ヤマザキマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死生観が斬新で衝撃的だった。
人間も虫や他の動物たちと同じで、生まれた時から死に向かって歩いている。広い宇宙から見れば、人の命も虫の命も同じ一つの命であり、それがいつかなくなるのは自然なこと。だからこそ命は尊いものであり、今生きているのだから精一杯に生を全うしようと思えた。
大切な人との別れは辛いものだし、自分がいつか死ぬことも正直まだ想像がつかないが、生をシンプルに受け止められたら、死についても自然に受け容れられるような気がしてきた。
ヤマザキマリさんの捉え方はスケールが大きくて、身近な悩みがどれもちっぽけなものに思えるから好き。読むといつもすっきりするし、ただ今を生きよう!と思える。
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Posted by ブクログ
ちょっと一風変わった母親を持った身としては、分かりみが深すぎて、抱腹絶倒しながら読むことを禁じ得ない、しかも本当に、愛に溢れた書。
普通の人と違うことをするから、変人扱いされることが多いんだけど、変わらぬ自分なりの信念を持っていて、愛情は誰よりも深い。
あとがきで、少し認知症が進行してきたから、この本を一緒に笑って読んでは貰えないけれど、いっしょに居られるだけで幸せ…みたいなところに、涙が溢れた。でもきっと、ヤマザキマリさんが連載されていた『立っている者は母(リョウコ)でも使え!』はちょくちょく読まれていたのだろうし、ヤマザキさんの気持ちは十分伝わっていると思う。。 -
Posted by ブクログ
他者をどれくらい慮れるか、
それが人間であろうと動物であろうと、
つまり利他性こそが人間という生体の成熟を意味するんじゃないだろうか
ヤマザキマリさんの
夫、ベッピーノさんの言葉だ。
シリアでロバの死骸が路上に放置されていたのを見て、呟いたそうだ。
荷物を運べなくなったから
捨てる。人間の役にたたなくなったから。
そんなの、間違った考えなのは明白なんだけど、
そこで猫と自分の関係について
思いを馳せるのが
ヤマザキマリさんだ。
自分の心が満たされるから猫と暮らしてきたんじゃないのか、と。
猫と暮らすことは、
古くから世界中の人々が
してきたことだ。
暮らしてみると、
猫が与えて -
Posted by ブクログ
手に取り、読み進み...
「なんか理屈っぽいなぁ〜」なんて思いながら読み進んでいました。
老後対策どうしようと思って読んでいるのに...
まっ最後まで読んで見るか...って感じで読み進みました。
賢く理論的な展開で進みます。本人の実体験から構成されています。
「年老いること」を前向きに捉え、今まで読んだ「老後の・・・」etcとは全く別物のように感じました。
メメント・モリ(死を思え)&カルペ・ディエム(今この瞬間を生きて)
この二つの意味がとても善く理解できた。
(彼女の周りのエピソードから)
自分を肯定して老人力を身につけ逞しく生きるぞ!みたいな気持ちになります。
いい本でした。 -
Posted by ブクログ
ヤマザキマリさんのエッセイ。
とても読みやすいものでした。
ヤマザキマリさんと言えば、テルマエロマエの作者で
少し前までは漫画家さんだと思っていましたが、歴史を取り上げたテレビ番組でお見かけして
こんなに知性があってこんなにしっかり話される聡明な女性なんだと驚きました。
この本でその聡明さの理由がとても良くわかりました。
この本の内容はヤマザキマリさんの生い立ちから現在までにも触れつつ、ビオラ奏者のお母様の旅立ちを通してその死生観や生きる事生活する事を綴っています。
この本を読んで今まで以上に、ヤマザキマリさんに好感を持ちましたし、またこうして絵以外のものも世に出してお考え拝聴したいなと -
Posted by ブクログ
大笑いしたというか、泣き笑いしたというか、傑作でした。
ヤマザキ マリ なぜ、カナなのかなとおもいましたが、けっこう雰囲気ありましたね。
「今回、私なりに試行錯誤してきた仕事遍歴を、あらためて振り返ってみました。」
本人はかなりきてたんでしょうけれども、外野から見ていると、大笑いしてしまう、失礼な気持ちになりました。
本人が貧乏と思い切りよい猛者であるなら、母は、さらにその上をいく猛者なのです。
さらにマリは、人の考えもしないようなすさまじい、仕事をくりかえしていきます。
気になったのは、以下です。
・仕事とは何か、本気でやりたいことなら、思う存分やればいい。ただ、誰にも認めらえず、貧し -
Posted by ブクログ
・芸術との向き合い方
今まで義務教育を通して勉強してきた「芸術」。正直、必要ないものだと考えていた。学びたい人だけが学べば良い、などという碌でもないことを考えていた。
しかし今ならはっきりと、それが間違っていることが分かる。芸術が必要ないなど、あり得ない。芸術には様々な国の言語、歴史、文化、価値観が現れており、それが今現在も時代を超えて我々に形を持ってその意味を伝えてくれている。それが人類にとって(少なからず私にとって)必要なものではない、などと考えていた自分が情けない。芸術はその時代の人々を映した「鏡」である。それがたとえ美しいものでも、醜いものでも。「人間」という生き物を知るには最良で