ヤマザキマリのレビュー一覧
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出会えて良かった本。
パンデミック下で書かれた『立ち止まって考える』を経て、コロナ発生から数年後の世界を見つめて書かれたもの。
様々な国を経験したことにより日本の強い同調圧力に屈しない筆者は、予定調和を盲信しすぎている日本人、そして現代の人間に警笛を鳴らす。
多くの日本人が想像する「当たり前」「常識」「こうあるべき」を裏切ってきた人生だからこそ生まれる発想は読んでいて多くの気づきをもたらしてくれた。
特に家族という仕組みで想定されているものが狭すぎる話や他人に期待しすぎない話などは身につけたら生きやすくなるだろうと思った。
一方、西洋的近代化を強めに否定されている印象でやや過激な部分がある -
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望遠ニッポン見聞録
著:ヤマザキ マリ
出版社:幻冬舎
幻冬舎文庫 や 35 1
外国から、日本を遠目で見るというのでしょうか。
体験記と称していないのは何故?
ヤマザキマリは、昭和42年生まれで、高度成長期のウォークマンやら
兼高かおるの「世界の旅」とか、ポケモンカードゲームとか、けっこうかぶっていて、あるある感が。
「おしん」あったなあ、という感じです。
TVなどで、耳どしまになっているところに、彼女がぶつけてくる生のエピソードは違和感と臨場感とで、抱腹絶倒のかぎりです。
外国からニホンを見た世界と、それにかぶって、漫画が挿絵としてはいっています。
日本人と、外国人も、滑稽なほど、 -
Posted by ブクログ
人生に光を与えてくれる名言や、自分の人生の支えとなる言葉は、ラテン語や古代ローマの思想に通じていることを知った。
自分の人生を明るくするため、自分の人生を切り開くために、そのような言葉を誰もが求めているだろう。
自分の人生を明るくしたい。
自分の人生を良くしたい。
これは誰もが抱く願いである。
しかし、なかなかうまくいかないのが現状であろう。
その中でも、少しでも自分の人生に未来や希望を持てるようなマインドセットを身につけるために、古代ローマは役立つ。
人は言葉で思考する。
だからこそ、言葉を洗練させることが大切である。
言葉をもって思考するからこそ、その言葉が力強く、美しく、そして現実に即し -
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コミック本が面白いヤマザキマリさんのエッセイ本。心に響く箇所がところどころある。私には彼女のような才能はないが、同じように早いうちに家を出て、家どころか国まで出て渡り歩いてきたから共感する部分が多いことといったらありゃしない。
ヤマザキマリさんも母親はシングルマザーで、働くお母さんの家庭で育った長女。
母親とヤマザキマリさん
そしてその息子さんが程よい距離を保っている章
“早いうちから親に頼れず、心細さを補う手段を、学校などの社会生活の中から見つけ出す訓練をして育った子どもは、おそらく自立が早くなる“
はい、まさにソレ
この本にはいくつも的を得ていることが述べられているから幾度とな -
Posted by ブクログ
100分de名著『砂の女』の解説者でヤマザキマリさんの解説を聞いてから、彼女の聡明さ、気づきもしなかった視点へ光を当ててくれるトークに惹かれていた。今回はその彼女の人生経験をもとに書かれた本なので、どのページにもハッとする意見が散りばめられていて(時にユーモアもあり)、手に取って良かったと思える1冊だった。
※その言葉をノートに書き留めて、今の境遇に甘えてしまいそうな時に見返したくなる。
私が今日本を離れて暮らす身だからなのか、この本は、日本の当たり前が通用しない環境に身を置くことで経験する刺激を和らげ、肯定し、ドンと背中を押してくれる。
日本の外を知らずに読めば、読後感もまた変わってきたよ