ヤマザキマリのレビュー一覧
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日本人が他人と比べて劣等感や妬みを持つ理由を、古代ローマと比較して解き明かしていきます。日本と古代ローマ、国民性が似ているという点が以外で面白く読んだ。日本人の真面目さや親切さは、実は他と差を生まないための仮面で、本当は差ができたときの村八分や魔女狩りを恐れているという洞察はなるほどと思った。コロナ...続きを読むPosted by ブクログ
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糸井重里さんがかつて書かれた
>しかし、思えば「あら探し」だらけの世の中で、あらを探される側になっているということは、ものすごいことだよ、と言えるよ。がんばれ、「あら探されてる」やつら。
ということばが、こころのすみっこで「お守り」になってくれてます。
本書を手にとったのは、それに似た救いを求めて...続きを読むPosted by ブクログ -
友人に薦められて読んだけど、面白くて1日で読み終わってしまった。いろんか家族の形があって正解なんだなと気持ちよく思った。
何かに楽しく打ち込んでいる人は周りもそうなりたいという気持ちにさせるし、応援もしたくなる。世界のどこにいっても生きていけると思えるのはすごい財産だと思う。
おススメです。Posted by ブクログ -
まっしぐらに生きることを謳歌
それが著者ヤマザキマリさん(「テルマエ・ロマエ」の作者)、のお母さん。
そんな彼女の人生を綴った娘・ヤマザキさんのエッセイ。
昭和35年、27歳。新設される楽団に入るため、楽器だけを持ち、東京の実家と会社を飛び出し、見知らぬ土地、札幌に赴く。
親は子供にとって「...続きを読むPosted by ブクログ -
人生いろんな悩みがある
綺麗事過ぎず、でも説教がましくなく
客観的に冷静に悩みにコメントしている。
回答でもない感じがちょうど良く
サクサク楽しく読めた
みんな色々あるから自分も頑張ろう
そう思える本Posted by ブクログ -
最近、トーキョーポリス編が長いし、久しぶりにお孫さんじゃない方の教授との再会。 トーキョーポリスでの友人もできて。 私はデメトリオス自身に勇気をもらえる。 こんな友人がほしい。 いや、ページを開けば友達か。Posted by ブクログ
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どの本もとても示唆に富んだもの。各解説者も深い考えを持っていて、大変勉強になりました!番組も含めオススメですPosted by ブクログ
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忖度か、同調圧力か、権力の逸脱か。最近、表現の自由が失われつつある風潮がある。26人の研究者、作家、芸術家、ジャーナリストが自由について考察し、声をあげる。Posted by ブクログ
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面白かった。
前半の漫画家になる前の話に関しては、あまりにも子ライオン教育で驚いた。こうして育ったマリさんの話は読んでいて息苦しささえ感じるほどに怒濤の苦労の連続であった。
私も大人になってからお金には非常につらい思いをしたことがあるため、その辛さをより過去の我が身の経験として思い出してしまったのか...続きを読むPosted by ブクログ -
古代ローマ人が現代日本の、それも銭湯へと時間跳躍をすると言う奇妙だか面白い設定。
映画化などもしているのでご存じの方も多いのではなかろうか。
文化の違いを背景にした独特な諧謔が楽しく、また風呂にまつわる古代ローマや日本の薀蓄がふんだんに盛り込まれているためちょっとした知識欲をも満足させてくれる。...続きを読む -
文化には人を支える力がある。
想像力と創造力を養い、大勢の心に届くものが作れるといいな。
貧困に喘ぐトリトニアの人々の様子、
狭い学内でのイジメやタリバンに通じるものがあるように感じた。
どうか世界が平和になりますように。
私は仕組み自体に疑問を持つけれど、そこからの取り組...続きを読む -
本書で書き留めておきたい言葉
「危機的な状況がおこれば、はみ出し者は生贄に捧げられてしまう、ヒトはそういうことをしてしまう生き物だから、知性でそれを押しとどめる必要がある」
「人間にはさまざまな解釈やものごとのとらえ方があるのだということを認めさえすれば、今後生きていくうえで全てを受け入れ、毅然...続きを読むPosted by ブクログ -
集団の中で多様性を許容せず、異質な存在を排除しようと常に生贄を探している、それをせずにはいられない。日本は強烈にその傾向があると思う。正義を振りかざし、他者を攻撃することで喜びを得る。下品である。
日本人は他国の人間よりスパイト行動(自分が損してでも他人を貶める行動)が顕著であるそうだ。それが協調を...続きを読むPosted by ブクログ -
読者の私はいわゆる世間一般の「普通」人生から外れた生活をしている。30代だが、独身だし、パートナーもいなければ、貯金もほとんどない。自分の選択だし、現状に満足しているのだが、ふと急に不安になって眠れなくなる事もある。そんな時にこの本に出会ってほんの少し心が軽くなった。悩める日本女性のための、とあるが...続きを読む