ヤマザキマリのレビュー一覧

  • その「グローバル教育」で大丈夫?
    今の私が疑問に感じていることがバシバシ書かれており痛快だった。
    そうなんだよな。グローバル教育ってそういうことなんだよな、と。

    グローバル教育ってなると英語ができて、海外の有名大学を目指したり留学を挟んだりしてグローバルな視点や経験を積んだり、そんなイメージで使われてるけど、ほんとの意味でのグロー...続きを読む
  • パンデミックの文明論

    合成の誤謬

    一部ご紹介します。
    ・かつて、出産は命がけだった。産後のある時期、分娩時の傷からの細菌感染により、二日以上母親の熱が続く。場合によっては死ぬ。
    産褥熱である。これは医師の手洗いによって、防ぐことができる。
    19世紀の産婦人科医センメルヴェイスは「消毒」の重要性を明らかにした。が彼は、当時の名だ...続きを読む
  • パスタぎらい(新潮新書)
    「食文化」というカテゴリーに絞れば、日本の"外交能力"は他国に比べて突出している。  
    そんな日本人であり 日本に生まれ暮らしていることは幸せだと思う
  • ルミとマヤとその周辺(3)
    昭和のノスタルジーなお話です
    人情と偏見とお金の問題の中で
    子供が我慢したり遠慮したりしつつみんな強く生きてます
    続編希望してます
  • イタリア家族 風林火山(分冊版) 【第1話】

    実際

    実際、ものすっっっっっっご、大変なんだろうなぁ…。それでも、結局殺伐とせず笑いの漫画にできるのが凄い。
  • オリンピア・キュクロス 1

    運動競技会の意義とか

    争いではない競技について、ナイーブな青年が悩みながら、戦後復興期の日本のメンタリティを参考に育っていく話、なのかな?

    作者の描く壺が美しく、見惚れてしまいます。
  • とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書
    著者が呼ぶ「マザー」、自分の中のうちなる指針はよくわかる。自分の中のその存在がだんだん小さくなり聞こえなくなってきたことも。好きなことせず、我慢を重ねているからだろう。
    「自分でも嫌になるような、消化不良の毒気のあるものは、母親の責任としてこの子の前では絶対に出さないと決めた。」とある。本当にこれこ...続きを読む
  • パスタぎらい(新潮新書)
    食事、生活を見直そうと、オーガニックという言葉が行き交うこの時代に、大声を上げてスナック菓子の美味しさを伝える作者。人を惹きつけさせ面白く感じさせる作者の自己主張こそがこの作品の魅力だと思います。
  • パスタぎらい(新潮新書)
    17歳でフィレンツェに留学、イタリア暮らし35年。海外生活の長い筆者の日本食とイタリアほか世界の食に関する多彩なエッセイ。

    紀行と同様、食に関するエッセイは難しい。おいしさを伝えるだけでは単なる自己満足、表現力のほか独自の切り口がなくては読者の心は動かせないように思う。

    日本のナポリタンをイタリ...続きを読む
  • スティーブ・ジョブズ(1)
    「Macintosh」「iPhone」「iPad」を生み出した男
    スティーブ・ジョブズ。

    良くも悪くも、ジョブズの人となりがよくわかる。
    原作も読んでいるが、こちらの方が分かりやすいし、原作に忠実である。

    日々、氏の創ったもので仕事を生み出しているものとして
    感謝を込めて。
  • オリンピア・キュクロス 2

    納得

    「弱ってる人を元気にさせるって意味なら漫画家も医者も同じでしょ」...この部分、まさにそうだなと思います。病気で寝込んでまったく動けなくなっても、漫画があったからへこたれずにここまで来れました。間違いなく。
    多くの人が漫画から力をもらっていることと思います。
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    この人は何者ぞ!?

    無料で読んで頭がパニックになった作品です
    古代ローマへの揺るぎない知識、建築にも詳しく、更にそれを描ける画力がある!!
    普通の漫画家では到底無理な作品です

    そして作者に興味を持ち、本業はイタリアに本格的に学生として勉強に行った画家さん!
    そうなると、宗教、歴史、建築にも詳しくないといけな...続きを読む
  • ジャコモ・フォスカリ 1
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)
    ヤマザキマリ先生の本にはハッとさせられる事が多いです。
    波乱万丈な人生を歩みながら、考え方が自由で縛られていない。
    凝り固まった世間の常識では無い、個人の生き方を見れてとても面白いです。
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
  • パスタぎらい(新潮新書)
    『テルマエロマエ』に大笑いしてはや数年。
    漫画だけでなくツイートでのタイムリーなコメントや、テレビでもご活躍を見るにつけ、多才な人だなぁと思っていたらなんと、テレビでリポーターをしていた方が漫画家として知られるようになるより先だったとは!!どうりで、滲み出る人間力とかアドリブ力は「ホンモノ」。今回は...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 1巻
    久々に読み返した。やっぱり、面白い。お腹を抱えて笑ってしまった。ルシウスが、日本にタイムスリップしてくるときに、お風呂からざばーっと出てくる顔がたまらない。

    ローマの街並みがわかるのもいい。こんな家があったのか、浴場豪華だなぁと、見入ってしまう。ビジュアルでわかるのが、マンガのいいところだ。

    ...続きを読む
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    昭和40年代に、しかも雪深い北海道で、母子で生活するのはどんなに大変だったろうと思う。
    いつも留守の母親。寄り添う姉妹。親戚に預けられる肩身の狭さ・・・なんて、書いていると悲惨かと思いきや、大人になったマリさんは、母の生き方に、どれだけ自分が救われたかを思って、この本を書かれたのだと思うのです。(い...続きを読む
  • オリンピア・キュクロス 2
    この『オリンピア・キュクロプス』は、中学校・高校の図書室に置いて欲しい漫画である
    青春真っ盛りの十代にも、自分の才能と向き合う意義、夢の為に頑張る意味、自分らしく生きる意志、それを考えるためにも読んでほしい漫画だからこそ推薦するんだが、それ以上に読んでほしいのは、漫画を読むと馬鹿になる、と思っている...続きを読む
  • テルマエ・ロマエ 3巻
    ハドリアヌス帝に反感を抱く元老院は、民衆の支持を落とすため、ハドリアヌス帝お抱えの浴場技師であるルシウスの存在を抹消しようと策を凝らします。彼らは、ハドリアヌス帝の命令だと偽って、ルシウスを山賊たちの暮らすヴェスビオス火山の裏手の地方に派遣します。さっそく任地に赴いたルシウスは、山賊たちの襲撃を受け...続きを読む