ヤマザキマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
100分de名著『砂の女』の解説者でヤマザキマリさんの解説を聞いてから、彼女の聡明さ、気づきもしなかった視点へ光を当ててくれるトークに惹かれていた。今回はその彼女の人生経験をもとに書かれた本なので、どのページにもハッとする意見が散りばめられていて(時にユーモアもあり)、手に取って良かったと思える1冊だった。
※その言葉をノートに書き留めて、今の境遇に甘えてしまいそうな時に見返したくなる。
私が今日本を離れて暮らす身だからなのか、この本は、日本の当たり前が通用しない環境に身を置くことで経験する刺激を和らげ、肯定し、ドンと背中を押してくれる。
日本の外を知らずに読めば、読後感もまた変わってきたよ -
Posted by ブクログ
本棚の置きたい一冊
何度も読み返したい一冊
ヤマザキマリさんの母、リョウコさんの話は、ラジオで何度か聞いていた。
この本を読むと、リョウコさんのことがもっと知れるし、
そんな母でもあり、1人の人間でもある人を、
娘として、とっても温かい目線で言葉が綴られている。
ヤマザキマリさんもとてもパワフルなのに、
それを遥かに超えるリョウコ
自分は独身で、なかなかうまくいかない事ばかり。(自分の中でも独身であることがなんだか引っかかっている。)
少し勇気をもらったり、
逃げ腰だが、「もういいの、、、。」と悲しいけど思ったり。
育児日記もとても素敵だった。
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Posted by ブクログ
『テルマエ・ロマエ』の中では、私はこの巻が一番好きです。11~13話の温泉街エピソードは作中最高傑作だと思います。
ルシウスが「皆が平和に暮らせる」案を煮詰めるために現代日本の温泉街に飛ばされますが、まずルシウスの浴衣姿が良いですよね。カラコロカラコロ。
温泉まんじゅう美味しそう。ローマの通貨と両替してくれた男の人たち、いい人ですね。
極め付けは、やっぱラーメンでしょう。絵も美味しそうですが、ルシウスも美味そうに食べますね。
面白かったのは支払いの場面。それはまあ、金色に輝いていて、わざわざ真ん中に穴を開ける手間の掛かっているお金があったら、「価値の高い」通貨に思えるでしょうね。
あと山賊だけ -