ヤマザキマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ここしかないと思い詰めるから、
嵐が来ようが、どしゃぶりになろうが、
我慢するしか選択肢がなくなって、
つらくなるのであって、なんか違うなと思ったら
パッと離れたっていい
義理堅い人だと
お世話になった人たちを裏切るみたいで、自分だけ離れるなんて申し訳ないと思うかもしれない。でも、あなた自身が生き生きとやりたいことをやっていたら、周りも納得するはず。そうなったら、また、改めてご縁ができるかもしれない。
人間というものは、自分の価値観が全てだと思い込んでいるうちは、それ以外の価値観は間違っていると思うから、とにかく偉そうになるし、下手すると、自分が傲慢になってることさえ気づけません
人生なんて本当にあっという間ですから、
やるべきことを優先して、どんどんやっていかないと、やりたいと思った時には時間切れになってしまいます。どんなにお金持ちだろうと、人生の残りの時間は買えません。 -
Posted by ブクログ
この本は「仕事にしばられない生き方」というタイトルから仕事に関する本だと思って読みましたが、マリさんのあとがきによると
「私がお金とどのようなつき合いを今までしてきたかという内容」だそうです。
マリさんの仕事遍歴ももちろん書いてありますが、内容としてはお金とのつき合い方だったようです。
仕事は十六歳でチリ紙交換のアルバイトを始め、十七歳で留学したフィレンツェでは、似顔絵描きのアルバイト露天商の売り子、観光客相手の店で日本人相手の通訳。
二十九歳で未婚でデルス君を出産されてからは日本に帰国してイタリア語の講師、イタリア料理の紹介など十足のわらじ。そして十二歳年下のベッピーノと結婚されてエジプトのシリアへ。漫画家としてデビューし『テルマエ・ロマエ』の映画が大ヒットし興行収入59億円でも、原作料は100万円のみだったとか。
それから漫画の仕事をやりすぎて倒れられたことも。
これでは、普通の人がやろうと思ってもなかなか難しいことばかりで、体験談としてはすごく面白いけど、全然参考にはならないと思いましたが、最終章の「仕事とお金にしばられない生き方」にはわかりやすく参考になる言葉がいくつかありました。
・好き嫌いよりまずはやってみる。
・必要なのは、潮目を読む力。「自分にはこれしかない」とあまり思いすぎると、せっかくいい波が来ているのに見逃してしまうこともある。
・やってみたけど「あ、違うよ」「これじゃなかったな」ってことだってあるかもしれない。そうなったら我慢ばっかりするんじゃなくて、また次に行けばいい。「きっとどこかに自分に合っている場所がある」って諦めないで、手足を動かしていればなんとかなるもの。
・病気になることもあれば、突然事故に遭うことだってあるかもしれない。本人の意志とか頑張りでは、どうにもならないことがあるのが生きていくということ。
・大きなものに飲み込まれてしまいそうな時は、あらゆる電源をいったんオフにすることをお勧めします。携帯を置いて、SNSを忘れて、パソコンからも離れましょう。仕事や人間関係からも一切離れて、自分を見つめ直す時間を取り戻すこと。時間に追われていると、人は短絡的な思考から離れることができません。物事を大きく俯瞰して見つめ直すためには、周りに左右されず、自分でプロデュースできる時間が必要なのだと思います。その時間があれば、仕事やお金とのつき合い方もきっと変わってくるはず。 -
Posted by ブクログ
雷が落ちるまでのところを描き込まないことで、テンポよく時代を行き来できるようになりました。別に不自然な感じもしないで話が進んでいくので、読んでてさらに楽しくなりました。
デメトリオスとイワヤさん一家とのお付き合いは4世代にも及び、現代側ではあっちこっちを飛びかいます。さらにタクジさんはアテナイに来ちゃうし。が、別に混乱することもなく、各年代がつながりながら読み進めていけるのはさすが。絵とお話がこうもうまく作られていれば、すんなり読めていけるんだなあと。
全7巻を折り返してしまいましたが、いろいろ楽しみにじっくり読んでいきます!
なお、巻末対談の写真キャプション、小橋建太と三沢光晴は逆なんじゃないかと思います(ワザをかけているのが小橋、かけられているのが三沢のような…)。しかもヘッドロックじゃなくてスリーパーホールドのような…。第1刷を読んでの範囲ですが、ご報告しておきます(誰に?)。 -
購入済み
もう
もうこれは、ヤマザキマリ先生にしか描けません!
欧米での生活を知り尽くしている方
そして漫画家ではなく画家としての画力!
映画ではカットされていたストーリーがてんこ盛り!! -
Posted by ブクログ
日本人が他人と比べて劣等感や妬みを持つ理由を、古代ローマと比較して解き明かしていきます。日本と古代ローマ、国民性が似ているという点が以外で面白く読んだ。日本人の真面目さや親切さは、実は他と差を生まないための仮面で、本当は差ができたときの村八分や魔女狩りを恐れているという洞察はなるほどと思った。コロナ禍の中で生まれた自粛警察も、その一例。差を生まなくさせる行き過ぎた正義だという。行き過ぎた正義については、ソ連のヤロビ農法まで例に出されており、幅広い知識に脱帽です。多様性と言われる時代にも提言。ただ多様があっても関心を持たないと意味がない、他は違うのだと認識したうえで、それを受け入れたり、さらには、知りたいと関わっていったりすることの大切さが良く分かった。
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Posted by ブクログ
糸井重里さんがかつて書かれた
>しかし、思えば「あら探し」だらけの世の中で、あらを探される側になっているということは、ものすごいことだよ、と言えるよ。がんばれ、「あら探されてる」やつら。
ということばが、こころのすみっこで「お守り」になってくれてます。
本書を手にとったのは、それに似た救いを求めていたのかもしれません。
同調圧力が強いコロナ禍、出る杭は打たれる日本社会、
なかなか生きるのがしんどく感じることがあります。
「ヒトは放っておけば生贄を探してしまう生き物なのです。」ということがわかったのが、収穫でした。
最近の論壇でよく見るお2人の対談も含めた、世相分析です。
【本文より】
・クラマーは、自身のごく個人的な怨恨と、正義とをすり替えたのです。
・人間は、自信が正義を行っていると信じているときには、どこまでも残虐になれるものです。
・協調性という名の蟻地獄
・相手の妬みを憧れに変え、自分を生贄にするよりも、生かして仲良くしたほうが得だと思わせられるようになるまで、自分を磨きぬかねばなりません。
・確信という名の甲冑でナイーブで弱い自分の身を包んでいたわけですね。
・歪んでいるのに自分を正義だと信じて、その正義のために周りの人たちを苦しめて。
・諌められている側のネロは、嫌われているとか、失敗をしているといった自覚はなく、避難があってもそれは周りが正しく理解してくれないだけだと思っています。
・ヒトの社会は技術的進歩をいくら遂げても、メンタリティの面では遂行がなされていないというしかないでしょう。
・私たちはまるで「優れていないといけない病」に蝕まれているようです。