識があってもなくても、あなたの目で

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    2025年04月22日
  • テルマエ・ロマエ 4巻

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    湯船に浸かってもワープせずに古代ローマに戻れなくなったルシウス。現代日本の地で出会ったローマ語が話せる妙齢の美人に仲介してもらい、温泉旅館で働くことに。突然、長編の章となりました。文化の違いから行く先々で騒動となるのですが、ルシウスに女性への恋心も芽生えて多くの伏線を描いて次巻へ。大筋としては不安を抱えた状態ですが、相変わらず笑みのこぼれる読後感でした。

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    2025年04月11日
  • 貧乏ピッツァ(新潮新書)

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    イタリアの家庭菜園でトマトがなりすぎ、食べても食べてもなくならない、と。トマトが大好きなのでうらやましくて…毎日おなかいっぱいのトマト食べたい。なのにヤマザキさんはトマトがあまりお好きでない、とのこと。
    貧乏時代に食べたもの、というのがどれもおいしそう。豆とパスタを煮込んだもの、夏に食べる茹でた米のサラダ、そしてペペロンチーノ。
    お母さんのブームが去るまで同じメニューを作り続ける、ロールパン、アップルパイなどそれほど手間のかかるものを忙しい中作っていた、その気持ちはまさに親の愛だなあ。暮しの手帖が教科書だった、というエピソードも。
    『貧乏だからといって、まずいものしか食べられない、ということは

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    2025年04月10日
  • プリニウス 4巻

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    頻発する災害への当時の対処とか、スーパーナチュラルの受け入れ具合とか、きっと実際こんな感じだったんだろうなっていう匙加減が絶妙。のみならず、支配者階層の裏事情なんかも結構盛り込まれていて、読みどころも多い。面白き。

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    2025年04月09日
  • 妄想美術館

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    原田マハさんの作品はいくつも読んでいるし、ヤマザキマリさんは講演を聴きに行ってほんとに面白かった記憶があり、大好きな2人の対談のため購入。

    2人とも美術マニアなんだけど、着眼点が違うというか、「そういうモノの見方をするのか」というのが面白かった。

    例えばヤマザキマリさんのウッチェロの話で、「遠近法や理系で物を考えすぎて幾何学模様を絵に入れてしまう」みたいな彼の人となりから美術に反映される考察とか、原田マハさんの風神雷神図屏風で「作者の俵屋宗達はルネサンスを見たに違いない!」という仮説の妄想から歴史を調べて小説ストーリーを作るみたいなのは自分にはできない思考。

    作品だけを見るのではなく、そ

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    2025年04月06日
  • たちどまって考える

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    「命さえあれば復興はできる。歴史もそれを証明している」敬虔なクリスチャン思想のあるイタリアの考え方と、世間体ベースの日本の考え方。パンデミックの始まりと、その後のことを考えると海外での大都市ロックダウンの様子は報道されてもその背景にある宗教に根付く思想の影響などは言及されていなかった。日常的に海外文化と日本文化の混ざる生活をしている筆者ならではの、民族思想的な考察が面白かった。

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    2025年04月07日
  • テルマエ・ロマエ 2巻

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    すっかり大衆浴場のエンターテイメントコメディに定着してきました。
    男根崇拝、マナー、バナナ、ラムネ、スタンプなど銭湯の良さを再確認できます。
    銭湯で登場する爺さんや婆さんが、積極的に人を気持ちよくさせようとして来るお人好しばかりで読んでてほっこりしますね。
    心もあったまる読後感でした。

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    2025年04月03日
  • 妄想美術館

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    ネタバレ

    お2人の絵画に対する熱い想いが伝わる1冊。
    特にマリさんはイタリア愛が強くて知らない画家の人が出てくるたびに検索していくのが楽しかった。1番好きな絵という書斎の聖ヒエロニムスは私も一瞬にして心奪われてしまった。
    マハさんは小説も読んだりしてるので聞き覚えがよくある画家がたくさん出てきてこれはこれで読んでいて楽しかった。
    やっぱ美術館っていいよなー、世界中巡りたいなー。
    お2人に近い気持ちでワクワクしながら読めた本でした。

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    2025年03月26日
  • 扉の向う側

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    大好きなマリさんのエッセイ。帯にあるように彼女の本を読んでいると「自分に見えてる世界なんてほんのちっぽけ」と感じる。クスッと笑えてたまにウルっときて、あー明日も元気に行けていこうって思える。

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    2025年03月25日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    面白そうな話をしそうな人が実際に面白い話をしている。
    それを喫茶店なり飲み屋なりで、ごく近い席で聞き耳立て楽しませてもらってる。
    対談集を手に取ると、いつも大体そんな感じ。そして紹介される著書が興味深いのでエア積読が増える。

    昆虫好きな二人が、昆虫について、昆虫から広がる話について、しばらく話し続けます。虫があまり得意でないなら少し辛抱が要るかも。でも中盤からはほとんど虫は出てきません。
    他の動物について、人間の歴史、文化、知性、民族性、死生観、政治経済、環境問題について。それはもう多岐に渡って話してます。
    どのトピックも、うんうん、なるほどと頷けるところだらけ。とりわけ、

    『だって自分は

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    2025年03月22日