ヤマザキマリのレビュー一覧

  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

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    投稿者の相談に対してヤマザキマリさんが答えていく形の本。それにしても相談内容が、他人に意見をもらうような内容ではなく、相談の中に出てくる対象と話し合うべき内容が多いのが気になった。人それぞれに悩みはあるけど、考え方のおかしな人もいて、そもそもの物事のとらえ方から考え直した方が良い人が多い気がした。

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    2023年05月07日
  • 妄想美術館

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    アート系作家と漫画家の対談。

    面白いです。

    良く知られている事ですが、二人とも、いまの職業に至るまでの経緯が、なかなか興味深いんですよねぇ。人生を楽しんでいるというか、謳歌している感じです。

    本書のタイトルが『妄想美術館』という事で、最後の方に、それぞれの妄想を活かした美術館構想も描かれていますが、主には、二人のアートに関する思いとか、見方とかの内容です。

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    2023年05月03日
  • 生贄探し 暴走する脳

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    自分の中に湧き上がる正義の“ような”物が正しい事と思わずにいられるだろうか。震える様な使命感に身を任せてしまった事もある。
    今、この本に出会えた事を大切にしたい。
    “他者が自分達を理解するべきではなく、自分達こそ他者を理解するべき”
    日本における“世間体”と言うある意味宗教以上に厳しい戒律。
    今生きている現実を真実で捉えて、『柔らかく』生きていきたい。

    ヤマザキマリさんの選書 エリアス・カネッティ「群衆と権力」

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    2023年04月22日
  • パンデミックの文明論

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    中野信子さんとヤマザキマリさんの対談。普段は対談形式の本はあまり読まないのだけど、この二人の対談は面白かった。ヤマザキさんはコロナの現状をイタリア人である夫とその家族の習慣などからお話をしていて、国が違うと考え方がすごく違うものだと考えさせられたし、中野さんの的確な分析などが読んでいて、心にストンと落ちるものがあったように思う。今後はこういった対談形式の本も読んでみようと思った一冊だった。

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    2023年04月15日
  • 望遠ニッポン見聞録

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    ヤマザキマリさんはテルマエロマエの作者さんというイメージだけでしたが、この本を読んで日本人としての感覚も持ち合わせた外国人な印象でした。海外にいるからこそ見えてくる日本であったり、面白い家族の話であったり、人の温かさや面白さを実感できる一冊だと思います

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    2023年04月13日
  • 歩きながら考える

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    ネタバレ

    パンデミック前は、"旅する漫画家"だったヤマザキマリさんが、パンデミックによって日本に長くとどまったことで、見えてきたこと、考えたことなどをまとめた本。

    地球上の生き物の一種として人類を見たり、予定調和に沿った生き方、発言がよしとされる日本人の特性、慣習・文化を指摘したり、パンデミックの最中、反対する声も多かったにも関わらず、オリンピック・パラリンピックを十分な説明もないまま押し切って開催する政府の姿勢に対する違和感を述べていたりと、社会や人の生き方・考え方に対する深い考察が述べられた本。

    古代から何度もパンデミックが起きているが、人はそれを生き抜いてきた遺伝子を持って

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    2023年04月02日
  • ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

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    「白鳥の群れが頭の上を飛んでいった、感動的だった。北海道って素晴らしい、やっぱりここに移住してよかったよ」

    そんな時私は

    「北海道、リョウコにパワーを与え続けてくれてありがとう、彼女を支え続けてくれてありがとう」

    私は70歳をすぎた祖母が、中庭の梅の木に止まっていた蝉を素手で捕まえた瞬間を見たことがあるが、その時の誇らしげで嬉しそうな、少年みたいな笑顔が今でも脳裏に焼き付いている

    二人でがんばりましょうね

    どうぞいつまでもやさしく、可愛く、素直でいてね。
    神様にお恵みを感謝します、ママはとても幸せです

    なんでも許し、誰でも愛して、誰からも愛されますように(キリスト教的慈悲

    ー涙腺

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    2023年03月18日
  • 歩きながら考える

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    『たちどまって考える』があまり、でしたが、せっかくならこちらも、と思って読んだところ、ずっとよかった。

    「人間というものは、『自分とはこういう人間である』と自らが思い込んでいたり、周囲から思われていたりもしますが、そういったイメージに固執する必要はありませんし、むしろ振り払ったほうがいい。そうすれば、いくらでも臨機応変に置かれている状況に適応できるようになる。」

    「人間の不完全さを認識できさえすれば、欠陥や失敗すらも余裕をもって見られるようになり、逆に腹も立たなくなってきます。人間は本来ならこうでなければいけない、ああでなければいけないと、理想を盛り込み過ぎるのはストレスを溜め込む要因にな

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    2023年03月08日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    あまりにも学びの多い本である

    水不足問題
    イスラエル側に収まるように凸凹線が引かれて
    デコのところに井戸がある
    イスラエルの一人勝ち
    古代ローマから続いている
    ヨルダン渓谷は水に恵まれた水源だけれど、
    水を全部吸い上げてイスラエルのテルアビブまで送る水ビジネスをしている

    この構造は、古代ローマから続いている

    水源を握る=覇権を握る

    ローマ人たちが水道を引いてインフラ設備という
    外交を盾にローマ帝国の領土内に張り巡らせた
    ローマ帝国外から蛮族がやってきたときに
    まず水道を破壊した

    人間と同じ、ドブネズミも水がなければ生きれない

    ルーブルを訪れたわたしは、名画や彫刻の数々の中に、古今東

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    2023年03月05日
  • 世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編

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    未踏の地シリアについて、垣間見れる

    アラビア語
    フスハー 文語
    アーンミーヤ 口語

    ウマイヤモスク
    Damascus 最古イスラム教の礼拝所

    ヤマザキマリの漫画や本は元気が出る
    マンガは視覚的にも楽しめるので絵が絶妙、
    エッセイなどの場合は文字から息づかいが聞こえてくる

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    2023年03月03日
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    ネタバレ 無料版購入済み

    非常に可笑しくて素晴らしいです

    既に定評のある人気作ですが、今回が初読です。評判自体は聞いていて、阿部寛さん主演の映画もヒットしていたのも知っていましたしね。
    主人公はローマ帝国の技師で、公衆浴場の建築でも良いアイディアが出ずにクビになってしまったものの、友人に誘われて入った公衆浴場の床下に潜って……なぜか日本の銭湯に辿り着き、こういう事を何度か繰り返して画期的な浴場を次々と建設しますね。
    この間に色々と出てくるアイディアは現代日本ではさほど珍しくはないんですが、ローマ帝国の人からすれば未来の技術の成果ですから、有益に決まっているんですよね。
    読んでいて何度も吹いてしまい、ギャグマンガとしても非常に良いですね。
    章の

    #タメになる #笑える

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    2023年03月02日
  • 世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編

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    キューバの暮らしが窺い知れる
    物資不足のため配給制度
    社会主義国キューバ
    資本主義国アメリカ

    ジャーナリスト 兼高かおる
    「80日間世界一周」夢溢れるテーマ曲

    南京豆売り
    キューバの音楽

    ヘミングウェイ 老人と海
    キューバ生活

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    2023年03月01日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    今の仕事を辞めようか、悩んでいた。
    仕事内容は自分に合っていないと思うけれど、周りの人たちが良い人たちだから、なんとなく辞めるのは悪いんじゃないかと思っていたけれど、、、
    そんな自分の背中を押すような言葉が文中にあり、「そうだよね、自分に合う場所はきっとある。」と思えた。

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    2023年03月01日
  • イタリア家族 風林火山

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    イタリアの文化をコミカルに、時にシニカルにマンガで読める楽しさがある
    ヤマザキマリのパワルフな人生に触れると
    自分も自然に力が湧いてくる!

    気持ちが晴れるepisode7
    なぜかこのパワー
    加齢と共にグレードを増していくらしい
    ビバいのち!
    彼らからみなぎる若々しい生命力…
    自らの命とエネルギーを謳歌するイタリアの老人たち

    ヨット旅は、本当に実話なのかと思うくらいおもしろおかしい。
    死にたくないよオレというデルスくんの絵がさらにツボ

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    2023年02月26日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    ここしかないと思い詰めるから、
    嵐が来ようが、どしゃぶりになろうが、
    我慢するしか選択肢がなくなって、
    つらくなるのであって、なんか違うなと思ったら
    パッと離れたっていい

    義理堅い人だと
    お世話になった人たちを裏切るみたいで、自分だけ離れるなんて申し訳ないと思うかもしれない。でも、あなた自身が生き生きとやりたいことをやっていたら、周りも納得するはず。そうなったら、また、改めてご縁ができるかもしれない。

    人間というものは、自分の価値観が全てだと思い込んでいるうちは、それ以外の価値観は間違っていると思うから、とにかく偉そうになるし、下手すると、自分が傲慢になってることさえ気づけません

    人生な

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    2023年02月19日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

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    この本は「仕事にしばられない生き方」というタイトルから仕事に関する本だと思って読みましたが、マリさんのあとがきによると
    「私がお金とどのようなつき合いを今までしてきたかという内容」だそうです。

    マリさんの仕事遍歴ももちろん書いてありますが、内容としてはお金とのつき合い方だったようです。

    仕事は十六歳でチリ紙交換のアルバイトを始め、十七歳で留学したフィレンツェでは、似顔絵描きのアルバイト露天商の売り子、観光客相手の店で日本人相手の通訳。
    二十九歳で未婚でデルス君を出産されてからは日本に帰国してイタリア語の講師、イタリア料理の紹介など十足のわらじ。そして十二歳年下のベッピーノと結婚されてエジプ

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    2023年02月10日
  • テルマエ・ロマエ 1巻

    jn

    購入済み

    最高

    テンポが最高。お風呂技師さんが、日本各地に転生?して見たものを、ローマ帝国で再現するというシンプルな内容ですが、主人公の性格が真面目なのもあって、かなりシュールで笑えます。巻末には注釈コメントもあり、ローマ事情にも詳しくなれます。

    #タメになる #シュール #笑える

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    2023年02月09日
  • パスタぎらい(新潮新書)

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    今山崎マリさんにはまって色々読んでいるところ。
    食にまつわるこちらのエッセイも、とても面白かった。
    本当にユニークなお人柄。
    そして、とても読書家であることから、文章がとても上手であり、幅広い知識の持ち主であると感じる。
    でもそれをひけらかす感じもないのが、良いです!

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    2023年01月30日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    知の巨人2人が語る、昆虫から勉強することまで。
    養老先生の「バカの壁」にもつながる?思想が面白かった。勉強ばかりすると…が印象的だった。

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    2023年01月24日
  • イタリア家族 風林火山

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    ネタバレ

    とてもおもしろかった!
    今ヤマザキマリさんに嵌っているのですが、なんというユニークな方なのでしょう。
    お母様もかなりユニークな方のようですので、この方の著書「ヴィオラ母さん」も読んでみたいです。
    それにしてもこのような一見はちゃめちゃなイタリア家族とやっていけるのはヤマザキさんくらいでないと難しいでしょうね、、、本当の意味でのインターナショナルな方なんだと思います。

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    2023年01月18日