ヤマザキマリのレビュー一覧

  • 望遠ニッポン見聞録
    イタリアにダンディなおっさんはほとんどいない、日本も昔はJRに痰を吐くための痰壷が置いてあった、イタリアが人生に疲れると向かいたくなる真実のラテン系な国ブラジル。この辺が面白かった。
  • プリニウス 7巻

    掲載誌の廃刊で...

    掲載誌『新潮45』が、LGBTへの差別的エッセイの掲載から批判と攻撃を受け、早々に廃刊を決めてしまった。
    社内他誌への引越し等して、絶対に存続させて頂きたい。
    個性豊かな登場人物、描き込まれた絵、史実の研究、有事の古代人の行動...全てが想像を掻き立てる。良い作品。
  • とらわれない生き方 母として 「いいお母さん」プレッシャーのかわし方
    肝が据わっている。その時その時を、感じ尽くして生きてきた、極上のメッセージ。お母さんの役割は、自分自身がしあわせになること、子どもに人生は生きるに値するものだと見せること。あぁ、わたしは、子どもたちに、楽しい自分を見せているだろうか。生きてるって楽しい、って見せているだろうか。ていうか、生きてる楽し...続きを読む
  • オリンピア・キュクロス 1
    ワンパターン、そう揶揄する人もいるだろう
    確かに、前作『テルマエ・ロマエ』と被っている、古代から現代日本へのタイムスリップって展開が
    けど、それの何が問題だ?
    他の漫画家がやったならアウトだけど、ヤマザキ先生本人が新作に、そのネタを使っても、全く問題はない
    それどころか、『テルマエ・ロマエ』に負けな...続きを読む
  • オリンピア・キュクロス 1
    『テルマエ・ロマエ』とプロットは同じだけど、
    テーマがまったり系の「風呂」じゃなくアッパー系の「運動」なので、
    これはこれでおもしろい。
    草食系主人公デメトリオスの活躍が、尚武的で闘争的な古代ギリシャ人
    (ポリスの正規メンバーにカウントされない女性と奴隷は除く)の体育観、
    身体観にどう影響していくか...続きを読む
  • オリンピア・キュクロス 1
    古代人がとあるきっかけでタイムスリップしてしまい、
    タイムスリップ先の日本で見聞した事を活かして自分もまわりも変わっていく……。
    この仕立は『テルマエ・ロマエ』と変わらない。

    今回の主人公は古代ギリシアの壷絵師である。
    ギリシアの美しい壷は、誰でも、美術の教科書や歴史の教科書でお馴染みではないかと...続きを読む
  • スティーブ・ジョブズ(2)
    この常識はずれでセルフィッシュな男がエジソン同様に世界を変えたのかと思うと興味深い。常識人にはできない成果だ。
  • プリニウス 1巻
    博物誌のプリニウスやエウクレス、セネカ、ネロなどなど歴史上の人物が動き、語り、絡み合う。面白い。とりみき氏の背景の巧さもすごい。
  • それではさっそくBuonappetito!
    ハイジのパンはアニメ観た子はみんな憧れたよなー、あと山羊のチーズ♪( ´▽`) イタリア飯は好きな味多いから、美味しそうなんだよなー。食べた〜い! 溶けるチーズがとっても食べてみたい♪( ´θ`)ノ
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    日本と古代ローマの風呂の研究本、、だと、
    笑いながらも勉強になりました。
    次は日本のどの時代の
    何処の風呂が出てくるのか、楽しみ。
  • テルマエ・ロマエ 2巻
    ローマの風俗のみならず、
    日本の風呂の歴史もわかるなぁと。
    それにしても、
    こんなに裸体が出てくる本って稀有だねぇ♪
  • テルマエ・ロマエ 6巻
    一途な思いはローマに通ず!な、最終巻。
    いささか急いだ風もありますが、
    大団円で良かったです。
    移民族が溢れていた古代ローマでは、
    さつきの存在も違和感無しなのですね。
    まさかのお爺ちゃんのワープにはびっくり!
    飛ばされても冷静に判断し、
    ローマ市民に溶け込んじゃって、
    しかもハドリアヌスを治療して...続きを読む
  • スティーブ・ジョブズ(6)

    ヤマザキマリさんにしか描けない

    彼女の日本人でありながら欧米人の感性と画力、これらがないと日本風なキャラクター重視の漫画になってしまうから描けない話だったでしょう。
    作者の特徴が出るキャラしか描けない日本人漫画家には無理です。全てが映画を見ている様でした。

    あの改革期を見て来た世代の、今のスマホが当たり前に世代にワクワク感...続きを読む
  • 世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編
    著者は同い年である。「兼高かおる世界の旅」も好きで視聴していた。にも関わらず、自分は日本を飛び出していない。これが当り前なのかも知れないが、何だか置いてけぼりで「自分は農耕民族」なんだという感じ。キューバ滞在記、良いですな。某TVプログラムの超田舎に泊ろうみたいな感じ。特別掲載のSPLENDOR! ...続きを読む
  • 世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編
    四大文明発祥地で繰り広げられるドタバタ滞在記。本作のどちらの地域も、現在は政情不安なのだが、エジプトのタクシーまでこれほど「不安」だったとは知らなかった。他人事として読む分には面白いんだけど……シリア一周旅行は羨ましい。観光客皆無の古代遺跡の中でタイムスリップ感を味わいたい。
  • テルマエ・ロマエ 5巻
    一気読み。ルシウス長期滞在編は本巻で怒涛の展開を見せた。温泉地を暴力的な手段で乗っ取ろうとするヤクザ者に対抗するさつきの爺さん、強すぎ! そして、さつきを守ろうとするルシウスがすごい! 浴場でさつきの思い人を品定めする鉄蔵の、ルシウスに対する感想「面白いのに惚れやがって」が温かく且つ笑った。元の時代...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 6巻
    遂に最終巻。表紙も裸馬に乗ったルシウスで、著者の心意気を感じる。ルシウスが古代ローマに戻ってしまった前巻からさつきの苦悩が続くが、鉄蔵のコネクションでバイアエの発掘調査費用をひねり出すなんてスゴイ。鉄蔵のタイムスリップも面白かった。さつきが古代ローマにタイムスリップし、ルシウスとの大団円を迎えるくだ...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    映画が公開される前に読んでおこうと購入。浴場技師ルシウスの失業から始まる物語は、彼が悩みを抱えてタイムスリップし、その悩みを「平たい顔族」のいる現代日本で解決のヒントをローマに持ち帰る。ずっと同じ展開なのだが、読んでいて笑いが止まらない。シャンプーハットが懐かしい!
  • テルマエ・ロマエ 4巻
    もう我慢できなくて一気読み。そして、本シリーズ初の長期「平たい顔族」世界滞在。ラテン語を解する天才女性との出会いが、この物語に期待感を持たせる。「JIN-仁-」とは逆パターンの古代ローマ人と現代女性のラブロマンスになるのか? 次巻が楽しみ~
  • テルマエ・ロマエ 3巻
    ルシウス暗殺計画、ヤバ……クなかった。浴場にかける思いが窮地をすくったようだ。2巻のエンディング、どきどきさせ過ぎでしょう(笑)成金趣味の発注者に戸惑うルシウスと現代の技術者の、言葉は通じないのに感覚的に通じ合うシーンが良かった。